気ままに

大船での気ままな生活日誌

新盆施餓鬼供養会

2009-08-04 21:56:18 | Weblog
今日、菩提寺で新盆施餓鬼供養会が開催された。母は、他界してからも、本当に”晴れ女”だ。昨晩の天気予報では、この辺りは終日雨のはずであった。それが、朝から、曇り空であったが、10時半頃、お寺に到着し、1時間ほどの法要の間も、一滴の雨も降らなかった。法要を終えて、お墓に参ったときには、晴れ間さえ覗いていた。加えて、真夏だというのに、涼しいくらいで、汗ひとつかかなかった。お通夜も葬儀のときも、そして納骨の日も、晴れて、翌日は雨だった。

16年前の、父のときの新盆では自宅にご住職さんにおいでいただき、お経をあげていただいたが、最近は、新盆をむかえる家庭が多くなり、このようにまとめて新盆供養するようになったという。今年も40に及ぶ、檀家が新盆を迎え、1家族5人以内という制限でも、本堂は喪服の人々でいっぱいになっていた。

実家での、7月のお盆には親戚の方がたくさんおいで下さり、実質的には新盆供養を終えているが、今回は、正式に、ご住職さんにていねいなお経をあげていただく供養会だった。

ご住職さんのお話しの中で、今回新盆を迎える方々の中には、お寺によくおみえになり、また、お酒の席で楽しくご一緒した方も何人もおられ、今年はとくに、しみじみと心にしみる供養会です、とのお言葉があった。ご住職さんと親しくなり、カラオケまで誘ったことのある(汗)母も、間違いなくその一人だな、と思ったら、胸があつくなった。

5月はじめに、母がこの世を去り、3か月たった。今日、新盆供養の儀も無事終わり、ぼくら家族も、今日の空のように、雲間に少しだけ青空がみえてきたようだ。



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東博でお伊勢参り

2009-08-04 08:36:56 | Weblog
もう、1週間ほど前のことですが、東博にお伊勢参りに行ってきました。本物のお伊勢参りは2度ほど行っています。仕事で津に行ったついでに、足を延ばしたのと、あとは、松坂牛を食べながら(和田金だったかな)のバスツアーで参拝したのと、計2回です。

江戸時代には、60年に一度の”おかげ参り”が流行し、せめて一生に一度はと、こんなふうな旅格好で訪れたようです。

広重”伊勢神宮宮川の渡し”会場のパンフより


そして、世界に例をみないユニークなのが、20年に一度、神宮を新しく、建て変えるとゆう、御遷宮。それが1300年間も続いているゆうすごさ。建物だけかと思ったら、御装束・神宝まで更新するのだそうですね。これで、宮大工や工芸品制作等の技術も、着実に継承され、何よりも、いつまでも若々しい、”常若(とこわか)の心”が継承されるのです。20年間、技術継承にちょうどいい期間ですね。

式年遷宮の儀式

ご神宝の数々。太刀、衣、鏡等。


”東博でお伊勢参り”なんてタイトルにしてしまいましたが、”お伊勢参り”は、やはり、お伊勢さま。ここでは、伊勢神宮のほか、わが鎌倉の八幡さまを含む、いろいろな神社の神宝を拝見できる”神々の美術展”です。

第1章では、古事記中巻、日本書紀、日本書紀などの写し本や伊勢神宮曼荼羅など”神宮の歴史と信仰”を、第2章では”遷宮と古神宝”の太刀や鏡など、なかなか目にすることのできない、鎌倉、室町時代のお宝をみることができます。そして、第3章では昭和の”今に伝える神宝”の数々も。

第4章の”神々の姿”として、京都石清水八幡宮の神々の像を中心に展示されています。お寺の仏像とはだいぶ、イメージの異なるものです。ただ、ぼくとしては神社の神は姿が見えなくてよい、みえない方がいいと思っています。神社のうしろの、大きな自然が神さまでいいと思っていますので、形にあらわされてしまうと、どうかなと思ってしまいます。

これは常設展の方で撮ったものですが、こんな感じの神々の像です。これは島根の八幡宮の八幡神坐像です。


平成25年の式年遷宮には、3度目のお伊勢参りに行きたいな。最近1日2万歩ペースが落ちてきたので、ちょっと心配。元気でいられるかな。”常若ハイカイ”、がんばらなくちゃ。

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