今日はモノレールで江の島駅に出て、そこから腰越漁港あたりを散歩した。めったにこの辺りには来ないので、お昼はシラス料理にしようと思っていた。”かきや本館”というお店の前まで来たら、12時前だったが、もう10人ほどが外で待っていた。行列ができるくらいの店でないと、と待つことにした。でも、10分もすると呼ばれ、一人なのに四人席に案内された。多くの人が頼んでいた、”しらす三昧セット・こゆるぎ”を注文した。もちろん生ビールも。釜揚げしらす丼、しらすのかき揚げ、酢の物そして生しらすまでついて、1300円くらいだった(正確に憶えていない)。とてもおいしかった。こんどワイフも連れてこよう。漁港近くなので、しらすだけでなく、お刺身や魚料理も豊富で、昼酒をやるのもいいと思った(汗)。色紙もたくさん飾られていたので、有名人も来るのだろう。しらすや、というお店も行列だった。
しらす三昧セット・こゆるぎ
何故、腰越まで来たかというと、昨日、黒澤明監督の”天国と地獄”をみて、ここら辺りがロケ地になっていたので、来て見たわけです(汗)。腰越漁港も映画の中にあったので、見学に行ったら、ちょうどシラスを干しているところだった。運がよかった。おいしい、おいしいと食べてあげたので、シラスが呼んでくれたのだろう。白洲正子さんも草葉の陰で応援してくれたのかもしれない。よく本を読んでいるので。
そして、ぼくはお腹が満腹になったので、義経の腰越状で名高い満福寺に寄った。そしたら、拝観料受付に、にゃんこがいるではないか、この前の浄妙寺のように。しかし、な、ななんと、仕事をしないでいねむりばかり。浄妙寺のきんちゃんとはえらい違い。ここは、いつも暇なのだろうか。
そして、ぼくは江ノ電に乗って(ものすごい混みようだった、日曜の鎌倉はすごいのです)、鎌倉駅まで行って、図書館に行く途中、またみてはならない光景をみてしまった。こんどはワンコである。目は開いているから、露出狂なのかもしれない。困ったものだ。鎌倉の犬なのだから、もう少し上品にしてほしい。
大船から我が家に戻る途中にも、川に飛び込もうとする、にゃんこをみつけた。砂押川沿いの桜の木によじ登り、川を覗き込むように、大きな口を開けて、何かを叫んでいた。や、ややめろ、それだけは。朝の来ない夜はない、がんばらなくていい、生きてるだけで幸せなのだ、人(猫)生は一度きり、だからころんでも立ちあがり(ぼくも一昨日転びました)、前向きに生きて行くのだ。悩んでばかりいないで、たまにはお酒もいいと思います。
ようやくわかってもらえました。戻ってきました。
しらすと猫と犬の、面白い一日だった。