気ままに

大船での気ままな生活日誌

博多祇園山笠 ”流舁き” (福岡の旅#1)

2015-07-18 14:04:32 | Weblog

おはようございます。三泊四日の博多祇園山笠の見物を主とした福岡の旅から帰ってきました。出掛ける前の天気予報では、お祭りのハイライト”追い山”の日だけが晴れで、後は雨ということでしたが、何と、三日連続晴れ、最終日だけ小雨という幸運に恵まれました。うちの晴れ女が、台風13号を四国側へ押しやってくれたのかも(笑)。いつもは、この時期は京都の祇園祭だが、今年は、はじめての博多祇園山笠へ。面白かったですよ!

博多山笠は7月1日の”注連(しめ)下し”から始まり、10日に、各地域(流れ)の舁き山が登場、地域内を走り廻る。これを流舁(か)きという。そして、11日に朝山笠と他流舁(か)き(他の流の地域を廻る)と、練習を重ね、12日に”追い山慣らし”。まさにリハーサル。13日には、すべての舁き山が大通りに集合する”集団山見せ”。そして、14日夕に若手による”流舁き”があって、いよいよクライマックス、15日早朝の”追い山”で、華やかにフィナーレを飾る。

今回、ぼくらは14、15日の博多山笠のクライマックスを見学した。順を追って、紹介したい。流舁きが午後5時頃から始まるというので、その前に、この祭事の大元、櫛田神社を訪ねる。はやくも、大変な人出。境内には観覧席が出来ていて、早くも、座席の半分が埋まっている。話を聞くと、今夕の流舁きで、二つの流(ながれ)が櫛田入りするので、その見物のためだそうだ。明朝5時からの本番、”追い山”もここで見学できるのだが、それはもう、くじ引きですべての席は”札止め完売”なのだそうだ。

ぼくらは、はじめ、どこかの流舁きを道端で見学する予定だったが、めったにみられない”櫛田入り”をここからみることにした。午後5時に近くになると、観覧席はすべて埋まった。そして、眼下の境内がにわかに騒がしくなり、水法被に締め込み姿の若者たちが駆け込んできて、整列する。そして、いっとき置いて、大勢の人に担がれた舁き山が勢い良く、飛び込んでくる。大観衆から盛大な拍手と声援が!

はじめは、土居流(どいながれ)。招き板を持って走る子供たちの先導隊が。

”七番山笠土居流”の文字と”土居流”を構成する町名が読み取れる。


ぼくらはこんな高い処から見物している。整列して、舁き山が来るのを待つ。

さあ、やってきた土居流の舁き山!飾り人形は源頼朝!待ってました!


ポール(清道)をぐるっと廻り、たちまち去って行く。

そして、しばらくすると、第二弾。西流(にしながれ)の先導隊が。

そして整列。

一呼吸置いて、飛び込んでくる西流の舁き山!早い、早い、疾走しているといっていい。それも、そのはず、翌朝の櫛田入りタイムは30秒78で、七流中のトップ!”趙雲子龍心如雪”という標題。三国志時代の英雄。

 

櫛田神社。 太い注連縄にびっくり。

境内の観覧席。

遊びの神様のおかげで、偶然、流舁きの櫛田入りをみさせてもらった。これで、翌朝の”追い山”は道端見物だけで十分でごわすたい、と思ったのでした。次回はいよいよ、山笠のクライマックス”追い山”です。お楽しみに。

 

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