4月3日午前中に法科大学院の入学式を終えてから、駆け足でイタリアを旅行してきた。
4月4日にミラノ到着、フィレンツェ、ローマを回って今日昼前に成田に戻ってきた。
例によって、車窓から眺めたイタリアのクルマ事情を。
今回一番楽しみにしていたのは、イタリアの風景の中でアルファ・ロメオ・ミト(Alfa Mito)を見ることだった。ところが、残念ながらMITOにはまったくお目にかかれない。イタリアの街を走っているクルマは、ほとんどがFIAT車か、FORD車。グランデ・プント、チンクウェチェント、(僕の大好きな)フォード・フィエスタや先代のフォード・フォーカスなども多い。
上の写真は、4月5日のサン・ジミニャーニョで見かけたフィアット500。イタリアの(というか地中海の)朝の陽ざしの中をまったりとプロムナードしていた。
つづいて、フィレンツェからサン・ジミニャーニョに向かう車中で見つけたプジョー107。トヨタの(先代か先々代の)ヴィッツの兄弟車である。個人的にはヴィッツよりも恰好がよいと思うのだが、日本には導入されていない。
観光地ばかり回ったせいかもしれないが、アルファ・ミトどころか、アルファ147や159すら、ほとんど出会うことがない。高級車ではアルファ・ロメオより、むしろベンツのほうが頻繁に目につく。
そういえば、“ニュー・シネマ・パラダイス”で、有名な映画監督になった主人公の(元)少年が、故郷に凱旋した時も、ベンツに乗っていた。
そして、4月7日、ピエンツァの街中で、とうとう見つけた今回のイタリア旅行中に見かけた、たった1台のアルファ・ミト。他人様の家の庭先にとめてあったので、手前の気が邪魔だけど仕方ない。
やや深い緑色がかったブラック。東京で一回だけ見たときのMITOよりも小振りに見えた。ちょうどヴィッツくらいの印象だった。クルマなんて興味のない女房が「かわいいね」といった。
ひょっとすると許可が出るかもしれない・・・。
そして、下の写真は、シエナの街角で見つけた数少ないアルファ車。これもミトだったのだろうか。
≪ユーロ コンパクト マガジン≫(ティーボ2011年1月増刊)をみると、上のクルマは“アルファ ロメオ ジュリエッタ”(Alfa Romeo Giulietta)というクルマのようだ。顔はMiToとよく似ているが(とくにヘッドライト)、大きさが違っていた。
2011/4/10 記