学会というと、週末の授業を終えてから現地に向い、その夜はホテルかその近くで夕食を済ませ、寝る。
翌日は朝から開催校に行って終日報告や議論を聞き、夕方の列車で帰京するか、懇親会でもう一泊して翌朝帰ることになる。
慌ただしくて、観光する気にもなれないのだが、数年経つと何処へ行ったのかさえ覚えていないこともある。
そんな訳で、最近は学会に出かけた時は、必ずどこか一か所観光をしてくることにしている。
別府(大分大学)のときは地獄谷、旭川のときは東山動物園に立ち寄った。
今回の京都でも、あまり時間は取れないので、久しぶりに近場で清水寺でも行こうと思っていたのだが、夕方4時半近くに到着したのだが、すでに日は暮れ始めていた。
これでは景色もよく見えないだろうと、断念。
翌日、会場の京都産業大学に行く。
地下鉄烏丸線の国際会館駅で下車し、京都バスで約10分。鞍馬口を過ぎ、岩倉を過ぎ、造成された新興住宅地をどんどん登っていく。
京都産業大学に到着してからも、エスカレーターで高台に上り、さらにダラダラ坂を上って、ようやく会場の建物にたどりつく。
いい運動になったが、その甲斐あって、景色が素晴らしい。これなら、無駄にどこかの観光スポットに行く必要もない。
遠くの山はまだ紅葉していないが、学内の銀杏は黄色く色づき、楓(?)も紅葉していた。
というわけで、今回はどこへも立ち寄らず、帰京することにした。
2009/11/7/pm15:30ころ。京都産業大学で。