今日も期待して待っていた。午後6時半から晩酌をはじめ、そろそろ7時になろうとしている。今日の化学賞(そう勘違いしていた)は、ダメだったかなと傍らの家内に話しかけたときだった。天気予報が始まったそのとき、速報の文字が!おっ!来たかと、ごくっと飲み干し、画面をにらむ。
ノーベル物理学賞に梶田隆章さん、ニュートリノに質量、観測で証明
な、なんと、連夜のノーベル賞!それに、物理学賞は昨年に引き続き、2年連続。今年はないだろうと思っていたが、来た!日本科学未来館の予想では、ノーベル物理学賞の受賞分野はここ数年、”物性→宇宙→物性→素粒子”という4年サイクルが続いているので、昨年の”青色発光ダイオード”は物性、順番通りならば、ことしは宇宙分野からの選出で、日本人の受賞はないとしていた。ところが、はずれて素粒子となり、うれしい誤算となった。
梶田さんら100名の研究チームは、岐阜県飛騨市神岡町の地下鉱山跡にあるニュートリノ観測施設”スーパーカミオカンデ”において、ニュートリノが質量を持つことを世界で初めて観測。半世紀に渡る議論に終止符を打つ画期的な成果をあげた。
喜びの記者会見の途中、私用の電話が入った。すぐ切らず、長々と話していた。人柄の良さが出ている。家内は首相からのお祝いの電話じゃないかと言っていたが、ぼくは、ボケた親戚の叔父さんではないかと言った(爆)。いずれにしても、こんなときに電話するあほの顔がみてみたい(爆爆)
その人は、この方かもしれない(爆)。小柴さん。梶田さんは、カミオカンデ時代に弟子入りした。兄弟子のつくばの戸塚さんも存命ならば、当然、共同受賞のはず。研究は、すべて積み重ね。ただ、代表でいただくだけと、梶田さん。
奥さんも、ただただびっくりしました。
明日は化学賞。これも頂ければ、日本初の、医学生理、物理、化学の三賞受賞!
ちなみに、日本科学未来館の予想では、日本人が二人も入る!”リチウムイオン二次電池の開発”=ジョン・グッドイナフ博士/水島公一博士/吉野彰博士
同館は、医学生理、物理学両賞共、はずしているので、いよいよ、三度目の正直で、当たる可能性が高い! さすれば、初の三賞、というか三冠王だ!ああ、ノーベル賞ほど面白いものはない!
グルスキーの”カミオカンデ”を思い出した。