11月26日(土)。
学会当日である。
開催地は新北市にある輔仁大学。
9時受付開始、9時20分開始。
余裕を見て、8時にホテル(サンワン・レジデンス)を出発。南京東路を中山駅に向かう。
ゆっくり歩いて約10分で駅に到着。
はじめての地下鉄乗車、行先も初めてのところなので、不安はあるが、漢字で書かれた案内は何とか意味が分かるし、いざとなれば筆談と下手な英語で何とかなるだろう、と腹をくくる。
息子に買ってもらってあった地下鉄(MRT)カード(日本のPASUMOなどと同じ)で入場。
(上の写真。上が新しいカード、下は古いカード。<Easy Card>と書いてあった。どちらも使える。500元[約1500円]もチャージしておけば1週間は優にもつ。)
<赤2>の淡水信義線のホームに向かう。
日本と同じで、路線ごとに色分けしてあるので、とにかく赤い色の方向を目指す。
無事、淡水信義線の中山駅ホームに到着。
つぎは行き先を間違えないこと。
淡水方面行きに乗って、2駅目の民権西路駅で乗り換える。
車内の行先案内の電光掲示板で、確認。OK!
民権西路駅に到着。下車。
不思議なネーミングの駅名である。どういう由来なのだろうか。日本には自由民権や大正デモクラシーを記念した駅名などないのではないか。
今度は、<黄4A>の中和新蘆線に乗り換える。
ホームの案内表示で、中和新蘆線の方向を確認。
案内に従って、歩く。
けっこう距離がある。約5分くらいか。
無事、中和新蘆線の民権西路駅ホームにたどり着いた。
しかし、ここが最大の難所である。
中和志新蘆線は「大橋頭」という駅で<4A>廻龍行きと<4B>蘆洲行きに枝分かれする。
ぼくが乗るのは<4A>の方だが、折悪しく<4B>蘆洲行きが先に来てしまった。
これに乗って大橋頭駅で乗り換えるか、次を待つか迷っていると、ホームの電光掲示板に「廻龍行きは4分後に到着」といった趣旨(と了解できる)の案内が流れた。
ホームにはほかにも乗車しないお客さんがいたので、4分待って、次の廻龍行きに乗る。
約20分で、目的地の「輔大」駅に到着。
ひと目で輔大生とわかる若者の群れについて行く。もしこの駅にほかの大学があったら大変だが、駅名が「輔大」と言うくらいだから大丈夫だろう。
こうして、何とか開会の少し前に会場の輔仁大学に到着。(冒頭の写真)
広いキャンパスだが、会場の「野馨楼」は正門を入ってすぐ右手にあった。
受付の辺りで知り合いの日本から来た研究者仲間に出会う。
シンポジウムは夕方5時過ぎに終了し、輔大駅へ。
下の写真は輔大駅のホームの壁面に描かれた絵。
何だろうか。
今朝乗った地下鉄を逆に戻って、中山駅に戻る。
中山駅の駅ビルには新光三越が入っているが、その地下の<鼎泰豊>(ディンタイフォン)で小龍包を食べることにする。
約50分待ちと言われたが(日本語で!)、近くにベンチもあったので待つことにする。予約伝票に「J2」と書いていた。日本人2名の意味だろう。
順番が来るとアナウンスが流れるが、なんと日本語で「1569番の方、用意ができました」とか言っていた。
小龍包、餃子、炒飯に、台湾ビールを飲んでホテルに帰る。
これで、台湾第3日は終了。
2016/12/6 記