気ままに

大船での気ままな生活日誌

老夫婦 横浜ヲ徘徊ス

2015-10-20 10:07:31 | Weblog

家内がそごう美術館の招待券2枚を友達からもらったというので、横浜に出掛けた。鈴木信太郎展。これがとても良かった。感想文はのちほど書くことにして、そのあとの老夫婦横浜徘徊の”あしあと”を忘れないように残しておこうと思う。

展覧会をみたあとは、10階のレストラン街へ。あそこの屋内庭園が素晴らしい。もう、紅葉が見頃になっていた。

ランチはベトナム料理。ぼくは焼きそば、家内はフォー(米粉麺)をメインとした定番メニュー。生春巻きもついている。とても、おいしかった。ベトナムも一度、行きたいと思っているのだが、なかなか実現しない。カンボジアもそう。来年こそは!そうそう、むかし、パリで食べたベトナム料理がおいしかったこと。

食事を終え、8階へ。秋の大九州/味と技めぐりが開かれていたのだ。

九州の名店が勢ぞろい。九州生まれの家内も大喜び。大宰府の梅ヶ枝餅を早速、見付け買う。隣りの鹿児島のお店でさつま揚げも(これはもう昨夕、ぼくのお腹の中へ)。熊本の銘菓”いきなり団子”は作り方の実演までしている。

いきなり団子

ご、五郎丸ラーメンでごわす!鹿児島の人気店らしい。また、鹿児島といえば、アイス白熊、もちろん来ていましたよ。熱いラーメンのあとは冷たい白熊をどうぞ!

そして、シーバスに乗って、山下公園へ向かう。


山下公園では、氷川丸のカモメが整列して迎えに出ていた。


山下公園のツワブキは満開だった。

マリンタワーもこんにちわ

この噴水池はサンディエゴ市との姉妹都市提携の記念でつくられた。サンディエゴは、ぼくも好きな街。

そして、港の見える丘公園へ登る。秋薔薇も咲き始め、いろんな花が真っ盛り。

そして、洋館通りを歩いて、イタリヤ山へ向かう。途中のレストランでお化けカボチャがこんにちは。

イタリヤ山の外交官の家のメタセコイヤの並木を定点観測。まだ、色づきなし。

ここまで、徘徊して、まだその足跡を何とか、辿れるのだから、まだ本物の”徘徊”ではないらしい。 よく歩いた一日だった。今日は、夕方、友達と神楽坂で飲み会。その前に、日本橋のべったら市に行くか、新宿御苑にするか迷っている。報告は明日します。では、行ってきまぁす。

 

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鈴本演芸場にて

2015-10-20 08:15:01 | Weblog

先日、橘家円蔵師匠、81歳の訃報が入った。2年前の浅草演芸ホールが最後の高座となったということだった。もしかしたらと、ぼくのブログ記事を探してみた。たしか、浅草で円蔵師匠の噺を聞いている。でも、それは、2年前ではなく、4年前、2011年の正月公演のときで、浅草ではあったが、演芸ホールではなく、上階の東洋館の方だった。そのとき、東洋館へ上るエレベーターの中で偶然、師匠と一緒になったのだ。そのときの様子を当時のブログ記事でこんなふうに書いている。

そしてエレベーターに入ると、すぐあとに、ななななんと円蔵師匠と弟子筋らしい落語家が入ってきた。さすがと思ったのは、わずか4階に上がるまでの間、二人で笑いをとる会話をしてくれたことだ。ミニ落語をはやくも聞け、得した気持ちになった。

そういうこともあって、円蔵師匠のお悔やみのためにも、是非、浅草演芸ホールの寄席に行こうと思っていた。日曜日、まず上野で両博物館などを見学後、浅草へ行く予定だったが、(昼の部の時間のこともあり)結局、上野の鈴本にした。

わずかに残っていた席についたときは、中入りの二つ前だったが、高座にあがっていたのは、三味線漫談の小円歌。円歌師匠のお弟子さんとは思われない美女で(笑)、また噺しも上手で、ぼくもフアンである。実は4年前の正月公演でもみているし、そのあと、中入前の〆に出てきた馬風が、そのときも第二部のトリを務めていたのだ。まるで、円蔵師匠がぼくのために用意してくれたような番組だった。馬風のちょっととぼけた味がぼくは大好きで、今回も、談志の選挙ネタなどで大笑いした。噺だけではなく、歌もまた上手で、美空ひばりの歌のダイジェスト版を次々と、二十数曲も聞けたのは楽しかった。

中入り後は、柳亭小燕枝の”権助提灯”と桃月庵白酒の”ざるや”の達者な噺しを聞いたあとの昼間の部のトリは、川柳(かわやなぎ)川柳(せんりゅう)。祝芸歴60年/ご存じガーコンの枕詞がついている。はて、どんな噺家だったけ?高座へあがってきて、噺をはじめたら思い出してきた。円生の弟子でさん生を名乗っていたが、破門され、新師匠小さんに、この名をつけられたようだ。波乱の人生を送ったようで、円蔵師匠より三つ上の85歳。出し物はガーコン。軍歌やジャズを唄いながらの漫談で、たしかに聞いたことがある。ドラ息子はジャズで身体をゆらし、田舎のおとっつぁんも同じように身体をゆらすが、こちらは、ガーコン、ガーコンと脱穀機を動かしているのだ。これがオチ。

そして、いったん引っ込み、再び、ソンブレロにサラッペのいでたちで、ギターをひきながら”ラ・マラゲーニャ”を歌いながら現れる。そうだ、これは、むかしテレビでよくみた!艶笑小咄をしながらのラテン音楽。息継ぎなしの歌声に途中で何度も拍手が起こった。

川柳川柳師匠、円蔵師匠の分まで長生きしてください!

 

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