晴、5度、72%
暮れの三十一日、朝から家のことを片付けていました。急に「いちごのショートケーキ」が食べたくなりました。人が来る予定もあるので私が家を空けるわけには行きません。孫たちに「「いちごのショートケーキ」を買って来てもらうことにしました。
買って来てくれたのは美味しそうでないカットされた「いちごのショートケーキ」4つでした。でも食べたい気持ちいっぱいでしたので、数分で4つの「いちごのショートケーキ」を食べあげました。今考えると、人数分のケーキの数です。自分たちも食べようと4つ買って来てくれたのかもしれません。食べたのに、まだ食べたい。「どこかでもう少しいちごのショートケーキ買って来て。」と頼みました。「買う前に写真を送ってね。」近くのスーパーに行った様子です。美味しくなさそうな「いちごのショートケーキ」の写真が送られて来ました。「それならいらない。」
元旦も頭の中は「いちごのショートケーキ」モードでした。初詣の帰りの大きなショッピングモールのケーキ屋さんにホールの「いちごのショートケーキ」が並んでいました。お正月の元旦からケーキとは?。と、迷った挙句に買わずに帰りました。暮れの三十一日以来、頭のどこかに「いちごのショートケーキ」が引っかかっています。まず、カットされた「いちごのショートケーキ」よりホールの方が美味しいということ。ホールのケーキなら好きな量だけ食べることができるということ。
帰宅していた主人にも「いちごのショートケーキ」の話をしました。私たち年代は「いちごのショートケーキ」といえば「不二家」です。今でも「不二家」のショーケースの前に行くと「いちごのショートケーキ」にまず目が行きます。「美味しかったね。」華美で美味しいケーキが今では街に溢れています。主人や私は子供の頃の「不二家」の「いちごのショートケーキ」は輝いていました。
その後も「いちごのショートケーキ」モードはスウィッチが入ったままです。小さな「いちごのショートケーキ」を作りました。12センチの小さなケーキです。ジェノワーズを焼いて、クリームを泡立てて、イチゴを挟むだけ。12センチは一度に食べれる大きさです。
少しづつ切って食べました。ゆっくり食べました。濃い紅茶と一緒です。クリームとスポンジの柔らかさ口溶けがよく、いちごの甘酸っぱさ、ジュースがそこにかぶります。「いちごのショートケーキ」はケーキの中ではさっぱりした物なのだと再認識しました.カットよりホールが美味しく感じるのはスポンジの乾燥が気になるからかもしれません。
小さくてもホールのケーキを食べると満足感しました。でもまた作って食べそうな予感です。