還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

術後7日目--9/21(火)-2

2010年12月05日 | 入院(一般病棟~退院)
リハビリが終わり部屋に戻ると携帯に留守録が入っていました。職場の上司からでまたかけるとのことでしたが、こちらからかけました。
それで、今日の夕方何人かで見舞いに来ていただけることになりました。
シャワーの予約は4時にしていたのでちょうどよかった。
会社から誰かしら見舞いに来てくれるかもしれないと思い、早めの時間帯に予約しておいたのでした。
手術前日(9月13日)以来のシャワーですから8日ぶりのシャワーなのですね。
いやー、最高~~♪
4日目ぐらいに一度体を熱いタオルで拭いていただきましたが、あのときも気持ちよかったです。
シャワー終わって4時半にお茶を汲みに行った帰り、神原先生とすれ違いました。
「あ、こんにちは」
「あ、そうだ、豆パパさん、もういつでも退院できそうだからいつが良いか、考えておいてください」
おー、退院が見えてきましたよ~♪
でも、手術のビデオまだ見せてもらってないし、それ見てからだ。

その後5時の回診の時
「金曜日に退院できますよ」と、これは細羽先生
そういえば、個室にいてまだ熱が出てたときもそうおっしゃってたなあ~~
まだ熱も引いてないし、横隔膜も暴れてるし、でも、これらの症状に効く薬って「日にち薬」しかないんですよね。まあ、ここまで来れば、病院にいても退院しても同じです。
8月23日の日程相談のとき、9月14日手術だと25日か26日(土曜か日曜)には退院できるでしょうと、浅井先生が仰っていたことも思い出しました。その時は半信半疑でしたが、それより早く退院できるなんてねぇ~~

6時、食事の時間です。一口か二口食べたところにナースステーションからコールがかかりました。
「Yさんと仰る方がお見えですが」
「はい、こちらから行きます」
職場(職場外からも)の上司軍団3人でした。
個室ならいったん部屋まで来てもらっても良いのですが、もう大部屋の住人なので来てもらうと他の患者さんに迷惑がかかります。それと、ひとつリハビリの成果を見せてやろうという下心で・・・・(笑)
スタスタと普通にナースステーションまで歩いていったので、案の定ビックリさせてしまいました。でも、これは最先端の心臓外科治療の成果なのですけどね。何も私がすごいのではありません。
「もう普通に歩いてるじゃないですか?」
「ええ、手術の翌日から歩いてますし、皆さんこんなものですよ」
車イスに乗ってとか、思われていたのかもしれません。
食べかけの食事を片付けられたら飢えるので、片付けられないよう看護師さんに頼んでおいてデイルームの隣のデイコーナーに案内しました。

食事時なので全員各自の部屋に戻ってますから、私達で占領してました(笑)
写真では見にくいですが窓側の丸テーブルを囲んで、手術にまつわるいろんなことを説明したり創を見せたり(証拠?)、気胸になったこと、退院が近いことを言ったり、会社の様子を聞いたり、その他話題は盛りだくさんでした。

時間は経って6時半、看護師さんがデイルームに来られて
「豆パパさん、Kさんと仰る方がお見えです」
(ありゃ、聞いてないけど、まあいいや)
「こちらに案内お願いします」
時々駅近くで飲み会するいつもの気のおけない連中4人でした。
上司軍団は入れ替わりにお帰りになりました。
7時頃まで同じ話、違う話等いろいろ喋っていましたが、面会終了の案内が流れ出したのでこの4人もお帰りになりました。それから夕食を食べましたが、さすがに冷めてましたね。

それにしてもシャワーが間に合って良かったです。
シャワー浴びてなかったら私の周りに真空地帯ができたかも(笑)
食事の後妻に電話して退院の日程を相談しました。妻も驚いてましたが木曜か金曜か
・・・・でもビデオ見たいしね ←しつこい

電話の後ナースステーションに行き、看護師さんに退院希望を出しました。
娘にシャワーデビューのメールしたら
「これからお父さんの前で息止めなくてすむ」と減らず口で返してきました。

インフルエンザ予防接種

2010年12月04日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
今日何十年かぶりにインフルエンザの予防接種をしました。

心臓の関係でかかっている病院は予約制で年末近くまでいっぱいとのこと。
家の近くの内科医院に電話で聞いてみると、予約制ではないのでいつでも来てくださいとのことでした。

それで、今朝娘を駅に送りがてら、その医院に行って予防接種してもらいました。
今は皮下注射なんですね。ほとんど痛くなかった。
昔は筋肉注射だった記憶があり、ずいぶん痛かったように思います。

術後7日目--9/21(火)

2010年12月04日 | 入院(一般病棟~退院)
昨夜からほぼ熟睡できるようになりましたが、未明の看護師さんの見回りで目が醒めました。夜の11時過ぎと、未明(4時頃)の2回、見回りがあるようです。
カーテンを開け懐中電灯で照らしベッドにいることを確認されますが、それだけではなくて「生きている」ことの確認のためでしょうか、顔に光を当てます。そのため眩しさで顔を背けたり目を開けたり、何らかの動作があるとOKとなるようです。

入院した直後はそれがわからなくてなんで顔を照らすのだろうと戸惑いがありましたが、10日もいると事情がわかってきます。
未明の見回りの時、せっかくなので手を振ってあげましたよ。
一度やってみたかったんですが、けっこう不意打ちを食らうのでなかなかチャンスに恵まれなかったのですが・・・・ようやく逆襲? に成功♪
看護師さん、面食らったかもしれませんね。

体温は37.0℃---相変わらずです
体重は52.15kg---もうちょい
6時過ぎ、起きたついでにカメラを持って院内探検に出かけました。病棟外に出る許可も出ましたしね。手術室はどこ? ICUはどこ?
車イスに乗って手術室に入ったりICUから退室したりしたわけですが、具体的に一体どこなのか?
車イスによる移動って、どこ通ったのか自分の足じゃないのでけっこうわからないんですよね。

院内の各所に地図が掲げられているので、それを頼りに手術室入り口に辿り着きました。
へっっ、これが入り口のドア?
まるで倉庫の入り口のような鉄製のドア、この向こうが手術室?
あまりにも普通すぎて写真撮りませんでした。手術室という看板もないし・・・・
その隣がICUで、こちらも普通っぽい鉄のドアでした。
ここでは医療ドラマのロケはできそうにありません。

ICUのドアだけ写真撮って、そのまま廊下を歩いて階段から1階に降りました。ついで外来ロビーを突っ切って玄関から外に出ました。あまり遠くには行かない方が良いだろうと思ったので、5分程ゆっくり散歩して部屋に戻りました。万一転けたりでもしたら大事になります。胸骨がずれて再手術になってしまう・・・・
部屋に戻ると点滴スタンドが片付けられていました。

朝食はパンでしたが、デザートは巨峰!!
A君から巨峰もらっているので巨峰だらけです。こういうのって重なるんですよね。

前日だったかそれとも前々日だったか記憶が曖昧なのですが、医学生のOさんが挨拶に来られました。手術の現場見てどうだったのだろう?
リハビリと重なったような記憶があるので昨日だったのかな・・・・

9時になると部屋の移動を告げられました。個室から大部屋に移動することになりました。
ベッドと床頭台はスタッフが次の部屋まで動かしてくれますので私は体1つです。
今度の部屋はD308号室の窓側になりました。外が見えますから開放的で部屋も広く感じます。
さっそく住人に挨拶して回りましたが、今度は私が最年少で術後は私だけでした。
術前にいた部屋の時は私が最年長でした。

それから待ちに待ったシャワーの許可が出ました。
治療方針として術後一週間は感染予防のため、シャワー禁止にしていると聞きました。
シャワーを浴びた方が治りが早いそうです。さっそく予約♪

部屋を移動したのでデイルームに行って妻に電話しようとしました。
電話が通じたとき妻が面白いリアクションをしたために横隔膜がまた暴れ出し、一言も言葉を発することができません。電話の向こうで妻がかけ直したらと言ってます。
それへの返事さえできません。あー、ナサケナイ・・・・
深呼吸を繰り返して横隔膜をなだめ、10分後にあらためて電話しました。

午後1時半よりリハビリの時間、今日もリハビリ室から迎えに来てくださいました。
バイク漕ぎなのですが、今日は
負荷  15W(前回10W)
回転数 50回転/1分--前回と変わらず
時間  20分(前回10分)
という強度です。これで
脈拍    83
酸素飽和度 97~98

きつさはほとんど感じませんでした。もう少し上げても大丈夫かな。

2回目の治療

2010年12月01日 | 歯と口腔内の健康
今日は予約診察なので、待ち時間はほとんどなくすぐ呼んでいただけました。
まず、薬の一覧表を先生に渡したところ、ワーファリンとバイアスピリンの2剤が抗凝固剤のため抜歯はできない。抜歯する場合は処方していただいた病院で診てもらってから歯の治療をすることになるとのこと。
それで、今回は残った歯根を使って何とか被せまで作ってみるとのことになりました。

すでに神経は抜いているので神経管の掃除をしてそこに詰め物をして土台を作り、その上に被せを作ることになりました。
今日は前回と異なる薬を神経管に詰めました。これで痛くならなければ次回、土台を作る治療に入るようです。

逆に言うともし痛くなってしまうと、抜歯するハメになりそうです。
そうなると厄介です。
それにしても丈夫な被せにはなりそうもありません。抗凝固剤の服用が終了すれば、抜歯でも何でも良いのですが・・・・