還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

レコードプレーヤー故障

2015年11月06日 | パソコン・モバイル・オーディオ
1990年代半ばから使っているレコードプレーヤーがついに故障しました。トーレンス社製の、TD520/3012Rというモデルです。
中古品でしたが、当時行きつけのショップの勧めで買い換えて、20年位になります。

その間、トラブルは何度かありました。
買って早々に電源部に接触不良があり自分で改造
一度修理に出す(基板の電解コンデンサを交換)
今年の1月にはコネクタが外れモーターが回らなくなった

トラブルではありませんが、2000年頃に純正強化電源を秋葉原の通販で購入し、2008年頃には超強化電源を自作しました。

と言う経緯を持つプレーヤーです。
今回、メーカーがESOS(Electro Shut-off System)と言う自動ストップ機構が故障しました。

というより、アームリフターが上がったままで、下がらなくなったという方が正確です。底板を取り外してメカを見てみると、アームを下げる機構に使っている電磁石が動作していません。コネクタまでは電圧(DC21V)が来ていますが、その先がどうなっているのか?

底板を外したところ
左下に電磁石を使ったリフター操作メカが見えます。

操作メカを拡大


表のノブを操作してリフターを下げる

正常ならこれでラッチされます。

考えられる原因は
・電磁石コイルの断線
・リード線の断線
・コネクタの接触不良

の3つです。基板部品に電解コンデンサも有ることから、オーバーホールも兼ねて輸入代理店に修理依頼したところ、生産完了品は今年5月から補修部品入手不可とのことで、修理ができない場合があるとの回答をいただきました。電磁石故障なら完全アウトです。

当面は電磁石系の問題なので、もうちょっとじたばたしてみようかと思い、修理依頼はいったん取り下げました。

と言うことで、どんな作戦で行くか、頭を悩ませています。

口腔機能管理の話

2015年11月02日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
昨日、「通院でできるがん治療」という無料の市民公開講座が開催され、参加しました。

第1部は講演で内容は以下の2テーマ。
・怖いけど知っておきたい乳がんQ&A
・がん患者さんの口腔ケアについて

第2部は演劇型式で以下の2テーマ
・外来化学療法の実際
・抗がん剤治療と妊娠

参加者の半数は医療従事者と事務局から報告されました。

話の内容はがん治療なのでここでは割愛しますが、心臓にも関係すると思ったのが口腔ケアのことでした。

心臓血管外科やがんに限らず口腔ケアと入院日数は強い相関があるようで、下に挙げたデータが講演の中で発表されました。千葉大学医学部附属病院による研究成果です。

参加者全員に配付されたレジュメでは判読困難だったので、元データを探しました。


引用元データ ←クリックすると別窓で開きます。

どの科においても口腔機能管理をすることが、入院日数の削減につながっていることが示されています。
心臓血管外科では
非管理群の場合の入院日数 38.6日
管理群の場合        29日
と10日近い短縮が図られています。

口腔機能の管理とは、「単なる清拭だけではなく、歯周ポケット、カリエス、歯根管内、根尖部、顎骨、唾液腺など、専門領域に対する専門的処置により、口腔の機能をできるだけ正常に保つ。」とされています。

私が入院したとき、検査スケジュールの中に歯科検査がありました。幸い虫歯は無かったので予定通りの手術となりましたが、おそらく虫歯だけでは無くて口腔内を総合的にチェックしていたのだろうと思います。