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還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

直ってしまった?

2015年11月08日 | パソコン・モバイル・オーディオ
先日故障したと書いたレコードプレーヤーですが、故障箇所を特定しようといじっているうちになぜか直ってしまいました。全くもってミステリーです。

修理に当たって先に何かコネクターを用意しておこうと思い、ホームセンターに出かけました。ホームセンター内の自動車用部品の棚に手頃なコネクターを見つけ、4個入り1セットを買いました。タブとリセプタクルのセットです。

:調査開始:
基板と電磁石を接続するコネクターを外し、電磁石側のコネクター端子の導通を見れば、電磁石またはリード線の断線の有無がわかります。しかしコネクターが小さくて、テスターのテストリードの先端を触れることができません。それで抵抗やコンデンサのリード線をコネクターに差し込み、測定端子代わりにしてテスターの抵抗レンジで導通を確認しました。

いつも使うデジタルテスターでは500kΩ・・・・やたら大きいですが、無限大にはなりません。ある程度の導通はあるみたい。しかし500kΩは信用できないので、アナログテスターを持ち出してきました。

乾電池を交換し導通を見ると200Ωを示します。500kΩより200Ωの方が信憑性が高いです。リード線やコネクターをフラフラさせてみてもテスターの指示は安定しているので、断線などは無いと思われます。

次にリード線を差し込んだままコネクターを接続し、電圧を測ってみるとDC21V。コネクターを揺さぶってみても電圧は安定しているので、コネクターの接触不良はありません。

印加電圧がDC21Vで、抵抗値が200Ωなら消費電力は2W程度、この大きさの電磁石ならこんなものでしょう。断線がないのですから動かないはずがない??

それではと、アーム操作をしてみるとやはり動きません。どこが怪しいのかと思い、電磁石までの電線のツイストをばらしてみました。ばらして引っ張っても何してもやはり動かない。

そうこうしていると突然正常に動きました。作業開始して1時間後です。オフして再度動かそうとするとまた動かない。何度もOK、NGを繰り返したあげく、ほとんど正常に動くようになりました。かちっとしっかり磁石が動作するし、動作するとモーターをオフするまではどうやっても磁石は外れません。

もうこれ以上やりようがない・・・・

というわけで訳わかんないまま、これ以上いじるのは止めました。全てを元に戻してラックに載せ、動作を確認し終了しました。

:調査終了:

それにしても、修理に出さなくて良かったと思います。

この記事はレコードプレーヤー(TD520/3012R)の故障箇所を特定し、素人修理に挑戦したもので、このプレーヤーのユーザーにもしかしたらお役に立てるかもと思い、書いた次第です。しかし結果的に何もしないまま直ってしまったので、お役には立てなかったかもしれません。

電磁石にかかる電圧はDC21Vというなんとも中途半端な電圧です。普通なら24Vでしょう。実はこのプレーヤーは、AC100Vを外部のトランスで14~15Vに落として本体に供給しています。電源アダプターは単なるトランスです。

入力電圧を15Vとするとこれを直接整流し、電解コンデンサで平滑すると15V×√2=21.2Vになります。DC21Vが正しいのか疑ってもいたのですが、この電圧は正しいと思います。