MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
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青島港内の連絡バス~国際航路の乗船客しか利用できませんが…

2007-06-06 | バス[中華人民共和国]

「MAKIKYUのページ」では最近何度か青島市内の路線バスに関する記事を取り上げていますが、今日は青島港内を走る威東航運有限公司のバスを取り上げたいと思います。

青島発着の威東フェリーに乗船すると青島港内で停泊場所と客運站(ターミナル)が離れており、国際航路で出入国審査などが伴う事もありますので、もれなく国際航路乗船客限定の連絡バスに乗車する事が出来ますがこの連絡バスは写真の「威東航運有限公司」という社名とロゴが描かれた写真の長江製車両(これは威東フェリー乗客限定かと思います)をはじめ、MAKIKYUが下船した際には青島港が保有していると思われる宇通製低床車(これはもしかしたら下関発着のフェリー乗下船時にも乗車できるかもしれませんが…)なども活躍しています。
(MAKIKYUは写真のバスが混雑していたので見送り、後続のこちらに乗車しました)

これらのバスは青島市内では路線バスでも少数派の空調付きですので、中国を走る市内バスのレベルを考えると港内短区間を走るにしてはハイグレード過ぎる車ですが、どのバスに乗車できるかはその時のお楽しみです。

また余談ですが威東フェリーの乗下船時は韓国側の仁川港(第2ターミナル)でもターミナルとフェリーの間はバス連絡となっており、こちらでも威東フェリーの現代AEROCITYに乗車できますので、レアなバスに興味のある方はこちらも注目です。

ちなみに威東航運有限公司とは、MAKIKYUが先月中国へ行く際にも利用した韓国・仁川~中国・青島と威海(山東半島北部にある都市です)の間にそれぞれ週3往復の国際フェリーを運航している会社です。
(同社HPはこちらをクリック)


青島市内を走るトロリーバス(2)~新型車両でも空調は…

2007-06-04 | バス[中華人民共和国]
先月「MAKIKYUのページ」では中国山東省・青島市を走る無軌電車(トロリーバス)に関して取り上げ、5路(現在工事中の青島站に代わって列車が発着している仮ターミナル・四方站の近くを通る系統です)や2路といった青島火車站を起点とする路線で使われている車両は先月取り上げた旧型車が主体ですが、時々多少新しい感じの車両も出没します。
(新しいといっても青島の中での話で、北京などに続々と導入されている車両などに比べれば全然新しくありませんが…)

この車両はMAKIKYUも4月に青島を訪問して5路に乗車した際に一度遭遇し、旧型に比べると多少良い車両という感がありますが、これでも夏場は避暑地として賑わう土地柄や、運賃(1元均一)という事もあってか旧型と同様に空調は装備されておらず、南方の都市(上海など)で多数が運行されている空調装備のトロリーバスに比べるとグレードは劣ります。

ただ中国では居住性や騒音、環境面などで優れているとはいえ、走行路線が限られる事や一般のディーゼル汽車(バス)も以前に比べて随分改善されている事もあって全般的にトロリーバスは減少傾向にあり、一般の汽車に置き換えられる事例も多数存在していますし、青島でもトロリーバスの系統で汽車が併用されている姿も少数ながら目撃していますので、青島のトロリーバスは少数勢力ですが、写真の車両をはじめ末永い活躍を願いたいものです。

晴れて全通・箱根ロープウェイ~今では旧型の姿を見る事は出来ませんが…

2007-06-03 | 小田急グループ

 

今年は小田急電鉄開業80周年、更にはその看板列車でもある特急ロマンスカーの元祖ともいえる存在で、日本の鉄道史にも残る名車SE車(3000形:現在は退役していますが、1編成が海老名で大事に保存されています)運行開始から50周年という節目の年であり、これを記念して現在活躍しているロマンスカー7000形(LSE)の一編成がバーミリオンオレンジの旧塗装に復元される事は、小田急電鉄HPでも公式ニュースリリースが出ていますので、ご存知の方も多いかと思います。

また小田急にとって節目の年とも言える今年は、ロマンスカーの主たる目的地の一つでもあり、小田急グループの交通機関や観光施設などが多数存在する箱根エリアにおいても、箱根ロープウェイ全線が営業再開した事も忘れてはなりません。

という事で、今日は箱根ロープウェイの画像を掲載すると共に、ロープウェイの過去に関しても少々取り上げたいと思います。

箱根ロープウェイは1959年に早雲山~大湧谷間が開通、その翌年には残る大涌谷~桃源台間が開通し、箱根周遊には欠かせない存在ともいえる交通機関ですが、近年は老朽化や輸送力不足が目立ち、また気象条件や構造的な理由によって運休も多発していた様で、これらの対策として近年、スイスやオーストリアなどで実績のある新型(複式単線自動循環式(DLM)フニテル)への架け替えが行われ、2002年には早雲山~大涌谷間でこの新型ロープウェイが運行開始しています。

その後暫くは大涌谷を境に新型と旧型が混在する状況で、旧型で統一されていた頃と異なり大涌谷での乗換えが必要となりましたが、新旧双方のロープウェイを楽しめる一石二鳥ともいえる状況となりました。

しかしこの形態も長くは続かず、昨年5月末をもって大涌谷~桃源台間の旧型ロープウェイは運行を終了し、新型への架け替えに伴い1年間はバスによる代行輸送となりましたが、つい先日(1日)架け替え工事が終了し、晴れて全線が新型ロープウェイで運行再開となりました。

この新型ロープウェイは旧型に比べて輸送力が大きく、また展望も優れ強風にも強いなど、安定した輸送とロープウェイの付加価値向上という両面で優れ、箱根エリアの観光をより魅力的なモノにする事は間違いなく、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も近い内に登場する復活旧塗装のLSEをはじめ、各種のロマンスカーやブルー帯を纏った通勤車両といった魅力的な小田急線の電車で箱根エリアへ足を伸ばされる機会がありましたら、是非新しくなった箱根ロープウェイにも足を伸ばされては如何でしょうか?
(こんな事を言っているMAKIKYUも一応神奈川県民の一員でありながら、大涌谷~桃源台間はまだ旧型しか乗った事がないのですが…)

写真は現行の新型ロープウェイ(写真は早雲山~大涌谷間を運行しているロープウェイ)と、かつてのロマンスカー旧塗装を思い出させるバーミリオンオレンジの塗装を纏った在りし日の旧型ロープウェイ(現在この姿を見る事は出来ません)です。


ようやくネット環境が… & リンク先サイト追加のお知らせ

2007-06-01 | Weblog

皆様、今日も「MAKIKYUのページ」へアクセス頂きありがとうございます。

MAKIKYUは最近首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)からようやく保釈され、現在は一神奈川県民として横浜の某所に生息していますが、保釈(転居)後は状況が変化した事もあって慌しくなっています。

横浜に移った後はネット環境がしばらく確保できなかった事もあり、「MAKIKYUのページ」更新頻度も大幅に低下する状況でしたが、ようやくネット環境も確保できる状況となり、取り上げたい記事も多数ありますので、多忙な状況では毎日更新は厳しいかと思いますが、今後ボチボチと更新に努めて行きたいと思いますので、今後も引き続き宜しくお願い致します。

また記事タイトルにもあります通り、本日より従来からのリンク先サイトである「ワンダーフライヤー」管理人m-wonder様が新たに開設されたブログである「鉄」モノぶろぐ へのリンクを開始致します。

このブログの内容は名前の通り、「鉄」モノ、「バス」モノ、鉄道関連グッズを集めたコレクターブログで、URLは以下の通りです。
http://tetsumono.jugem.jp/

このブログへのリンクにつきましては、トップページのBOOKMARKに1週間~10日程度は周知期間として掲載するほか、リンク集(1)から随時リンク可能です。

この他にリンク先サイトであるdazhao様の「北京公共交通630路」が「KD87071」に名称変更となりましたので、こちらもトップページのBOOKMARKに周知期間として1週間程度掲載します。(リンク集0からは随時リンク可能です)

なお「MAKIKYUのページ」では鉄道・バス関連サイトや韓国・中国関連サイトをはじめ、それ以外の内容を取り扱ったサイトを含めてリンク先サイト様を引き続き募集しておりますので、「MAKIKYUのページ」へのリンク希望される方はコメント欄或いはメール(連絡先は「このページについて」の項目に記しています)にてお知らせ下さい。


韓国鉄道1000系(中期形)~少々古いタイプはデザインも…

2007-06-01 | 鉄道[大韓民国・広域電鉄/地下鉄等]

「MAKIKYUのページ」でも先月取り上げた韓国鉄道(KORAIL)の地下鉄1号線直通各線で活躍している抵抗制御車・1000系ですが、以前に取り上げた車両はこの形式では最も後期に増備されたタイプで、その後に登場したVVVFインバーター制御車・5000系とほぼ同等のデザインが特徴です。

ただ現在運行している1000系は他に80年代後半~90年代にかけて製造された写真のタイプの車両も走っており、こちらは四角い印象を受ける前面窓と、運転席部分側面に小窓が設けられたデザインが特徴です。
(ちなみにこのタイプの車両はKORAILのみに導入され、ソウルメトロには存在していません)

またこのデザインの車両も先日取り上げたタイプと同様に行先表示器のLED化や塗装変更が行われており、写真の塗装以外にKORAIL民営化後の新塗装(このタイプにも余り似合っていない気がします)に改められた車両も多数存在していますが、このタイプの車両はかつての横須賀線を思い出させる旧塗装(紺色とクリーム色のツートン:日本では今でも千葉地区などで見られます)を纏っていた事があり、車両によっては2度の塗装変更を経ているのも特徴です。

あとこの車両が退役する頃(韓国では大規模な更新工事を行わずに25年程度で廃車にする事が一般的です)にはかつての塗装を復刻して走らせれば良い気もしますが、現地での反応がどの程度のものになるかは未知数で喜ぶのは専ら日本人という気がしますし、初期型が退役した際にも営業車で旧塗装リバイバルはない状況でしたので、(鉄道博物館収蔵品ならありますが…)実現は厳しそうです。