気ままに

大船での気ままな生活日誌

ベートーベンと雪岱と菊五郎と五郎丸

2015-10-14 08:45:19 | Weblog

今日もまた、気ままな一日だった(汗)。午前中、近くの大学の公開講座(音楽史)でベートーベンの交響曲第1番を聞いて、午後は銀座まで出て、三越で小村雪岱展をみた。そして、ふらりと歌舞伎座へ。ちょうど、菊五郎と玉三郎が出ている人情噺文七元結が始まる少し前だった。幕見も立ち見になるがOKということで、これ幸いと入場した。一日で音楽、美術そして歌舞伎をちょっとづつ楽しむことができた。帰宅すると、今度はスポーツ。どのニュース番組も、五郎丸、五郎丸と大騒ぎ。とても、バランスのいい(?)一日だった。

感想もちょっとずつ。

ベートーベン

交響曲第1番の指揮はカラヤン。若いときで貴公子のようだった。
毎朝5時半から朝食まで勉強すること。(ベートーベンの言葉)
森の全能なるものよ!私は森の中にいると、歓びにあふれ、幸福です(これもベートーベンの言葉)

小村雪岱

初見の挿絵の原画がいっぱい。

矢田挿雲 ”忠臣蔵” 四十七士の顔を描き分けるために赤穂の花岳寺の木像を参考にしたという。男は背中で語る雪岱風。静けさ漂う雪景色のロングショット。

吉川英治 ”遊戯菩薩” 昭和10年、サンデー毎日に連載。美貌の元僧侶和平が雪岱風に。

里見 ”闇に開く窓” 昭和4年、大阪毎日新聞に連載。鎌倉に住む実業家家族の物語。見慣れた雪岱美人とは違う目元ぱっちりの美人や洋服の男が登場。

そのほかに、仏画のデッサンが少々。みないい値段がついている。また、雪岱装幀の本二冊。”源氏と平家”など。

こうした小さな展覧会でも、雪岱フアンにはうれしいもの。最終日、滑り込みセーフ。そろそろ日本橋三越で森田りえ子展も始まる。見逃がさないようにしなければ。

菊五郎&玉三郎 ”人情噺文七元結”

左官長兵衛 菊五郎
女房お兼 時 蔵
鳶頭伊兵衛 松 緑
和泉屋手代文七 梅 枝
娘お久 尾上右近
角海老手代藤助 團 蔵
和泉屋清兵衛 左團次
角海老女将お駒 玉三郎

円朝師匠が創作した落語でお馴染みの演目。博打好きの長兵衛(菊五郎)、借金だらけで、年が越せない。いつも女房のお兼とお金のことで喧嘩している。さて、今日は娘のお久が見当たらない。大騒ぎしていると、娘は吉原に身を売ろうとしている。その金で借金を返し、父親に快心してもらおうと思う。孝行娘の行動に角海老の女将(玉三郎)が感心し、お久はしばらく自分の身の回りの世話をしてもらうだけにするからと、返金を条件に50両を長兵衛に渡す。ありがたいありがたいと懐に50両を入れ、帰宅途中、川に身投げをしようとする和泉屋手代の文七(梅枝)に出会う。大事なお店のお金、50両をすられてしまったという。さて、これからどうなるか、知りたい方は1400円払って、幕見をどうぞ。落語を歌舞伎化しただけに、落語調の人情噺劇。お天道さまはみている、めでたしめでたしの結末。夜の部、玉三郎の阿古屋もみてみたい。ぼくの遊びの神さま、連れってて。

菊五郎とくれば、五郎丸 五郎丸、昨晩は各局ニュース番組巡りの大活躍でしたね。

五郎丸ポーズ

円朝師匠も五郎丸ポーズ

明月院のリスくんも五郎丸ポーズ

では、みなさん、今日も1日、お元気で! 

コメント
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