チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

薔薇の形のチョコレート

2024年02月17日 | おやつ

晴、4度、85%

 数年ぶりにチョコレートを作りました。私のおやつ用のチョコレートです。ヴァレンタインにチョコレートを渡すのが大流行していた頃はチョコ作りが盛んでしたね。先日のヴァレンタイン当日、どうしても外せない用事でデパートに出かけました。大混雑は覚悟の上です。ところがチョコ売り場に人はまばらでした。ヴァレンタインのチョコ騒ぎは収まったようです。

 古いチョコモルドは薔薇の形です。40年近く前、うんと奮発して買った覚えがあります。今では100円ショップでも手頃なモルドを売っています。チョコレートはテンパリングをしないと固まらなかったり、艶が悪かったり、口溶けの悪いものができます。湯煎にかけてチョコを溶かして、温度を上げて、冷ましまた上げる作業を繰り返します。温度計と睨めっこの作業です。 製菓用のヴァローナのチョコを使いました。ピンクのチョコも作りたかったのでホワイトチョコにイチゴの粉末で色香味をつけました。

 製菓用のチョコもいいものが出回って来ました。モルドも輸入品は精巧なものがあります。先日見つけたモルドはフクロウの形でした。可愛いのですがやはり驚く値段です。 この薔薇の形のモルドも輸入品だった記憶があります。

 チョコレートは作業中いい香りを発します。それに溶けたチョコレートを扱いますから、ちょいちょい指を舐めながら進めます。甘いイチゴのチョコとビターな薔薇の形のチョコができました。 今日は孫娘の10歳の誕生日です。つまり私のおばあちゃん記念日です。薔薇の形のチョコレートで祝います。

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昔ながらのドーナッツ

2024年02月05日 | おやつ

雨、8度、91%

 孫娘がやって来ると必ず「ミスタードーナッツ」に行きたいと言います。カラフルなドーナッツが並んでいます。お好みはピンク系のドーナッツです。私が子供の頃のドーナッツは今のように軽いタイプのものではありませんでした。固め、重めの生地に油が染み込んで、甘さも飛び切り。そしてドーナッツを揚げている店ではあの甘い香りが店中にありました。そんなドーナッツが食べたい!

 生地は硬めお砂糖を多く入れます。香り漬けに「ガーダモン」を使いました。日本では「ガーダモン」が手頃な値段で手に入ります。高価という意味で3大香辛料です。香りが飛びやすいのでホールで保管しています。 鞘の中から種を取り出して、 挽き臼でゴリゴリ。 

卵、砂糖、ミルク、べーキングパウダーを合わせて「ガーダモン」を入れます。揚げるだけですから、食べたくなって30分もあればできます。

 揚げ始めるとドーナッツの香りと共にガーダモンが強く香ります。揚げたての熱々、最高です。生地の甘さをうんと強くしているのでお砂糖はまぶしません。色黒なドーナッツが揚がりました。真ん中をくり抜いた残りを揚げると、丸くなります。ところが手で丸めて揚げると、 手前の2つのように生地が開きます。中国の揚げ菓子、「開口笑」のようです。口を開けて笑っている様子、幸せのお菓子で縁起物です。

 噛み応えのある甘いドーナッツです。揚げないドーナッツはヘルシーだと流行っているそうですが、昔ながらの油をいっぱい吸ったドーナッツの美味しさは格別です。

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ピエール・エルメのきんつば

2024年02月02日 | おやつ

曇、9度、80%

 昨日、急にみえた方に手土産をいただきました。そんなにお親しくない方ですし男の人ですから、家には上げずに玄関でお話を聞き、その方は帰られました。

 手土産の紙袋を手渡された時、「ピエール・エルメだからきっとマカロンね。」と思って箱を出すと箱が大きい?「きんつば」と書かれています。「エルメのきんつば、食べたかった!」すぐさまお茶を入れて早いおやつにしました。 

 エルメのきんつば、どんなアレンジがされているか楽しみです。 私が普段食べる「きんつば」より小さい。半分ほどの重さです。 餡は漉し餡、「普通のきんつばだわ。」と思っていると、かすかに胡麻が香りました。外を包む皮は柔らかめ、カルカンのような口当たりです。

 「エルメのきんつば」はすごい驚きはありませんでした。香りを大事にするエルメは目立たずに胡麻を香らせて、パリッとした皮ではなくしっとりした皮にこし餡を包み品よく「きんつば」を仕上げています。サイズ感が小さいのでついつい手が伸びます。

 3つ食べ終えて、お茶も差し上げずに帰られた方にすまなく思いました。でも、男の方を家に上げるのは要注意と心しています。思わね方に頂いた手土産、ありがたく今日もおやつにします。

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牛乳しょうがプリン「薑汁撞奶」

2024年01月31日 | おやつ

雨、9度、74%

 マカオや香港を歩いていると、「牛乳しょうがプリン」の専門店を見かけます。牛の絵がマークのお店「義順牛奶公司」です。ウィンドーに並んでいるのは小椀に入った「牛乳しょうがプリン」のみ。冬は温かいプリンも食べることができます。シンプルに牛乳と生姜と砂糖だけで作れます。生姜の持つ牛乳を固める作用を利用して作ります。家で作るとこれがなかなかうまく固まりません。温度管理、化学作用の悪戯です。

 真っ白なプリンは柔らかめ、茶碗蒸しほどの硬さです。甘味は強くありません。テーブルには砂糖やシロップが用意されています。冷たい「牛乳プリン」もギンギンに冷たいわけではなく、冬の暖かい「牛乳プリン」も熱々ではなく、牛乳としょうがの香りがしっかりと味わえます。牛乳としょうがのハーモニーです。

 昨日はうまく固まりました。メープルシロップを垂らしました。固まらない時はシロップは表面にのらず直ぐに沈みます。 

 食べたいと思って10分もあれば作れます。牛乳を70度に温める、これがポイントです。中華の小椀に蓮華が添えられて出てくる「薑汁撞奶」は「豆腐花」と並んで香港やマカオのストリートフードです。

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いちごのショートケーキ

2024年01月14日 | おやつ

晴、5度、72%

 暮れの三十一日、朝から家のことを片付けていました。急に「いちごのショートケーキ」が食べたくなりました。人が来る予定もあるので私が家を空けるわけには行きません。孫たちに「「いちごのショートケーキ」を買って来てもらうことにしました。

 買って来てくれたのは美味しそうでないカットされた「いちごのショートケーキ」4つでした。でも食べたい気持ちいっぱいでしたので、数分で4つの「いちごのショートケーキ」を食べあげました。今考えると、人数分のケーキの数です。自分たちも食べようと4つ買って来てくれたのかもしれません。食べたのに、まだ食べたい。「どこかでもう少しいちごのショートケーキ買って来て。」と頼みました。「買う前に写真を送ってね。」近くのスーパーに行った様子です。美味しくなさそうな「いちごのショートケーキ」の写真が送られて来ました。「それならいらない。」

 元旦も頭の中は「いちごのショートケーキ」モードでした。初詣の帰りの大きなショッピングモールのケーキ屋さんにホールの「いちごのショートケーキ」が並んでいました。お正月の元旦からケーキとは?。と、迷った挙句に買わずに帰りました。暮れの三十一日以来、頭のどこかに「いちごのショートケーキ」が引っかかっています。まず、カットされた「いちごのショートケーキ」よりホールの方が美味しいということ。ホールのケーキなら好きな量だけ食べることができるということ。

 帰宅していた主人にも「いちごのショートケーキ」の話をしました。私たち年代は「いちごのショートケーキ」といえば「不二家」です。今でも「不二家」のショーケースの前に行くと「いちごのショートケーキ」にまず目が行きます。「美味しかったね。」華美で美味しいケーキが今では街に溢れています。主人や私は子供の頃の「不二家」の「いちごのショートケーキ」は輝いていました。

 その後も「いちごのショートケーキ」モードはスウィッチが入ったままです。小さな「いちごのショートケーキ」を作りました。12センチの小さなケーキです。ジェノワーズを焼いて、クリームを泡立てて、イチゴを挟むだけ。12センチは一度に食べれる大きさです。

  少しづつ切って食べました。ゆっくり食べました。濃い紅茶と一緒です。クリームとスポンジの柔らかさ口溶けがよく、いちごの甘酸っぱさ、ジュースがそこにかぶります。「いちごのショートケーキ」はケーキの中ではさっぱりした物なのだと再認識しました.カットよりホールが美味しく感じるのはスポンジの乾燥が気になるからかもしれません。

 小さくてもホールのケーキを食べると満足感しました。でもまた作って食べそうな予感です。

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「荒城の月」大分県竹田市の和菓子

2024年01月09日 | おやつ

晴、4度、79%

 一昨年、別府を訪れた時も主人と二人「子供の頃、両親が買った白いお饅頭があったよね。」と話していました。どこか別の土地だったのか?記憶が二人して定かではありません。

 今回、別府市内のデパートに入りました。古いデパートで3階以上のフロアーは物を売っていないような寂れたデパートでしたが、地下、一階は大分県の特産物を集めていました。「荒城の月」と言う和菓子の箱を前に主人と二人「これだった?」と手に取りました。白いお饅頭が並んでいます。自分の家用に一箱買い求めました。

 「荒城の月」は竹田市の「岡城跡」を歌ったものです。寒空の月の元、城の栄枯盛衰を想う歌です。冬空の月は白く輝いています。その月を思いで作られた和菓子だと思います。一見普通のお饅頭ですが、皮の部分は「淡雪羹」つまり卵白を泡立てて作ったものです。口に含むと溶けるような皮の中、餡は「黄身餡」です。その「黄身餡」も色白く仕上げられています。 ところが口に入れてしばらくすると微かに「黄身餡」独特のまろやかさが広がります。古いお菓子だそうで、昔のままの作り方を守っているとのこと、売り場の女性が「残念なことに日持ちがしません。」と言っていました。

 しっかりした甘さですがくどくない「荒城の月」です。今日お見えになるお客様には珈琲と一緒にお出しするつもりです。果たして「荒城の月」が小さい頃食べた白いお饅頭だったか?主人も私も不確かです。

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「ピエール・エルメ」のお菓子

2023年12月29日 | おやつ

晴、9度、75%

 「ピエール・エルメ」のお菓子は福岡では空港の国内線売り場で売られています。人の行き来の多い福岡空港ですが、我が家からは中心部を抜けてやっと辿り着く福岡空港です。3日前、孫娘のお迎えに行ったついでにお菓子を買いに行きました。スターバックスがあるフロアで、エルメのお店は小さい上にお客さんがほとんどいません。エルメの一番人気の「マカロン」はほぼ手に入ります。「きんつば」やドレッシング、野菜の瓶詰め、チョコレートもほぼ全種類揃っています。ただ、フレッシュなパンやお菓子の数は東京に比べるとわずかでした。

  孫娘の朝ごはんの「クロワッサン」ボリュームがあり、柔らかいのが特徴。フランスの「クロワッサン」は硬いなと思いますが日本人の好みの硬さです。

  「メープルのロールケーキ」はかすかにコーヒーの香りがしてフワフワ、これも日本人の好みのお菓子に仕上がっています。

  「マロンのチーズケーキ」マロンとチーズしっかりと硬そうなイメージですが、口に入れるとスッと溶ける感覚です。少し甘さがきついかな?

  林檎の「ガレットブルトンヌ」、カスタードの代わりに林檎の甘煮が入っています。アップルパイのイメージですが、ブルトンヌらしいかっちりしたクッキーの生地です。

 種類が少ないのが残念ですが、ちょっと贅沢なお茶の時間には「ピエール・エルメ」のお菓子はいいかもしれません。次回は「きんつば」を買うつもりです。フランス風「きんつば」かな?

 福岡もケーキ屋さんはたくさんありますが、気に入ったお店がありません。「ピエール・エルメ」遠いのが難点ですが、足を向けたくなるお店です。

 

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ヘーゼルナッツクッキー

2023年12月20日 | おやつ

曇、6度、67%

 洋菓子で一番使われるナッツは「アーモンド」です。最近は「ピスタッチオ」が脚光を浴びています。「胡桃」も外せないナッツです。私が菓子を焼き始めた40年以上前は「アーモンド」に次いで定番だったナッツは「ヘーゼルナッツ」でした。少しクセのある匂い、ナッツの脂肪分の裏に微かに渋みを感じます。

  「ヘーゼルナッツ」が好きです。朝のパンにつけるために「ヘーゼルナッツオイル」「ヘーゼルナッツペースト」は常備しています。久しぶりにお菓子にも使おうと「ヘーゼルナッツ」のプードルを買ってありました。

 バターを減らして「ヘーゼルナッツオイル」、お砂糖、「ヘーゼルナッツペースト」、小麦粉と「ヘーゼルナッツプードル」で硬さを見ながら作りました。 プードルは皮ごと挽いてあるタイプです。焼き上がりの色に反映しています。台所に「ヘーゼルナッツ」の香りが充満。

 昨日は冷たい雨が一日降りました。クッキーは一週間ほど置いたほうが美味しいのはわかっているのですが、ひとつふたつと手が出ます。昨日のアドベントカレンダーの紅茶は「パイナップルティー」でした。パイナップルフレーバーは初めてです。ヘーゼルナッツの香りにパイナップルの香り、雨と寒さからくる鬱陶しさをおやつの時間が振り払ってくれました。

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「ぐんま名月」アップルケーキ

2023年12月12日 | おやつ

雨、17度、90%

 りんごの品種も豊富になって来ました。頂き物のリンゴには素敵な名前が付いています。「北斗」「ぐんま名月」「トキ」、希少品種だそうです。品種の掛け合わせで生まれる美味しくて、大きなリンゴたちです。「ぐんま名月」 全体的には黄色ですが日が当たった方はほんのりと赤みを帯びています。切ると中には蜜がぎっしり詰まっていて、「(ふじ)がお母さんね。」と分かります。包丁を入れただけなのにリンゴらしい香り、甘味も強いリンゴです。

 勿体無いけど「アップルケーキ」を焼いてみました。薄く薄くスライスして、型に並べケーキ生地を流して焼きました。甘みが強い「ぐんま名月」なのでお砂糖は控えめに、バターたっぷり。

 シナモンなどのスパイスは使わず、「ぐんま名月」とバターの香り濃厚なケーキです。お菓子作りにリンゴは大活躍しますが「王林」は実が柔らかいので仕上がりに歯応えがなくなります。それはそれでまた美味しいのですが。

 大きく切り分けて、やっぱり紅茶です。 暖かな十二月、おやつをデッキでいただいています。このまま暖かなはずはないなぁ。

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空也の最中

2023年12月03日 | おやつ

雨、6度、81%

 「空也」の最中を頂戴しました。夏目漱石の本にも出てくる「空也」の最中、銀座で行列ができるお店を何十年も続けている「空也」。この小さな最中のどこにそんな不思議があるのか?とひとつひとつ噛み締めて食べてみました。

 最中ってそんなに変わり映えがあるじゃなし?美味しい美味しくないってどこが違うのかな?「空也」の最中を有名店の最中だからと言ってありがたがって「美味しい」などと思いたくない。きっと理由があるはずだと入念に食べました。 普通の紙箱に個装もされずに入っています。銀座の有名店のお菓子は箱ですら格式高く作られていますが、なんとざっくばらんな箱詰めです。小振りな最中は2口でお腹に入ります。このサイズ感は抜群です。餡のお味は甘さがべとつかずにそれでいてしっかりしています。餡は粒がほとんど見えない粒餡です。皮は時間が経って頂戴しているので香ばしいとは思いません。皮と餡の硬さのバランスはやや硬め、しかもぎっしりと詰まっています。中窪みの最中の形は手に収まりがいい。やっぱり美味しい。

 形だけでご当地自慢の最中もあります。紅葉を模ったり、鰻を模ったり。見た目の面白さ狙いです。皮の香ばしさを保つために餡と皮を別に個装している最中もあります。あれはうまく餡が皮に入らず手を汚します。餡がチョコレートだったりカスタードの最中もありますが亜流だと思います。漉し餡がいいか?粒餡がいいか?私の好みは粒餡です。もちろんみっちりと餡が詰まっている最中が好きです。餡が柔らかい最中もあります。皮が硬いので餡も硬めの方がしっかりした菓子だと思います。

 美味しい美味しくないは個人の好みの違いです。「空也」の最中を並んで買った事はありません。暑い夏も寒い冬も銀座で行列ができている「空也」の店の前を素通りします。頂戴するばかりの「空也」の最中をこれほど真剣に食べたことはありません。いえ、最中ってそんなに変わり映えしない菓子かもしれないとすら思っていました。味わって食べたことがなかったのでしょう。

 私は「空也」の最中は美味しい最中だと思います。決めては餡の味と硬さです。甘いのにくどくなく硬めの粒餡、厚くない皮に隅から隅まで入っています。やっぱり美味しい、味わって食べて改めて知る美味しさでした。真剣に食べ物を食べるのも時には楽しい、最後の一つまで頷きながら食べました。

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