goo blog サービス終了のお知らせ 

気ままに

大船での気ままな生活日誌

ぶらり大磯 

2011-06-09 08:12:52 | Weblog

ぶらり大磯。大磯散歩のときは、(大磯在住だった)高田保の”ブラリひょうたん”に敬意を示して、こういうタイトルにすることが多い。高田保といえば、朝ドラの”おひさま”の陽子(井上真央)の女学校のロケに使われた土浦一高(旧本館が重文)の卒業だ。

今日は高田保が住んだ山側ではなく、海側へ。照ヶ崎海岸に飛来するアオバトの探索へ。駅前の案内所で聞いたら、朝がいいですよ、午後は2,3羽いるかどうか、とさびしい返事(がくっ)。海岸まで来ると、ひとりだけカメラマンが岩場の前で、海水を飲みにくるアオバトをさがしていた。ぼくも30分ほど待った。しかし、一羽もみられない。しかたがない、帰ろうと立ちあがったところ、山側から十数羽の鳥の群れ。大きく空を回って、岩場に着陸。よしやと思ったら、また空へ。空にむかってシャッターを押し続けた。たった一枚がとらえていた。でもこれが本当のアオバトかどうか未確認だ。7,8月が多いらしい、朝7時ころからガイドもいるらしい。アオバト撮影は、次回に持ち越しになってしまった。

近くの鴫立庵に寄った。西行さんゆかりの庵。白洲正子は子供の頃、祖父がこの辺りの別荘に住んでいたので、よく来たそうだ。案内所でもらったマップをみると、ここら辺りから西へ、焼失した旧吉田邸までの浜辺地帯は別荘地だったらしい。徳川邸とか山縣邸とかがあったようだ。その辺りを歩いてみたが、石垣が残っていたり、静かな路地があったりで、面影は残っている。

そして、鉄道線に近いところに島崎藤村の旧邸がある。ご夫妻で眠る地福寺には何度も行ったが、ここは初めてだった。部屋の中には入れないが、庭には出入りは自由であり、戸も開けてあるので、部屋の中をみることができる。縁側に座って、庭をながめていたら、管理している女の人が出てきて、説明してくれた、この部屋で藤村は亡くなったんですよ、という。夏のおわり、”東方の門”を執筆中に、脳溢血で倒れ、亡くなった。”涼しい風だね”が最後の言葉だったとのこと。

ぶらり大磯は、なかなか収穫のあった散歩だった。今日は、これからWIFEと泊りがけで、”ぶらり箱根”だ(汗)。

照ヶ崎海岸

アオバトか?

鴫立庵

旧別荘地帯の面影

旧徳川別邸前の東海道上方見附跡の標示

島崎藤村旧居

散歩途中でみつけたアオバト (大磯中学)

カラーマンホールの蓋にはアオバトはいなかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする