気ままに

大船での気ままな生活日誌

大船満開桜 最終版 

2022-03-30 21:37:08 | Weblog

こんばんわ。

例年なら、この時期は、上野、千鳥ヶ淵など都内の桜の名所を巡り終えているが、今年は病み上がりで近所のお花見しか出来ていない。残念なことだが、仕方がない。大船の桜も三日前に満開となり、今朝はもう一部、散り始めている。ここらあたりで、大船満開桜の最終版を出しておこうと思う。この地は元松竹大船撮影所があったところなので、それに関連させてまとめてみたい。

松竹大船撮影所開設記念桜並木(昭和11年植栽)

川沿いに植栽されている。

”赤絨毯”の桜道もある。

もう、散り始めている。

旧松竹大船撮影所(現鎌倉女子大)の桜

正門(現女子大)

撮影所時代の正門(同じ場所)

松竹の映画製作の歴史 Part4 〈日本初のトーキー、そして大船 ...

昨晩、NHKの「アナザーストーリー/大島渚 “最前線”の戦い」を見た。それによると、昭和29年に山田洋次監督と同期で松竹に入社し、この門を入ったとのこと。助監督を経て、山田監督は寅さんシリーズが大当たり、一方、大島監督はヌーベルバーグの旗手として、”愛のコリーダ”など問題作を次々と発表。ついに、”日本の夜と霧”の上映打ち切りに抗議し、松竹を退社する。女優の小山明子さんと結婚し独立。銃弾が飛び交う最前線で闘う姿勢を最後まで崩さなかった。

大島夫妻は藤沢の鵠沼に住み、地元の図書館には大島渚愛用の”王様の椅子”が寄贈され、ぼくも何度か座っている(笑)。

寅さんシリーズは50作になった。


山田洋次監督の最新作、キネマの神様。当時の大船撮影所を彷彿とさせる場面が出てくる。

大島渚(1932-2013)愛用の”王様の椅子”。奥様の小山明子さんが、新装なった藤沢市の南市民図書館に寄付された。写真の座っている方はぼくではありません(笑)。

山田監督は大船撮影所は”夢工場”だったとよくいう。大道具さん、脚本家、映写技師など映画にかかわる人が1000人以上、すべてが正社員だった。だから、効率よく、次々と映画が製作されていた。当時の監督さんには、小津安二郎、木下恵介らの名匠がいた。

女子大の校舎を当時の夢工場に見立てて。

鎌倉芸術館も撮影所の敷地内であった。

枝垂れ桜

”夢工場”の脇道を。

ここを抜けると、現代の夢工場。M菱電機研究所の桜並木。今年も桜まつりは中止だと守衛さんが言っていた。

在りし日のさくら祭。

鎮守さまの桜

大船桜の〆はやっぱりこれかな。

大船観音さまの桜

では、おやすみなさい。

いい夢を。

坂本冬美の夜桜お七。昨晩、椿山荘の庭園でNHKが生中継。ここの桜は何度か見に来ている。

午後10時からの「春よ来い」でも。朝ドラ、カムカムエヴリバディの主題歌”アルデバラン”を歌うAI。

なんてこった五十嵐! 果たしてアニーの正体は? 

コメント (5)
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