曇、10度、76%
昨年の五月、ちょうど京都上賀茂神社の「葵祭」が終わった頃、2株の「葵」を育てることになりました。上賀茂神社からの預かりものです。
「葵」の葉の綺麗さにいつか育てたいと思っていたところ、友人が上賀茂神社が「葵プロジェクト」を行なっていることを教えてくれました。葵の株を譲り受け育て、そのうちの半株を上賀茂神社に返納する仕組みです。手元には半株、私の場合は一株残ります。送られてきた「葵」はまだ幼い株に見えました。夏の間、差ほど成長しませんでしたが、その葉を見ているだけで、そしてお神社からの預かりものだと思うことでありがたく感じます。
昨年は残暑が厳しく、葉があっという間に数を減らしました。とても心配しました。冬に入る前にはすっかり葉を落とします。根の様子を鉢土の上から確かめます。しっかりと硬さを感じるので枯れてしまったのではないと知ります。暖かくなり始めると芽吹きを待ちました。数日前、「あれっ!」と思うほどに芽が出ました。ほっと一安心です。 植物の芽吹きは突然目の前に現れます。冬の寒さを凌いで、寝起きの伸びをしているように土を持ち上げての登場です。
この預かりもの、返納はお神社から連絡を受けると聞いています。今年になるのか?来年になるのか?郵送の返納もできるそうですが、抱きかかえて新幹線に乗り私自ら返納に行きたいと考えています。
昨日の雨でまた一回り大きくなりました。綺麗な緑の葉を膝に乗せ新幹線に乗る日まで、我が家の庭で育ちます。
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