気ままに

大船での気ままな生活日誌

ノーベル物理学賞に梶田隆章さん 連日連夜の受賞

2015-10-06 22:29:21 | Weblog

今日も期待して待っていた。午後6時半から晩酌をはじめ、そろそろ7時になろうとしている。今日の化学賞(そう勘違いしていた)は、ダメだったかなと傍らの家内に話しかけたときだった。天気予報が始まったそのとき、速報の文字が!おっ!来たかと、ごくっと飲み干し、画面をにらむ。

ノーベル物理学賞に梶田隆章さん、ニュートリノに質量、観測で証明

な、なんと、連夜のノーベル賞!それに、物理学賞は昨年に引き続き、2年連続。今年はないだろうと思っていたが、来た!日本科学未来館の予想では、ノーベル物理学賞の受賞分野はここ数年、”物性→宇宙→物性→素粒子”という4年サイクルが続いているので、昨年の”青色発光ダイオード”は物性、順番通りならば、ことしは宇宙分野からの選出で、日本人の受賞はないとしていた。ところが、はずれて素粒子となり、うれしい誤算となった。

梶田さんら100名の研究チームは、岐阜県飛騨市神岡町の地下鉱山跡にあるニュートリノ観測施設”スーパーカミオカンデ”において、ニュートリノが質量を持つことを世界で初めて観測。半世紀に渡る議論に終止符を打つ画期的な成果をあげた。

喜びの記者会見の途中、私用の電話が入った。すぐ切らず、長々と話していた。人柄の良さが出ている。家内は首相からのお祝いの電話じゃないかと言っていたが、ぼくは、ボケた親戚の叔父さんではないかと言った(爆)。いずれにしても、こんなときに電話するあほの顔がみてみたい(爆爆)

その人は、この方かもしれない(爆)。小柴さん。梶田さんは、カミオカンデ時代に弟子入りした。兄弟子のつくばの戸塚さんも存命ならば、当然、共同受賞のはず。研究は、すべて積み重ね。ただ、代表でいただくだけと、梶田さん。

奥さんも、ただただびっくりしました。

明日は化学賞。これも頂ければ、日本初の、医学生理、物理、化学の三賞受賞!

ちなみに、日本科学未来館の予想では、日本人が二人も入る”リチウムイオン二次電池の開発”=ジョン・グッドイナフ博士/水島公一博士/吉野彰博士

同館は、医学生理、物理学両賞共、はずしているので、いよいよ、三度目の正直で、当たる可能性が高い! さすれば、初の三賞、というか三冠王だ!ああ、ノーベル賞ほど面白いものはない!

グルスキーの”カミオカンデ”を思い出した。



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ノーベル医学生理学賞に美術愛好家、大村智さん

2015-10-06 10:15:50 | Weblog

おはようございます。今日はおめでたいニュースから。

ノーベル賞ウイークに入って、いきなり吉報が飛び込んできた。医学生理学賞に元北里研究所長の大村智さん!おめでとうございます。ちまたでは(日本未来科学館予想)、免疫学の本庶佑さん、オートファジー研究の大隅良典さん等の呼び声が高かったが、先行するお二人を追って、第四コーナーを廻り、直線で一気に抜き去り、栄冠を獲得したというところだろうか(笑)。

以前から、大村さんの素晴らしい業績は多少存じ上げていたが、びっくりしたのが、3年前の茅ヶ崎美術館でのこと。ここで、”響きあう女性美術家の世界展”が開催されていたのだが、その展示品が山梨の韮崎大村美術館所蔵のものばかり。大村さんはそこの館長さんをなさっていて、当時は女子美の理事長もされていた。あの著名な天然物有機化学者が美術館長というのが、なかなか結びつかなかった。若い時から美術が好きで、とくに女性作家の作品を蒐集していたようだ。”自然と美術は人間をまともにする”といつも言われているとのこと、今朝のテレビで知った。

北里柴三郎は、第1回ノーベル医学生理学賞の候補だったが、惜しくも逃している。その北里がドイツから帰国して設立した北里研究所は昨年100周年を迎えている。その1年目に元北里研究所長が同賞を受賞する。一世紀かかった。歴史は面白い。草葉の陰で北里柴三郎がどれほどお喜びのことか。

大村智さん、ノーベル医学生理学賞受賞 土壌放線菌から病原フィラリアなどに殺効果のある抗生物質エバーメクチンを単離

亡くなられた奥さんに、心の中で一番先に知らせた。

韮崎大村美術館から中継

2012年5月茅ヶ崎美術館で開催された、韮崎大村美術館所蔵展。

ぼくからのお祝いは、今朝の紅白の酔芙蓉。昨日の花が、こんな生き生きと紅で残っているのは珍しい。

さて、今夕の化学賞もいただきだ!

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