気ままに

大船での気ままな生活日誌

久里浜でコスモスと猫

2015-10-02 18:44:42 | Weblog

こんばんわ。今、きれいな夕焼けが珍しく、東南の空に。それをまず、ご紹介します。

今日も遊びの神様にいいところに連れて行ってもらった。家を出るときは、上野に行くつもりだったが、嵐の影響で、上野東京ラインが混乱していた。それならばと向かった先が久里浜。くりはま花の国のコスモスが咲き始めていることを小耳にはさんでいたので。

コスモスは手前が四分咲きで、中央が五分咲き、奥の黄色い品種は満開という表示があった。少し、早めだけど、まあまあ楽しめた。それに久里浜の猫とも友達になれたし、お昼は黒船市場でおいしい五目野菜ラーメンも頂いたし、これも、みな遊びの神様のおかげ。

入口から眺めるコスモス畑

奥から眺めるコスモス畑

横から眺めるコスモス畑

中央のコスモス畑に入ってみる

奥のコスモス畑に入ってみる

まとめるとこうなる

そうそう猫と友達になった。

高台の休憩所のテーブルの上にゴロンとしていた

フラワートレインが通り過ぎても無関心

そのうち、いねむり

かわいいので、愛称をつけてやろうと思った。久里浜の猫なので久里子にしようか、久里浜で晩年を過ごした、龍馬の奥さん、おりょうさんにするか、迷った。

たしか、波乃久里子は、両親(十七代勘三郎夫妻)が戦時中、久里浜に疎開していて、そのとき出来た子なので久里子とつけたことを思い出した。このにゃんこも華やかなジンセイを送って欲しいので、久里子ちゃんに決めた。

去年の浅草羽子板市で出会った、波乃久里子丈。三越劇場での初春新派公演のご挨拶に来られていた。↓

でも、この顔では・・・名前負けしそう↓ 

こすもすソフトクリームもおいしかったですよ。

コメント (2)
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山崎豊子展/不屈の取材、情熱の作家人生

2015-10-02 10:03:33 | Weblog

おはようございます。夜中の嵐がおさまったようです。今朝の酔芙蓉の哀れなこと。傷だらけの花を咲かせていた。さて、今朝の話題は、日本橋高島屋で開催中の追悼/山崎豊子展についてです。追悼というのは三回忌記念ということ。

家内が山崎豊子フアンで、もう先に見にきている。負けてはならぬと、九月の晦日に展覧会場に入る。ぼくは運のいい人で、入場券購入の列にいると、ご婦人がそっと寄ってきて、どうぞこれをと、招待券をくださった。余っているからということだった。実は先日の横浜高島屋のときもそうだった。ついでながら、歌舞伎座でも3F席だけどと頂いたことがある。いい男だと、得することが多いノダ(爆)。

ぼくは、山崎豊子の小説は、ほとんど読んでいないが、映画化、テレビドラマ化されたものはほとんどみている。白い巨塔、不毛地帯、華麗なる一族、大地の子、沈まぬ太陽、等。最近、霞んできたぼくの頭でも、すらすらと題名をあげることが出来るほど、どれもこれも、印象に残る超大作ばかり。

山崎豊子が生涯、大切にしていた手紙が展示されている。職場(毎日新聞)の先輩、井上靖からもらった、直木賞受賞時のお祝いの手紙だ。そこには、直木賞おめでとう、橋は焼かれた書かれていた。退路を断ち、もう小説家一本で生きていけ、という意味。この”壮絶な言葉”に将来の決心がついたという。

1945 年3月13日からはじまった大阪大空襲時の本人の日記も公開されている。実家の昆布店は焼かれ、恐怖の体験がつづられている。のちの、戦争の非情さを描く”不毛地帯”や”二つの祖国”の執筆の動機になったのであろうか。

良く知られているように、相当な取材魔である。取材ノートは約980冊、カセットテープが5500本、それらの一部が展示されている。取材した人の数は5300余り。取材のために、世界中を巡ぐり、”大地の子”では、中国の奥地まで旅した。当時の胡主席にも会い、いきなり”おたくの国の官僚組織は壁が厚く、真実がみえない!”と迫ったらしい(笑)。主席は”たしかに、よくない。中国をうつくしく書かなくていいです、欠点も影も書いてください、ただ真実を”と応じたらしい。

志摩観光ホテルが定宿で、原稿はここで書き始める。小説のヒントもここで得たものがある。晩餐の中央に神戸の財閥の家族が食事をしていたが、家族とは思えぬ美女が二人いて、そこから、いろいろ想像し、”華麗なる一族”の構想が出来上がったそうである(笑)。

書斎が再現されている。ワンコの写真が3枚。愛犬家だったようだ。スーツケースが三つ。そのひとつがぼくのとそっくりだった。芸能人には引退があるかもしれないが、芸術家には引退はないと、亡くなる直前まで執筆活動をつづけていた。享年89歳。

仲代達也、田宮二郎、渡辺謙らの名優が出ている映像があちこちで見られ、また山崎さんの華やかな衣装の展示があったりして、バラエティーのある、とても面白い、見応えのある文学展であった。



これを書き終えたら、雨があがり、西の空が青空に。さあ、取材に出掛けよう!(汗)

 

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