晴、18度、75%
今年2年目になる「仏手柑」に初めて花が咲きました。たった一つだけの花でした。花びらが散るとめしべの根元がやや膨らみ受粉したことを知りました。奇妙な形の実になるその過程が楽しみでした。
梅雨入りと同時に一晩中強い雨が降りました。翌朝、庭を回ると「仏手柑」の小さな実が地面に落ちていました。 丸く見える方が実です。言葉が出ないほどがっかり。
花が咲くまで1年待ちました。花芽は2つ付きましたが、花開いたのは一つ。受粉するか心配しました。めしべの根元が膨らみ始めましたが、台風などを心配しました。大きな実になるのは秋です。花が咲いただけで喜んでいられないのはわかっていましたが、残念です。
奇妙な形からだけでも、育てるのが難しいことはわかっていたつもりです。植えれば実の付く柑橘類もあります。庭の「レモン」や「ゆず」は緑色の実を着々と大きくしています。「レモン」は先が尖って、「ゆず」はまん丸です。大きく育った「仏手柑」は年末、縁起物の正月飾りとして高い値段で売られます。重い実の落果を防いで大きくするには育てる者の手間がかかります。
落ちた実をよく見ると、丸く見える部分が幾つにも分かれているのがわかります。来年を待つしか手立てはありません。植物は一年の廻り物、「仏手柑」の実をこの手にできる日はいつかしら。
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