又々ためしてガッテンより・・・・
この番組、45分の番組なのですが、緑内障という言葉が出たのが番組開始後10分以上経ってから・・・・
そこまで引っ張るかとも思いましたが、私は早々に緑内障だろうと見当が付きました。そして当たりました(^O^)
しかし知らなかったことも大変多く、あらためて勉強になりました。
番組開始早々、取材班が街行く人に声をかけて目の検査に誘っていました。そして76人が検査に応じ、うち2人が緑内障の初期段階と診断されました。しかし、2人とも自覚症状は全くなかったそうです。
緑内障の原因は主には、眼圧が上がることと言われています。
眼圧が上がると、眼球内部が圧迫されます。その圧迫に弱いのが実は盲点なのです。
網膜に張り巡らされている視神経は盲点に集まって、そして視神経の束(120万本もあります)が脳とつながっています。
盲点に集まった神経が外に出て行く構造上、盲点は凹んでいます。その部分が高い眼圧にされされると視神経が傷み、信号が通らなくなるので傷んだ視神経の部分の視野が失われます。
というのが緑内障です。もっとも日本人には正常眼圧緑内障が多いですが・・・・
失われる視野にはほぼ一定のパターンがあり、視力の良い黄斑部は最後の最後まで緑内障に冒されないそうです。これは幸いなことですね。
その黄斑の上下に当たる部分から緑内障が進んでいくことが多いようです。
そして本来なら光を感じないため真っ黒に感じ・・・るのであれば、緑内障に罹れば誰だってすぐ気がつきます。
それが気がつかないんです。だから、物に当たったり自転車を除け損ねたりします。
どうして気がつかないのか、大変興味があったところなんですが、それは感知できない視野の部分を脳が補正する、見えていない部分は多分こうなっているだろうと想像した像を脳で合成し、あたかも見えているように患者に錯覚させてしまうのが、自覚できない原因らしいです。
脳が合成する像は、風景など静止画を元にして、多分こうなっているだろうと先回りして像を作ってしまう。それとしっかり見える黄斑部は最後まで健全なので、周辺視野の像が少しおかしくてもなかなか認知しにくいだろうと思います。
像を脳内で合成、あるいは補間するというのは緑内障に限ったことではありません。
目で見て脳で認識している画像のデータ量は、視細胞から発せられる信号より圧倒的に多いそうです。視細胞から視神経を通って視覚中枢に至るまで二度データ補間を行い、最初の信号の約30倍にまで増やす仕組みになっているそうです。
データ補間がなければ風景がギザギザに見えるのかもしれませんね。
もう一つ面白いのは目は脳から分化すると言うことです。
受精卵が分裂を起こして各器官に分化していきますが、脳の発生初期において脳の一部が膨らんでそこが延びていきます。そして延びた先が目になる、目は言わば脳の支店とも言えるそうです。
この番組、45分の番組なのですが、緑内障という言葉が出たのが番組開始後10分以上経ってから・・・・
そこまで引っ張るかとも思いましたが、私は早々に緑内障だろうと見当が付きました。そして当たりました(^O^)
しかし知らなかったことも大変多く、あらためて勉強になりました。
番組開始早々、取材班が街行く人に声をかけて目の検査に誘っていました。そして76人が検査に応じ、うち2人が緑内障の初期段階と診断されました。しかし、2人とも自覚症状は全くなかったそうです。
緑内障の原因は主には、眼圧が上がることと言われています。
眼圧が上がると、眼球内部が圧迫されます。その圧迫に弱いのが実は盲点なのです。
網膜に張り巡らされている視神経は盲点に集まって、そして視神経の束(120万本もあります)が脳とつながっています。
盲点に集まった神経が外に出て行く構造上、盲点は凹んでいます。その部分が高い眼圧にされされると視神経が傷み、信号が通らなくなるので傷んだ視神経の部分の視野が失われます。
というのが緑内障です。もっとも日本人には正常眼圧緑内障が多いですが・・・・
失われる視野にはほぼ一定のパターンがあり、視力の良い黄斑部は最後の最後まで緑内障に冒されないそうです。これは幸いなことですね。
その黄斑の上下に当たる部分から緑内障が進んでいくことが多いようです。
そして本来なら光を感じないため真っ黒に感じ・・・るのであれば、緑内障に罹れば誰だってすぐ気がつきます。
それが気がつかないんです。だから、物に当たったり自転車を除け損ねたりします。
どうして気がつかないのか、大変興味があったところなんですが、それは感知できない視野の部分を脳が補正する、見えていない部分は多分こうなっているだろうと想像した像を脳で合成し、あたかも見えているように患者に錯覚させてしまうのが、自覚できない原因らしいです。
脳が合成する像は、風景など静止画を元にして、多分こうなっているだろうと先回りして像を作ってしまう。それとしっかり見える黄斑部は最後まで健全なので、周辺視野の像が少しおかしくてもなかなか認知しにくいだろうと思います。
像を脳内で合成、あるいは補間するというのは緑内障に限ったことではありません。
目で見て脳で認識している画像のデータ量は、視細胞から発せられる信号より圧倒的に多いそうです。視細胞から視神経を通って視覚中枢に至るまで二度データ補間を行い、最初の信号の約30倍にまで増やす仕組みになっているそうです。
データ補間がなければ風景がギザギザに見えるのかもしれませんね。
もう一つ面白いのは目は脳から分化すると言うことです。
受精卵が分裂を起こして各器官に分化していきますが、脳の発生初期において脳の一部が膨らんでそこが延びていきます。そして延びた先が目になる、目は言わば脳の支店とも言えるそうです。