こんにちわ。
夏の暑い盛り、山種美術館の浮世絵・江戸絵画名品選展を見てきた。忘れないうちに記録しておこうと思う。山種には珠玉の浮世絵コレクションがあり、たまに、まとめて展示してくれる。今回も名品がぞくぞく。
展示室に入るとすぐに写楽の名作、二代目嵐龍蔵の金貸石部金吉が出迎えてくれる。
そして、春信の柿の実とり、歌麿の美人五面相、清長、春好などが続く。北斎の”赤富士”は前期のみということで見られず、残念。でも広重の東海道五拾三次の後期の半分がずらりと。これは、江戸時代、画帖でセットで売られたもので、貴重な初刷である。ほかにも、名作、名所江戸百景/大はしあたけの夕立も展示されている。
そして宗達・光悦の琳派から江戸美術の名品も。ここで、何度も見ているが、時々は見たい。
以下の写真は、2016年に山種美術館50周年記念の”江戸絵画への視線/岩佐又兵衛から江戸琳派へ”で撮った写真。珍しく撮影OKだった。貴重な写真であるので、再度載せる(笑)。
槇楓図(伝宗達)
秋草鶉図(酒井抱一)
四季花鳥図(鈴木基一)
そして、今回、一つだけ、撮影許可された作品。
椿椿山の久能山真景図(重文)天保8年 崋山の弟子筋で、”渡辺崋山像”(重文)が代表作。
一部、拡大。家康がはじめに埋葬された久能山の東照宮へ向かう参道。道行く二人。
若冲の伏見人形図
そして、以下の二点が見られたのもうれしい。あの金谷屏風の一部、岩佐又兵衛の官女観菊図(重文)。
鹿下絵新古今和歌集断簡(宗達絵・光悦書)さまざまな姿態や動作を見せる鹿の群像を俵屋宗達が金銀泥で描いた料紙に、本阿弥光悦(1558~1638)が『新古今和歌集』の和歌二十八首を選んで書いた「鹿下絵和歌巻」の断簡である。もとは約22メートルの一巻の和歌巻で、益田鈍翁が所蔵していたが、現在は断簡となり、前半部はMOA、山種美術館ほか諸家、そして後半部はシアトル美術館が所蔵している。山種の断簡は、西行の”こころなき身にも哀れはしられけり鴫たつ沢の秋の夕暮”。この和歌巻のトップを飾った歌である。
すばらしい展覧会でした。
今日の大谷。ヤンキースのエース、コールとの対決は見応えがあった。向こうも真っ向勝負で連続3三振を食う。デビュー時の長嶋が、金田投手に4連続三振に仕留められたことを思い出した。最終回は守護神チャップマンにも打ち取られた。ホームランは出なかったが、こういう対戦を魅せてもらえれば、文句はいえない。うれしいニュースも大谷が4日のレンジャーズ戦に投手先発することが決まった。右手首が回復したようだ。よかった、よかった。
では、よい午後を。