気ままに

大船での気ままな生活日誌

ミツマタ物語

2022-03-08 11:45:35 | Weblog

こんにちわ。

ぼくの朝散歩道の川沿いには玉縄桜だけでなくミツマタも良く咲いている。なかなか立派な成木で、4株ほど並んでいる。

ぼくが入院する前はひとつも開花していなかったが、ひと月もたつと、さすが、満開になって迎えてくれた。

バックは椿の花。

このミツマタは恐らく、このプロムナードが平成15年(2003年)に完成しているので、そのときに植栽されたと思われる。ぼくが定年後、こちらに越してきたのは、2005年4月だから、まだ幼木だったはず。あまり覚えがない。その時代の写真も撮っていない。その後、すくすく伸びて、もう来年は成人式を迎える(笑)。そのときは、是非、記念写真を!

記念写真といえば、令和元年のミツマタ開花(1月31日)は撮っている。ミツマタ15の春だ。元服の春か。

ミツマタは、その枝が3本ずつに分かれるので、そう名付けられた。漢名は”黄瑞香(おうずいこう)”で、黄色い花が咲く沈丁花を意味しているようだ。別名には、「三枝(サキクサ)」「三枝(ミツエダ)」「三叉(サンサ)」「三股(ミツマタ)」「結黄(ムスビキ)」「数珠草(ジュズソウ)」などがある。ミツマタの樹皮は楮と共に高級和紙の原料と知られ、とくにミツマタは紙幣の原材料にもなる。

春されば 先ず三枝(さきくさ)の 幸(さき)くあれば 後にも逢はむ な恋ひそ吾妹(わぎも)(柿本人麻呂)万葉集にも詠まれている。(春が来ればまず真っ先に咲く三枝のように幸いならばまた逢えるだろう。そんなに恋焦がれないでくれわが愛しい人よ。)

小田急線高座渋谷の常泉寺がミツマタの名所であることを知ったのは、だいぶ遅れて、2015年のことだった。家内と初めて訪れたとき、3月も下旬だったが、ミツマタはまだ花盛り、花桃はじめ、しだれ桜なども見頃になっていて感激した。それ以来、毎春、欠かしたことはない。とうとう、今年は欠かすかも。来年はリベンジ!

2015年3月29日常泉寺参道 ミツマタと花桃

黄色と赤花のミツマタが咲き揃う。

境内の羅漢さまとミツマタの花

園芸品種の赤花三椏(あかばなみつまた)。

なお、最寄り駅の高座渋谷駅前で忠犬ハチ公に出会えたのもうれしいことだった。詳しくはここをどうぞ。山手線渋谷駅のハチ公ともつながりがある。

鎌倉市内のお寺など、あちこちでミツマタを見ることができる。

長谷寺

大船フラワーセンター

円覚寺の黄梅院。ここのは、黄色系であるが、白っぽく上品な感じ。

東慶寺のも。

都内でも、東御苑などあちこち。

前回の”玉縄桜物語”につづいて、”ミツマタ物語”としてみました。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

コメント
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