長野出張のついでに善光寺に出かけた帰り道、参道沿いの長野西澤書店で「中国車のすべて」(マガジンXビジネスvol.002)という雑誌を買った。
パラパラとページをめくってみたら、今の日本では消えてしまったパイクカーが満載だったので、つい買ってしまった。
外資との合弁会社のクルマに交じって、中国民族資本による会社のクルマも多数紹介されている。
その中で一番気に入ったのが、吉利(geely)汽車の“熊猫”である。
熊猫はパンダのことである。パンダは“大熊猫”かと思っていたが、ま、どうでもいい。
FIATにも“PANDA”という商用車があるが、FIATはなんで“PANDA”などというネーミングにしたのだろう? 中国車が“PANDA”を名乗るのは大いにわかる。
全体的にマーチか先代ヴィッツのような形をしているが、正面から見た顔はまさにパンダである。後姿もパンダが座っているようにも見える。
台湾にも輸出されているという。
日本円で60万円程度らしい。
「ホントに買うか?」と言われれば買わないだろうけれど、こんな車に乗っては見たい。目立つこと請け合いだが、子どもが近寄ってきて危ないかもしれない。
ネットで見ると、ミニカーもあるらしい。ミニカーで我慢することにしよう。
中国通で、しょっちゅう中国、台湾に行っている知人に探してもらえるだろう。
考えてみれば、現在日本で販売されているミニカーは、ほとんどが“made in china”である。
あのミニカーを作っている中国人たちも、クルマへの欲望を抱いているだろう。かつて日本人が「いつかクラウン!」などと思ってたように。
この雑誌からも、中国人のクルマへの熱い思いが伝わってくる。
* 写真は、中国のネット上から拝借してきた、吉利汽車の“熊猫”。いちおうYAHOOに添付させてみたが「ウィルスは検知されませんでした」と出た。
2010/2/4