還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

火星がよく見えます♪

2016年06月04日 | 天文・気象
5月31日に火星が地球に最接近しましたが、今でも火星がよく見えています。オレンジ色に輝いていて、瞬きはありません。

昨夜撮影した火星


地球の軌道は円に近い(離心率:0.0167)ですが、火星軌道は太陽系では3番目につぶれた楕円(離心率:0.0934)です。そのため地球に接近する度、その距離は大きく変化し、今回の最接近時の距離は7500万kmです。

地球と火星の軌道
出典はウェザーニュース
うんと最接近する場合の距離は6000万キロ以下、火星軌道が膨らんでいる場所で最接近する場合は1億キロにもなります。

実際の軌道は上の図よりは遙かに円に近くて、地球軌道はほぼ円、火星軌道でも短径は長径の99.6%あります。

今は火星の左側に土星が少し暗く見え、下にアンタレスが見えます。この3つの星は他と比べても特に明るいですが、中でも火星の明るさは格別、マイナス2等星です。
もっとも土星でもゼロ等の明るさ、アンタレスは1等星です。

火星は現在星座の中を東から西に動いています(逆行中)。今月いっぱい逆行し、7月から順行となり、西から東に動くようになります。そしてだんだん暗くなっていきます。
ちなみに土星も逆行中ですが、火星よりはゆっくりした動きです。肉眼ではわからないかもしれません。

8月下旬には上から土星、火星、アンタレスと3つの星が一直線に並びます。その後火星の動きは加速します。

今回の火星接近時の、火星の見かけの大きさの変化です。
出典はウェザーニュース
肉眼では大きさは実感できませんが、その頃にはかなり暗くなりそうです。

今回最接近時の火星の視直径は18.60秒角、太陽の視直径は32分角なので見かけ上、火星の大きさは太陽の103分の1になります。