気ままに

大船での気ままな生活日誌

浄妙寺 猫二匹と半化粧

2011-06-18 17:56:25 | Weblog

先日、浄妙寺の猫に会えなかったので、今日、紫陽花見物がてら出掛けた。いきなり受付で出会った。ななななんと、お店番をしているではないか。拝観料、100円支払うと、サンクスにゃーと言った。いつも、いねむりしているところばかり見ていたので、こんな賢い子とは夢に思わなかった。たぶん、これっきりだろうと思ったので、記念撮影をしてあげた。すると、”桃太郎のモモちゃんはどこかでお昼寝しているので観ていってください”と奥の方から声がした。えっ、浄妙寺には猫一匹かと思っていたが、もう一匹いるらしい。

本堂前で寝ているときが多いので、まずそこで探した。猫はいなかったが、芝生のねじ花が数本、咲き始めていた。葉山より少し遅いようだ。写真を撮って、坂を登った。途中の展望台地に行く手前のベンチに、何やら猫影が。ななななんと、さっきとそっくりな猫がぐっすりと寝込んでいるではないか。そばに座っても、身動きひとつしない。もしかして死んでるかもしれないと、背中を押してみた。にゃーと声を上げた。写真を撮ってあげたあと、少しポーズを変えさせようと、少し強くツボを押した。またにゃーとなき、怒ったように、顔をあげ、今度は頭を手の中に突っ込んで、すぐ寝入ってしまった。寝姿が誰かに似ているなと思ったら、早朝のうちのオクサンの寝姿だった(汗)。

あまりいたずらをするの可哀そうなので、すっかり見頃になった、白い紫陽花、アナベルなどを見学した。帰りに寄ったら、まだ同じ姿で寝ていた。モモちゃんは、本当にお昼寝が大好きだ。寒そうだったので、葉っぱのお布団をかけてあげた。ニャンとも返事はなかった。帰り際、山門前の半化粧(半夏生)が、おしろいをつけ始めていたのに気付いた。もう、そんな季節なのだ。

お店番していた猫は、相変わらず、まじめに仕事をしていた。モモちゃんとはえらい違いだ。だから、二宮金次郎のきんちゃんとあだなをつけた。ただ、モモちゃんときんちゃんの区別が、まだつかない。

きんちゃんの店番

モモちゃんの寝相

こういう寝相にさせようと、ちょっかいしたが・・・これは、スパゲティー屋さんの猫。

駄目だった。結局、こんな寝姿。

20分後も変わらず。葉っぱの布団をかけてあげる。

紫陽花は見頃になっていた 

ねじ花も半化粧も、まだねぼけ顔だった。来週には見頃になるだろう。

また、来週、来てみよう。モモちゃん、こんどこそ、あの格好にさせよう。モデル賃はモモちゃんにあげないで、働き者のきんちゃんに回そう。

 

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山口逢春記念館とねじ花

2011-06-18 08:43:06 | Weblog

日本画家の山口逢春は昭和23年から46年に亡くなるまで、葉山に住んでいた。その旧居が美術館になっていて、近くの神奈川県立近代美術館葉山に行ったときは、必ず寄る。住まいが、そのまま小さな美術館になっているので、山口家にお招きいただき、美術品を鑑賞させてもらうという感じだ。逢春の友人だった吉田五十八、設計の画室も当時のままである。二階の和室ではゆっくり休めるようになっていて、掛け軸の絵を眺めたり、高台なので、葉山の海も遠望できる。

そして、庭も当時のままだ。今は紫陽花が咲いている。春には、三春の滝桜の子が咲くし、ろうばいもうつくしい。ふと芝生に目をやると、ねじ花がもう咲いていた。ここでは初めてみた。浄妙寺の本堂前のに負けないくらい、よく育っていた。

今回のテーマは”軸から額へ/山口逢春コレクションにみる絵画の形態”。コレクションだけではなく、ご自身の作品もたくさんある。外でも咲き始めた、”立葵”があった。秦山木も今、盛りだが、絵は前期展でだけで、仕舞われていた。紫陽花は?と探したがなかった。パンフに載っていたので、ここに載せることにした。季節はずれだけど、”菊”、”紅梅”が壁に咲いていた。逢春の花々は本物よりきれいにみえる。

画室には、ピカソの”ピエルとアルルカン”、ルオーの”三人の裸婦”、中川紀元の”菩薩”と”春子夫人像”が飾ってある。それぞれの展示室では、梅原龍三郎、福田平八郎、木村壮八などの作品が楽しませてくれる。”コレクター”逢春の一面を知ることができる。

静かな葉山の、知人宅を訪問したこころもちだった。

 

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