還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

77回目の外来受診

2022年07月24日 | 手術後の外来診察
4月18日以来、3か月ぶりに滋賀病院で定期診察を受けました。その前は1月18日でしたから、ほぼ3か月ごとの受診になっています。

今回は血液検査、胸部レントゲン、(初めての)尿検査、それに約1年ぶりの心エコーがありました。

待合で測った血圧は、136/70でした。高血圧ではありませんが、やや高め。

血液検査結果
LDLがやや高めだった以外は特になし
赤血球関係が低めなのは毎回です
白血球数が多かった割りにリンパ球は少なかった

年齢とともに、範囲から外れる項目が増えているような気がします。

BNPは30.5でそれほど悪くはありませんが、正常とされる18.4未満はもう4年以上記録していません。

BNPが正常値を超えた場合の判断は
40~100未満   要観察
100~200未満  要精査・要治療
200~500未満  専門医による治療要
500以上     厳重な治療要
とされています。

なぜか18.4~40の間が抜け落ちていますが、要観察未満で放置で良いと言ったところですね。

1年ぶりの心エコーですが、心臓弁4個とも逆流有りとなりました。
12年前に手術した僧帽弁は、(mild)~moderate
肺動脈弁はmild
大動脈弁と三尖弁はtrivial

手術直後の僧帽弁逆流はtrivialだったのが、2016年にはmild、2020年にはmild~(moderate)
今回は(mild)~moderateだったので、moderateよりややmild寄りと言ったところですね。

つまり徐々に悪化しているのです。

肺動脈弁はtrivialとmildを行ったり来たりしています。
大動脈弁と三尖弁は逆流無しとtrivialを行ったり来たりなんですね。全部の弁に逆流有りとなったのは初めてです。

というわけで今回初めて、体にあまり負荷をかけないよう、指導されました。
歩くのは平地だけにして、坂道や階段は避けるようにと・・・

エコーの動画をカラーで見ると、手術直後よりは明らかに逆流が増えています。

ですが自覚症状は特にないので、普通に生活をしながら、様子を注意深く見ていきたいと思います。

今回初めて尿検査がありましたが、塩分摂取量が9.5g/日となっていて、8g/日を目指してくださいと言われました。

血圧が上がって以来、かなり薄味を心がけているのですが、意外に多かったのでちょっと驚きました。