6月5日に海蔵寺を訪ねた時、白い花菖蒲は1本だけ咲いていた。初花がみられたのだから、それはそれで大成功だったのだが、やはり勢揃いの白い花菖蒲を見逃すわけにはいかない。それに、寄り添うように咲き誇る、ピンクの松葉菊とのコラボレーションは誰でも、息をのむ、うつくしさ。サライの鎌倉特集号の表紙を飾ったこともあるのだ。そして、ぼくは、さらいに、このコラボの足元に華やかに、まるで白拍子のように舞っている京鹿子も好きなのだ。10日前は、まだ固い蕾だった。
そして、15日。三者そろい踏みの豪華版。これをみることができて、大満足。なななんと萩まで咲き始めていた、早咲きのだけど。そして羽化したばかりのトンボ。オニヤンマだ、とさけぶご夫婦に近づくと、羽化したばかりの、大きなトンボが。オニヤンマか、それに近い種類だろう。そばの池があるから、ここでヤゴとして育ったのだ。また、久しぶりに外国人観光客もみた。梅雨の晴れ間、うれしい海蔵寺のひとときだった。
手前から京鹿子、花菖蒲、松葉菊
サライの表紙を飾った花菖蒲と松葉菊
京鹿子
境内風景
羽化トンボの風景。トンボ、抜け殻、池の順