
3年半ぶりに、改築を終えて、公開となった南青山の根津美術館を訪ねた。新しくなった建物を観るのも、また2万平米もある庭園を散策するのも楽しみだったし、もちろん、なによりも、第1部(今後、二部、三部と続くのだ)”国宝那智瀧図”と自然の造形”展を期待していた。期待に違わず、満足した展覧会だった。
美術館に到着すると、まず、玄関までの長い導線に驚かされる。竹を連ねた壁と、道路側にも竹が植えられている。こんなふうに。

そして、受付からホールに入ると、この美術館の顔といわれる、ガンダーラの弥勒菩薩立像や中国の、6~8世紀の仏像(頭部だけのも多い)が迎えてくれる。ガラス窓越しに庭園の緑がみえるようになっていて、いきなりいい気持ちにさせてくれる。こんなふうに。(ホールの雰囲気だけのカメラ撮影は可能)

弥勒菩薩立像。カタログからの弥勒菩薩立像の写真。

もう少し、ホールの雰囲気を。天井の傾斜、直線もいいですね。その傾斜に合わせて、仏像さんも背の高い順に。


二階の休憩場の風景。ベンチのラインまで気遣いして。

館内は、8万個のLED(発光ダイオード)のやわらかな光りが注がれている。居心地良い新美術館だった。カフェもある。建築家は、サントリー美術館も設計した隈研吾さん。
美術館の外観。ここも直線が主役。

さて、美術作品は。・・これから、出かける用事があるので次回にさせていただきます。
