小田原城東堀の花菖蒲園と紫陽花が見頃です。小田原城は何度も行っているが、ここの花菖蒲と紫陽花を観るのははじめてだった。約8,000株の花菖蒲が堀に、そして、それを見下ろすように土塁に約2100株の紫陽花が同時に咲きそろっている。吉野山の桜じゃないけれど、二種類の花が”一目千本”、見事というしかない。こんな景色は鎌倉ではみられない。明月院だって、紫陽花と花菖蒲は表庭と裏庭に分かれて咲くから一目ではみられない。
天国のような、うつくしい景色で、なかなか帰る気になれない。まだ昼飯前だったので、ここの茶店で一杯やることにした。花見酒。本当は小田原おでんをつまみにしたかったが、屋台が閉まっていたので、味噌おでんとフランクフルトにした。下の写真のような景色をみながら”小田原城”という名の地酒をちびちび。頭の中も天国のようになってきた(笑)。一杯あけて・・・おわりにしようと思ったが、地酒がおいしかったもんだから、もう一杯。ついでにフランクフルトも一本(汗)。二杯目は花見酒ではなく、読書酒に。村山斉著”宇宙は何でできてるか”。むづかしいことをやさしくかく、井上ひさしさんみたいな文章で、すいすい、おいしいお酒みたいに、”暗黒物質”ばかりのぼくの頭にも入ってくる。宇宙の誕生はいまから137億年前。でもいくら性能のいい望遠鏡を使っても、宇宙誕生後38万年の壁は破られないとのこと。光も電波も届かない厚い壁。ここまで読んで、一休み。その壁を破るのが素粒子物理学らしい。次回のお楽しみ。こういう基礎研究ならいくらお金をつぎ込んでも誰も文句はいいませんよ。今までの原発研究予算を返せといいたい、また言っちゃった(汗)。
昨日放送の、”江/姫たちの戦国” 秀吉の小田原城攻めの布陣が。
そうだ、山のアナアナアナ・・アナベルも別のところで咲いてました。本当に小田原はすばらしい。来年もぜひ来よう。