1月2日(火)、19時~24時、J -;テレ(地上波10ch)で、ヒロシの “迷宮グルメ 異郷の駅前食堂” が5話連続で新年特集をやっていた。
お気に入りの番組なので、忘れないように年末からスケジュール帳にメモしておいて、5時間ぶっ通しで全部見た。すでに放映されたものの再放送だったので、見覚えのある駅前もあったが、やっぱり面白かった。
昨日はアジア編は香港と釜山、ヨーロッパ編はスロベニア、ポーランドとトルコが舞台だった。
香港では、海外取材番組にはありえないような小汚い場末の路地裏を歩いたりもするのだが、それでも味があって良かった。旅人はヒロシでなければだめだろう。
食堂で彼が食べるものは、ぼくには苦手そうなものが多かった。テレビでは味は伝わらないから気にならない・・・と言いたいところだが、台北の寧夏夜店(?)で食べた(本当は注文したけれどほとんど食べられなかった)微妙な味の牡蠣料理などを思い出した。
「せわしない番組増えたこの時代 結構大人に見てほしい」という番組のキャッチ・コピーもいい。
ぼくらのような小さい頃から草創期のテレビで育った老人には、最近のテレビ番組はドラマだけでなく、芸人のひな壇番組も素人番組も、何から何まで面白くない。CMの入れ方なども視聴者をバカにしているようで、かえってスポンサーやその商品が嫌われると思うのだが。
「せわしない番組」増えたというより、「つまらない番組」増えたこの時代、である。もうテレビ局の現場には、テレビ第一世代を覚えている人間さえいなくなってしまったのだろう。
再放送でも、再々放送でもいいから、“迷宮グルメ 異郷の駅前食堂” は “世界ふれあい街歩き” のように、いつまでも延々と放映してほしい。
2023年1月3日 記