気ままに

大船での気ままな生活日誌

3月1日 春一番

2013-03-01 17:51:38 | Weblog
3月1日に春一番とは縁起がいいわいな。
おでん温麺(うーめんに3日3晩も鍋の底にいた売れ残りのちくわを載せただけでやんすが)をすすりながら、春一番を告げる、お昼のニュースを聞く。

では、春一番に因んだ散歩をしようと外に出た。春一番の風はまだひゅーひゅーと吹いている。そうだ、村上春樹の小説じゃないけれど、”風の歌を聴け”でいこう、と即断即決。
風の歌といえば、やはり松風、松籟ともいう。松風騒ぐ古城は、この辺りにはないが、茅ヶ崎までいけば、川上音二郎夫妻の住居跡、高砂緑地に松林がある、そうだ、そこで風の歌を聴こう。

松林は風に揺れていた。そして、風の音楽を奏でていた。どんぶりこと、寄せる波ではなく、細やかな引き潮のような波の音というか。はたまた、模様でいえば、大雑把な(風呂敷の)唐草模様でなくて、江戸小紋のような細やか模様のようなというか。春一番の、いい風の歌を聴いた。

高砂緑地の松林


この写真では風が吹いているかどうかわからんじゃん、という人は、これをみよ。3月の芒が証明してくれたんじゃ。どうだ、参ったか。そよぐ芒。


ほら、これも見よ。緑地内の茶室の名前じゃ。松籟庵じゃ。


門の向こうにみえるのは、梅ではないですか。そうじゃ、梅園になっておるんじゃ。臥龍梅が見頃を迎えておるんよ。




そして、わらわは、ふと氷室椿園のことを想いだした。三月ともなれば、そろそろ偵察に行かねばと。何度か偵察して、一番いいときにアタシを連れていくようにと奥様に厳命されておるんじゃ。それくらいのことしてあげなければ、スイカ使い放題を追及されてしまうのじゃ。

椿園は、まだ、まだでやんした。でも、三品種ほど咲いておったんじゃ。次の偵察は1週間後でごじゃる。

侘助(赤)



京唐子


春日影


三月はいい月じゃ。WBCも始まるし、お相撲もあるし、海老蔵もあるし、河津桜、玉縄桜とつづき、ソメイヨシノも。そうそう、展覧会もいいのがいっぱい。うしししの月じゃ。三月生まれは三月を楽しむように生まれてきてるんじゃな。


コメント
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