還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

Nスペ「臨死体験」

2014年09月17日 | 雑記帳(その他)
NHKスペシャル「臨死体験」を見ました。人が死ぬとき脳はどう働くのか、また意識とは何なのかを考察した番組で大変興味深く、面白かったです。
生後1ヶ月の赤ちゃんが生死の間をさまよった後生還し、言語を獲得した2歳以降臨死体験を自らしゃべったことなどから、臨死体験はあらかじめ脳に記憶されていて、いよいよ死に至るときには、その体験を経た後に死に行くのではないか、と感じました。内容はそれぞれかも知れませんが、お花畑に囲まれたり、光に導かれたり、大変な幸福感に包まれたり・・・・しながら死に至るようです。幸福感に包まれながら死に行くのなら、死をそれほど怖がる必要はないのかもしれませんね。
臨死体験は一種の夢とも言えそうですが、活動のほとんど停止した大脳皮質で見るものではなく、ギリギリまで活動を保っている大脳辺縁系が見る「万人に共通した夢」が、臨死体験として現れてきているようなイメージです。
10年後にはさらに研究が進んでいるかもしれませんね。

番組の中で意識についても言及していましたが、意識は脳内に意識を司る特定の脳細胞があるのではなく、100億を超える脳細胞のネットワークから生まれるという説が紹介されていて、意識の量を表す数式の紹介もありました。脳細胞のネットワークから意識が生まれるのであれば、意識を持つのは人間だけではなく、動物も持っているだろうし、コンピューターが意識を持つことだってあり得ると説明されていました。