晴、10度、90%
主人の今回の帰国は大事な要件を抱えていました。帰国後すぐに義母に会いに行く時間が取れず、昨日になりました。しかも予定の合間を縫っての面会でした。ひと月の骨折での入院中、私が経過報告をしていても心配していたことと思います。そして、義母も主人に会いたかったはずです。
予約を入れずに訪ねました。急に息子の訪問を知らされた義母です。表情が乏しくなりましたが、笑う、喜びで泣くことははっきりとしています。時間がたくさん取れないのでドライバーの私も今回は主人と一緒に義母の部屋を訪れました。
もう難しい話はわかりません。「何か食べたいものは?」「バナナとみかん。」そんな受け答えですが、主人が幾度も手を握り、子供を扱うように額に自分の額を重ねたり、義母は子供に返ったようにそれを嬉しく受け止めていました。実の親子の言葉がなくても通じる暖かなものが部屋を満たします。東京の息子、孫もテレビ電話で義母と話す時間を作ってくれました。
義母に実家から写真をプリントされた古い皿を持って行きました。それを受け取った時の顔が見出し写真です。主人の一家4人、義父母、義姉、主人の古い旅行写真です。主人はまだ小学生でしょうか。喜びと驚きの義母の表情です。部屋に飾り置いて来ました。
短い時間でした。帰りの車の中で主人、私は言葉もなく涙を流しました。いい時間でした。義母が家族を身近に感じてくれたと思います。主人も義母の元気さに安心してくれたと思います。所用も済み、今日また香港に戻ります。主人の胸中の想いを義母は受け止めてくれました。いい時間でした。
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