気ままに

大船での気ままな生活日誌

熱海城とトリックアート迷宮館

2015-10-17 10:02:06 | Weblog

未投稿展覧会記事を捜していたら、こんなのが出てきた。一と月ほど前に行った熱海のトリックアート迷宮館のこと。途中まで書いていて、そのままになっていた。とても楽しい美術館だったので、やっぱり記事いしておこうと思って。

熱海までは、踊り子号に乗ると45分程度で着いてしまうので、日帰りで行くことが多い。梅と熱海桜が咲く季節、ジャカランダの季節には毎年、必ず、訪れる。ついでにMOA美術館にも寄るのも定番だ。でも、その他の施設を巡ることはめったにない。今回は二泊したし、また”湯遊バス”という市内名所めぐりをするミニバスの存在を知り、それを利用してみた。はじめて登る熱海城とその横のトリックアート迷宮館、なかなか楽しめましたよ。

熱海城

眼下の風景が素晴らしい

その隣りにあるトリックアート迷宮館

中に入ると、いきなりこんにちわ。

立体的な絵画にびっくり。ただ見るだけではなく、その隣りに連れを置いて、写真を撮るともっとおもろい。

この名画の前では、ビーナスと同じ格好をして撮る。でも、裸にならなければならない!

名画といえば、オダリスク。左からみるのと、右からみるのではこんなに違う。まさにトリック絵画。これは横浜中華街のトリックアート館にもある。

同じに見えますか。

同じ部屋なのに、こんなに違う。トリックアートはサイエンティフィックアート。

ああ。おどろいた。

熱海城にはマッチ棒でつくった名城がいっぱい。

名古屋城 マッチ棒3万9千本!あっと、おどろく五郎丸!

小倉城

大山城

北前千石船も!

すごい芸術!たいしたもんですね。
 

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伝説の洋画家たち/徳川の城

2015-10-17 08:33:19 | Weblog

もう、10月も半ば。今年も残すところ、わずか二か月半となった。あっと言う間に、年末となり、”ぼくの今年の展覧会ベストテン”を発表しなければならない日が近づいている(笑)。ところが、これまでみた展覧会で記事にしていないものがいくつもありアセッている。その中には、もう、とっくに閉幕してるものもある。せめて、チラシだけでも載せておかないと、ベストテンの候補にもなれない。というわけで、まず、二つの展覧会のチラシを掲載しておこうと思います。

伝説の洋画家たち(東京都美術館) 7・18~9・6

内容(ホームページより)

【1】草創期
1914(大正3)年10月、石井柏亭、山下新太郎、有島生馬、坂本繁二郎、梅原龍三郎、津田青楓、斎藤豊作ら11名を鑑査委員とし、上野竹之台陳列館で第1回展が開催される。彫刻部は第6回展から新設された。
【2】揺籃期
1920~30年には神原泰や中川紀元が中心となったアクションをはじめ、里見勝蔵、小島善太郎らの結成した1930年協会、児島善三郎らひきいる独立美術協会など、二科会で活躍する画家たちによる運動や分派がうまれる。
【3】発展そして解散
1934年に藤田嗣治を迎え入れた二科会は、さらなる発展を遂げ、藤田、東郷青児を顧問に据えた九室会なども結成される。1935年には石井、有島、山下ら一部の創立メンバーが二科会を去り、1944年ついに二科会は解散へ。
4】再興期
戦後、いちはやく動いた東郷や、高岡徳太郎らが中心となって二科会は再結成される。海外進出、社団法人化など、再興するためのさまざまな工夫がなされて今日に至る。

第三期にはマチスも出展していたのにはびっくり

 
徳川の城/天守と御殿(江戸東京博物館)8・4~9・27
 
内容(ホームページより)
本展では、縦3.72m×横4.65mの巨大絵図「江戸城御本丸惣地絵図」(江戸東京博物館蔵)など、江戸城に関連する絵図の多くに加え、「駿府鳥瞰図」(駿府博物館蔵)や「大坂市街・淀川堤図屏風」(右隻、大阪城天守閣蔵)など、これまで一度に見ることができなかった各地の絵図や城郭図を一堂に展示。約50点に及ぶ展示は、江戸東京博物館での特別展では過去最多となります

 

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画家の詩、詩人の絵/絵は詩のごとく、詩は絵のごとく

2015-10-17 06:20:53 | Weblog

おはようございます。今朝は展覧会の話です。

馬入のコスモス畑を見に行った足で、平塚美術館に寄ってきた。”画家の詩、詩人の絵”展が開催されていたのだが、これが、また満開のコスモス畑に負けないくらいにすばらしかった。ぼくの年末、展覧会ベストテン入り、内定といったところ(笑)。

二つの展示場に分かれていて、最初は”画家の詩”の部屋、二つ目が”詩人の絵”の部屋。前者は、文学性、詩情を拠りどころとした画家の作品。後者は、文字通り、絵ごころのある詩人の作品。どちらも、それぞれ良かったが、後者の方に多くの時間を割いた。

”画家の詩”では、竹久夢二美術館より、大作”この夜ころ”やセノオ楽譜など5点。本人の詩も描きこまれていて、まさに詩情あふれる作品ばかり。そして、最近、東京ステーション美術館でみてきたばかりの”詩映(つくはえ)”(木版画と詩の雑誌)の三画家、藤森静雄、恩地孝四郎、田中恭吉の作品。そして、村山槐多、長谷川利行、古賀春江、三岸好太郎、山口薫と西洋近代美術を学びながらも、独自の”詩的画風”を作り上げてきた作品。さらに、これも、茅ヶ崎美術館でみてきたばかりの、萬鉄五郎と棟方志功コンビの作品。加えて、青木繁、川上澄生、草間弥生とつづく錚々たるラインナップ。

さらに、次の部屋に移ると、普段、あまり見たことのない、著名な詩人の絵がみられる。これも、びっくりするラインナップ。正岡子規、高村光太郎、北原白秋、木下杢太郎、萩原朔太郎、佐藤春夫・・と以上、展示リストの順にあげてみた。どうですか、すごいでしょ、えへんえへん(ぼくがいばる権利はない)。そして、その次が、西脇順三郎。”羅馬”という詩を添えて、故郷、小千谷市所蔵の、うくしい絵が5枚も並ぶ。詩も良かったが、ブルーに染まった、イタリーの風景や人物がとてもステキで詩的だった。

宮沢賢治は”わたしという現象は/仮定された有機交流電燈の/ひとつの青い照明/(あらゆる透明な幽霊の複合体)/風景やみんなといっしょに/せはしくせはしく明滅しながら/いかにもたしかにともりつづける/因果交流電燈の/ひとつの青い照明です ”春と修羅”の序が添えられて、”日輪と山”など4点が。

いわき市から草野心平の二つのパステル画、中也記念館からも墨絵など、神奈川近代文学館からは富永太郎の自画像など10点、千葉市美術館から北原克衛など。そうそう、立原道造や、まど・みちお、も。

もう一度、散歩がてら覗いてみたい素晴らしい展覧会だった。

新収蔵展では”特集:石田徹也展”も。昨年、ここで石田徹也展をみた。そのときの作品を含め13点も。

 

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