日の出とスカイツリー 下弦の月も

朝、四時に目が覚めて、ホテルの窓の外を見ると、ちょうど、ゆで卵の黄身を真っ二つに割り、その片割れのような月。左半分の下弦の月だ。ほお、ちょっと前に満月だったのに、もう下弦の月か、と暫くながめていた。そして少し、うとうとしていて、５時すぎに再び、目を醒ますと、夜がしらじらと開けていた。お月さまは、知らぬ間に、だいぶ西方に寄っていた。

うすいピンク色になっていた東の空に、ひときわ高く、スカイツリーが浮き出ていた。もう寝てはいられない、お日さまはどの辺りから出てくるのか、ひょっとしたら、スカイツリーの場所ということだってあるかもしれない。わくわくどきどき。

さてとと、椅子に座り直す。朝刊を読み始め、ちょっと目を離しているすきに、急に外が明るくなったような気がした。振り向くと、なんと、早くも日の出が。
スカイツリーの真下というわけにはいかなかったが、ちょうど、お相撲さんが仕切りをしているような、いいころ合いで対峙していた。いいぞ。

季節ごとには実行している、”ホテルに泊まって東京見物”（笑）。その３日目の帰る日の朝、いい日の出と下弦の月をみせてもらった。
今日の予定は、近くの永青文庫で「武蔵と武士のダンディズム」展をみて、神楽坂でランチを食べ、午後は上野へ。

未明の下弦の月




夜明けのスカイツリー


日の出とスカイツリー


６時半頃のホテルの窓に写った太陽と下弦の月のツーショット


国立天文台による、３月５日の暦

日の出 6:06
日南中時 11:53
日の入り 17:40
月の出 0:32
月南中時 5:41
月の入り 10:49

啓蟄/下弦