気ままに

大船での気ままな生活日誌

黒田清輝記念館 特別室、開いてました

2015-10-28 18:45:36 | Weblog

こんばんわ。暑い一日でしたね。ぼくは、途中からTシャツで歩きました。京都から帰り、三日目、疲れもとれたので、上野へ行ってきました。もちろん主目的は東博で昨日からはじまった始皇帝の兵馬俑展。開館直後に入ったので、中も空いていて、らくらく見学。素晴らしかったですよ。感想文はのちほどということで、今夜は、そのあとに寄った、黒田清輝記念館のこと。

リニューアルオープンしたのが、今年のお正月。そのときも、もちろん見学した。とくに、特別室の清輝の珠玉の4作品は素晴らしかった。ところが、その後、二、三回訪れたが、特別室は閉められていた。それが、今回、オープンしていたのだ。ホームページをみると、ちゃんと書いてあって、今年、3度目のオープンで、2015年10月27日(火) ~ 2015年11月8日とある。短い期間なので、見逃してしまうのは仕方がないかもしれない。

それでは、黒田記念館特別室の作品を本ブログ上でもオープンしましょう。ここは東博所属なので、本館同様、写真撮影はOKというのがうれしい。

特別室

”読書”(1891年)


”舞妓”(1893年)

”湖畔”(1897年)

”智・感・情”(1899年)

名作ばかり、これで無料。ありがとうございます、清輝さん。

このあと、上野動物園へ行ってきました。可愛い動物がいっぱい。明朝、ご挨拶してもらいましょう。

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フェルメールとレンブラント展 (京都十月の旅#5)

2015-10-28 07:25:26 | Weblog

レオナルド・ダ・ビンチとフェルメールの展覧会は、見逃すわけにはいかない。東京であったレオナルド展は一瞬の隙を突かれ(笑)、見逃してしまった。でも、京都まで追いかけてきて、望みを果たした。一方、フェルメール展は東京開催前に先行する京都(市美術館)で、それも初日に見るという快挙を成し遂げた(汗)。

フェルメールのどんな作品がきているかというと、メトロポリタン美術館(MET)所蔵の”水差しを持つ女”。日本初公開ということだ。フェルメールの円熟期に入った傑作という評判で、それはそれで嬉しいのだけど、ぼくとしてはMETから別の作品に来てほしかった。実は3年ほど前、METを訪ねたとき、フェルメール5作品の内、2作品が貸出中だった。その2作品とは、”信仰の寓意”と”リュートを調弦する女”。後者は来日しているので見ているが、前者はみていない。”全制覇”を目指す(汗)ぼくとしては、”信仰の寓意”に来ていただきたかった(笑)。

でも、”水差しを持つ女”に3年振りの対面でき嬉しい。小さい作品。ある番組でみたのだけど、フェルメールの全作品をまとめても、レンブラントの大作、”夜警”の一枚の大きさの中に収まったしまう。これには驚いてしまった。逆にいえば、フェルメールは、実に、ていねいに、ていねいの描いていたということだろう。

さて、レンブラントの作品もMETから来ている。METの”美術館ガイド”にはレンブラントの作品が4点、掲載されているが、その中には入っていない。でも、戦争の女神、ベローナを描いたこの作品”ベローナ”も傑作といわれている。人物だけではなく鉄兜や鎧のリアリティーにはおどろいてしまう。

この二つをみるだけで、ぼくは満足してしまったが、その他にも、17世紀のオランダ黄金時代の巨匠たちの絵画がたくさんみられて幸せだった。それらについても、詳細に紹介したいところだが、この京都旅シリーズのはじめにも述べたように、展覧会記事はなるべく簡略に、六展感想をすばやく終わらせたいので、これで終わりにさせていただきまする。

フェルメール ”水差しをもつ女”(METで撮影)

レンブラント ”ベローナ”

京都市美術館 平安神宮の鳥居の近くにある。向かいの京都国立近代美術館から撮る。

次回は、その近代美術館の展覧会感想記事の予定です。

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シネマ歌舞伎”籠釣瓶花街酔醒”

2015-10-28 07:11:23 | Weblog

おはようございます。昨日、シネマ歌舞伎というものをはじめてみてきました。まず、観客の多さにびっくり。平日の昼すぎというのに、ほぼ満席。やっぱり、年配の方が多いようです。

平成22年2月に歌舞伎座で公演されたものの録画で、演目は”籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)。亡くなられた勘三郎が主役で出ているし、花魁、八つ橋には玉三郎、そして片岡仁左衛門も。加えて、勘九郎、七之助と、豪華な配役で、見てみたくなったわけです。

大きなスクリーンで、迫力もあるし、また、役者の所作を細かいところまで映し出すので、歌舞伎座でみるのとは趣きがちがう。こんなに、表情豊かに演技していたのか等がよくわかる。

あばた顔の上州佐野の絹商人、次郎左衛門(勘三郎)が下男の冶六(勘九郎)を連れて、はじめての吉原見物。ここで花魁道中をみるのだが、八つ橋(玉三郎)が現れたときに、ぽぉとなってしまう。八つ橋が投げかける愛想笑いで、すっかり、のぼせてしまう。ニタニタ顔の表情が見もの(笑)。それから半年、吉原に通いつめ、遂には身請けをしようというところまできた。ところがそうは問屋が下さなかった。八つ橋には栄之丞(仁左衛門)という情夫がいて、彼がそれを許さなかった。そして八つ橋も不本意ながら、大勢の集まる中で次郎左衛門に”愛想づかし”をする。うろたえる勘三郎の表情がみもの、玉三郎の複雑な心境の表情、仕草も。そして、すごすご帰ってゆく勘三郎。そして大詰は、その四か月後の吉原での勘三郎と玉三郎との対面。はじめ、にこやかに話す次郎左衛門だったが、突如、よくぞ先般、恥をかかせてくれたな、と、妖刀”籠釣瓶”を取り出し、八つ橋を刺し、うらみを晴らすのだった。

江戸時代に起きた”吉原百人斬り”事件をもとに、三代目河竹新七(黙阿弥の門人)の作とのこと。月イチ上映のシネマ歌舞伎、来月は、舞台でもみている、猿之助のヤマトタケル。また、行こねば。



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