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【cinema / DVD】2015年2月鑑賞まとめ

2015-09-18 22:33:24 | cinema / DVD

【cinema / DVD】2015年2月鑑賞まとめ

 

ということで、まとめ記事第2弾。2月もまだ劇場鑑賞分しかcocoでの投稿していなかったので、やりたいこととはちょっと違うけどまぁOK! tweetしてたりするのだけど、今更探せないしなぁ・・・(o´ェ`o)ゞ

 

ということで、2月分♪(っ'ω')っ))



#17.『フルートベール駅で』@WOWOW (2015年2月3日鑑賞) 感想投稿なし

 

 

#18.『ミスター・スキャンダル』@WOWOW (2015年2月3日鑑賞) 感想はコチラ

 

  

#19.『ハンナ・アーレント』@WOWOW (2015年2月6日鑑賞) 感想はコチラ

 

  

#20.『命ある限り』@WOWOW (2015年2月7日鑑賞) 感想はコチラ

 

 

#21.『アメリカン・スナイパー』@イイノホール (2015年2月10日鑑賞) 感想はコチラ

 

coco投稿

『アメリカン・スナイパー』見応えあった!

"伝説"の男を英雄視したり、逆に糾弾したりすることなく、

なぜ彼が"伝説"となったのかってことを、臨場感ある映像で見せる。

敵も味方も、それぞれの事情が悲しい




#22.『ロンドン・リバー』@WOWOW (2015年2月11日鑑賞) 感想はコチラ



#23.『鉄くず拾いの物語』@WOWOW (2015年2月13日鑑賞) 感想はコチラ



#24.『恋人までの距離』@WOWOW (2015年2月15日鑑賞) 感想投稿なし



#25.『ウォールフラワー』@WOWOW (2015年2月16日鑑賞) 鑑賞投稿なし



#26.『ビフォア・サンセット』@WOWOW (2015年2月17日鑑賞) 感想投稿なし



#27.『猫侍』@DVD (2015年2月18日鑑賞 2回目) 感想はコチラ(劇場鑑賞時の感想)

 

 

#28.『ビフォア・ミッドナイト』@WOWOW (2015年2月20日鑑賞) 感想投稿なし

 


#29.『もしも君に恋したら。』@WOWOW (2015年2月20日鑑賞) 感想はコチラ

 

 

#30.『オンリー・ゴッド』@WOWOW (2015年2月21日鑑賞) 感想投稿なし

 


#31.『ソロモンの偽証 前篇・事件』@国際フォーラムAホール(完成披露試写会) (2015年2月23日鑑賞) 感想はコチラ

 

 

#32.『ラブストーリーズ コナーの涙』@ヒューマントラストシネマ有楽町 (2015年2月27日鑑賞) 感想はコチラ


coco投稿 

『ラブストーリーズ コナーの涙』良かったけど、やっぱり両方見なきゃだなぁ

 

#33.『ラッシュ/プライドと友情』@WOWOW (2015年2月28日鑑賞) 感想投稿なし

 

2月は結構見たね! cocoの投稿も最初の頃は、iPhoneの絵文字入れちゃうと、それ以降が反映しないことに気づいてなくて、結構途中で切れちゃってる 

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【cinema / DVD】2015年1月鑑賞まとめ

2015-09-17 23:21:00 | cinema / DVD

【cinema / DVD】2015年1月鑑賞まとめ

鑑賞したものについては、劇場や試写会だけでなく、DVDやWOWOWなどのテレビ鑑賞も含めて、可能な限りcocoからレビュー投稿している。全部の感想書きたいけどDVDやテレビ鑑賞分含めるとかなりの本数なのでムリ(ヾノ'д'o)㍉㍉ でも、せっかく感想Twitter連動して感想投稿しているので、もったいないなと思ったので、今年から月別にまとめて行こうかなと思う。

 

劇場鑑賞したものや、DVD鑑賞分としてレビュー書いたものについてはリンクを貼っておく。本来はtweetもしくは、cocoの投稿レビューを貼って行きたかったのだけど、今年の初め頃はDVD鑑賞などはレビューしてなかった

 

ということで、とりあえず1月分から♪(っ'ω')っ))

 

 

#01.『ゴーン・ベイビー・ゴーン』@DVD (2015.01.01鑑賞) 感想投稿なし

 

#02.『カムバック』@DVD (2015.01.02鑑賞) 感想投稿なし

 


#03.『マダム・イン・ニューヨーク』@DVD (2015.01.03鑑賞) 感想投稿なし

 


#04.『ディナー・ラッシュ』@WOWOW (2015.01.07鑑賞) 感想投稿なし

 


#05.『シン・シティ』@DVD (2015.01.09鑑賞) 感想はコチラ

 


#06.『クレアモント・ホテル』@BSプレミアム (2015.01.11鑑賞) 感想投稿なし

 


#07.『虹を掴む男』@WOWOW (2015.01.12鑑賞) 感想投稿なし

 

#08.『マイヤーリング』@WOWOW (2015.01.15鑑賞) 感想はコチラ

 

 

 

#09.『ジェーン・エア』@DVD (2015.01.16鑑賞) 感想投稿なし

 

 

#10.『きっと星のせいじゃない』@有楽町朝日ホール(試写会) (2015.01.20鑑賞) 感想はコチラ


【誤字多発につき再ツイ】『きっと、星のせいじゃない』良かった!

重いテーマを重過ぎず、軽過ぎず見せてて、恋愛映画でもあり、

青春映画でもあり、家族の映画でもあり、尊厳の映画でもあり?

ベタになりがちなシーンも映画的感動場面になってる気がした。

2人のメッセージの吹き出しとかかわいかった❤


 

 

 

#11.『ハウンター』@WOWOW (2015.01.22鑑賞) 感想はコチラ

 

#12.『華氏451』@BSプレミアム (2015.01.23鑑賞) 感想投稿なし

 

#13.『セブン・サイコパス』@WOWOW (2015.01.24鑑賞) 感想投稿なし

 


#14.『セインツ ~約束の地』@WOWOW (2015.01.26鑑賞) 感想投稿なし

 


#15.『いつか晴れた日に』@DVD (2015.01.27鑑賞) 感想投稿なし

 


#16.『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました』@ソニー・ピクチャー試写室(試写会) (2015.01.30) 感想はコチラ

 

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』おもしろかった!

Twitterと豪華キャストの使い方が上手い

 

この頃はまだ劇場で見た映画しか感想投稿してなかったので、本来やりたかったこととはちょっと違っちゃった

 

 

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【備忘録】「古都浪漫こころ寺巡り:永観堂禅林寺」

2015-09-16 23:58:05 | tv

【備忘録】「古都浪漫こころ寺巡り:永観堂禅林寺」

東山三十六峰の1つ 永観堂禅林寺 総門→中門(江戸中期に再建)→伽藍 中門右手弁天池には弁財天が祀られる 池の西側岩垣もみじ もみじの名所永観堂でも見応えがある 平安時代からもみじの名所 藤原関雄の別邸だった 官僚試験に合格大臣になる資格を得るが、宮仕えせず和歌にいそしむ



今回は是非行ってみたいと思っている永観堂(永観堂(Eikando,Kyoto))。後に出て来るみかえり阿弥陀様を見たいからなのだけど、こんなに紅葉が素晴らしいとは思わなかった。藤原関雄(Wikipedia)はかなり風流な方だったようで、そういう方の別邸なのであれば、納得という感じ。もみじの頃に行ってみたい。

 

多宝塔 山の斜面に回廊=臥龍廊 → 開山堂 真紹僧都開祖 853年真言宗の寺として創建 瑞紫殿 阿弥陀如来坐像 1467年応仁の乱 5体の阿弥陀如来のうち4体が焼失 残る1体 手に焼け跡残る=火除けの阿弥陀


 

現在は浄土宗の禅林寺、そもそもは真言宗の寺として真紹僧都(Wikipedia)開山。浄土宗に変わった経緯については後に出て来るけど、1人の僧侶により寺の宗派が変わってしまうというのも不思議な感じ。とはいえ、もともとは仏教という部分で共通であって、そのアプローチが違っているからということなのかな?


唐突に阿弥陀如来が5体とtweetしちゃってるけど、要するに5体の阿弥陀如来が京都の各地に安置されたという部分が抜けてしまった。確か、この真紹僧都によって置かれたと思ったのだけど、聞き逃した 応仁の乱(Wikipedia) で京都は戦火に包まれてしまい、4体が焼失してしまったのだとか。残念


御影堂 寺で一番大きい 大正時代に再建総瓦ぶき 現在は浄土宗 真言宗=空海 人は仏になれる 浄土宗=法然 念仏により救われる 極端な宗派の転換 平安時代 永観律師(ようかんりっし) 奈良で修行浄土教に目覚める 法然が浄土宗を開く100年前 幼い頃を過ごした禅林寺に入る


真言宗(Wikipedia)の開祖空海(Wikipedia)と、浄土宗(浄土宗|公式サイト)の開祖法然(Wikipedia)の教えは一見全く真逆に見えた、永観律師(Wikipedia)は奈良での修行中、浄土教に目覚めた。法然が浄土宗を開く100年前から浄土教という教えはあったってことなの? なかなか難しい 


  

禅林寺に入った10年後、念仏行を1人で行う 明け方永観の前を歩き念仏行道を行う阿弥陀如来の姿 驚く永観に「永観、遅し」と声をかける。仏は苦しむ人々と共にいると永観が悟った瞬間 その時の姿を現したのが見返り阿弥陀 みかえり阿弥陀を祀ったのが永観堂 豊臣家から移築


永観は1日6万回念仏を唱える修行を行っていたそうで、その際永観の前に阿弥陀如来が姿を表したという有名な話。「永観、遅し」と声を掛けたと言うと、永観を叱責しているように感じるけど、たしか永観堂のみかえり阿弥陀の英語の説明文だと「Eikan,Follow me」となってるんだよね? となると、これは激励しているということなのかも? なので、永観も苦しむ人々と共にいると感じたのでしょう。


豊臣の誰のどこから移築されたのか聞き逃し 秀吉と秀頼ではなかった気がする・・・ ちょっと調べてみたけど分からず(´・ω・`)

 

みかえり阿弥陀 鎌倉時代作 75cm 来迎印 極楽浄土から阿弥陀如来が来迎する時の姿 永観の前に現れた時の姿を模している


 

75cmと意外に小さなお姿なのね・・・ この阿弥陀様その見返っているお姿に気を取られてしまうけれど、本当に美しく慈愛に満ちたお姿をされている。この清らかで永観を導こうとされているお顔。素晴らしい 実物絶対見に行く!!

 

 

永観 浴室を設ける 現在のサウナのようなもの 病に苦しむ人々を救う 悲田梅 病に苦しむ人々のために梅を与える 鴨長明→永観の人柄を書き残す 宗派や教義にとらわれずに人々を救う 人々は親しみを込め、禅林寺を永観堂と呼ぶ


 

浴室は写真のもの。病に苦しむ人々をサウナのような浴室に入れると何故病気が治るのかがイマヒトツ分からないのだけど、念仏行道でみかえり阿弥陀様のお姿を見た後、人々を救うために尽力したのはスゴイ。

 

鴨長明(Wikipedia)が永観のことを書いたのは、何という随筆だったか聞き逃し。仏教説話集だというから「発心集」(Wikipedia)かな?

 

浄土宗 厳しい修行を否定するものとして法然は仏教界から弾圧 禅林寺の住職静遍 浄土宗を否定する目的で学ぶ 学ぶうちに考えが変わる 法然の教えと、永観の教えに共通点を感じる 人々を救うこと 11代を永観とし、自らを12代として、既に永観は亡くなっていたが弟子入りした


静遍(Wikipedia)は法然の「選択本願念仏集」(Wikipedia)を読んで感動したのだそう。真言宗の寺として始まった禅林寺が、浄土宗に変換したのは永観によるものなのかなと思っていたのだけれど、この静遍の時点でも迷いがあったってことなのかな? 

 

山越阿弥陀図 静遍が描かせる 阿弥陀如来来迎図 観音菩薩と勢至菩薩が向き合って描かれる 山越阿弥陀は数多く描かれたが、禅林寺のものは傑作であり異質 左上に大日如来を表す梵字の阿 ←理由は聞き逃す



山越阿弥陀図(山越阿弥陀図(やまこしあみだず)とは|コトバンク)はどこかのお寺でも見た気がする。手前の雲に乗っておられるのが右が観音菩薩で、左が勢至菩薩。このお姿はいいね。左上が問題の阿。 

 

 

唐門 天皇の勅使が出入りした=勅使門 庭園 修行僧により砂が毎朝整えられる 小判型の市松模様の盛り砂 勅使は盛り砂を踏んで清めた 月明りを反射させ明り取りとしていた?


要するに唐門から入ると目の前に小判型の盛り砂がある。かなり大きい。この盛り砂の上の部分が市松模様になっていて素敵。勅使はこれを踏んで進んだそうだけれど、もったいない 月明りを反射させたというのは素敵な話。

 

盛り砂を進むと釈迦堂 釈迦如来像 鎌倉時代に入って来た宋文化が色濃く反映 四季の間の襖絵 狩野永徳の一門 桜 虎の間 長谷川等伯の一門 竹虎図 上段の間 勅使を迎える部屋 仙人の間 仙人図 鯉に乗り天を駆ける仙人


要するに唐門から釈迦堂に入る際に、盛り砂で清めたということ。ここに安置されている釈迦如来様は宋文化が色濃く反映しているそうだけれど美しかった! 釈迦堂には当時の有名絵師たちが腕を競い合ったらしく、襖絵はどれも素晴らしかった。狩野永徳(Wikipedia)一門のもさすが狩野派(Wikipedia)だったけれど、長谷川等伯(Wikipedia)一門の竹虎図が良かった! 仙人の間の絵師については紹介がなかったので不明なのかな?

 

 

与謝野晶子の歌碑 みだれ髪にも収録 人生の分岐点に永観堂を訪れる 明星で短歌を発表名声を得た頃、与謝野鉄幹に山川登美子と共に永観堂旅行に誘われる 登美子と晶子はライバル関係 妻子持ちの鉄幹と三角関係にあった 永観堂を訪れた時、鉄幹への熱い思いを歌う



正直、与謝野晶子(Wikipedia)と与謝野鉄幹(Wikipedia)の恋物語についてはビジュアル的にグッとこない(失礼)のだけど、確かに芸術の生まれる背景としては興味がある。短歌(Wikipedia)は全然分からないのだけど、やっぱり文学は芸術だものね。山川登美子(Wikipedia)は名前しか知らなかったけれど、三角関係だったのね? っていうか、鉄幹妻がいたなら四角関係なのでは? と、意外にドロドロした話題で終わる永観堂でした(笑)

 

古都浪漫こころ寺巡り:毎週水曜 22:00~@BSフジ

古都浪漫こころ寺巡り|BSフジ

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【cinema】『ラスト5イヤーズ』

2015-09-16 00:05:34 | cinema

'15.05.09 『ラスト5イヤーズ』鑑賞@ヒューマントラストシネマ有楽町

 

とっても公開楽しみにしていた作品。試写会応募したけどハズレ。期限切れ直前の入会特典無料鑑賞券利用して見に行ってきた~

 

 

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「キャシーとジェイミーは出会ってから5年で破局。離婚することになった。キャシーは何故ジェイミーが去ったのか考えるが・・・」っていうあらすじは、ちょっと作品の趣旨とは違う。一応お決まりだから書いてるけど、結末に触れているもなにも、チラシなどに"破局を迎えた夫婦の5年間を、妻は別れから出会いまで、夫は出会いから別れまでを描く"って書いてるし(笑) 本当にその通りで、それだけ。正直、映画のネタとしてはありがち。なので、これは主演2人の歌を聴きに行く映画。そう、これはミュージカル作品で、それが見に行った理由。

 

「マディソン郡の橋」でトニー賞音楽曲賞(2度目)・編曲賞受賞し、作曲家、指揮者、ピアニスト、ディレクターなど複数の肩書を持つジェイソン・ロバート・ブラウンが、自身の体験をもとに脚本と作曲を手掛けたミュージカル作品「ラスト・ファイブ・イヤーズ」の映画化。元の作品は2001年タイム誌が選ぶベストショー10に選出され、オフ・ブロードウェイで大ヒット。脚本を手掛けたってことは要するに作詞もしたってことかな? 実は、このジェイソン・ロバート・ブラウンは、2013年に東京と大阪で上演された「4Stars」(感想はコチラと、コチラ)の演出家兼ピアニストとして出演していた。まだ若くて素敵な人だったけど、このジェイミーのモデルがご自身ってことなのかな? う~ん(笑) ちなみに今作の監督・製作・脚本は『P.S.アイラブユー』(未見)のリチャード・ラグラヴェネーズ。

 

諸事情により感想書くのが遅れまくり4か月経ってしまった

なるべく詳細に感想書きたいけど、たぶん無理

 

冒頭、2人が暮らした部屋でジェイミーの置手紙を読むキャシー。ジェイミーは行ってしまった。ジェイミーは私が悪いと言うけど、本当にそう? ジェイミーは新たな世界に向かって行ったけれど、自分は取り残されたままと歌う。これは、一方的に別れを告げられた側が誰しも感じることだと思う。お互いすれ違いを感じていたかもしれないけれど、ジェイミーは自分の気持ちに整理をつけて出て行ったわけで、キャシーはここから整理していかなくてはならない。とはいえ、ジェイミーも全てスッキリしてしまっている訳でもないと思うけれど。4Starsで4人で歌ったこの曲。美しい旋律だけど、こんな苦しくて悲しい内容だったのか 2人が離婚してしまうこと、キャシー側は別れから、ジェイミー側は出会いから描くことは知っていたけど、曲や細かいストーリーについては全く予備知識を入れずに見た。なので、この冒頭の歌詞だけ見ていたら、キャシーは一体何をしてしまったのか?と思ったのだけど・・・(Still Hurting/別れの時)

 

全編ミュージカルの作品なので、セリフは全て歌。歌詞の内容がストーリーや、主人公たちの思いを語ることになるので、とっても重要。なので本来は全曲紹介しつつ、感想を入れて行こうと思っていたのだけど、もう無理 なので印象に残ったシーンについて感想書いて、その時の曲を載せておこうかなと思う。そして、最後に全曲リストを載せておく。

 

先に書いてしまうけれど、全体を見て感じたことは、どっちもどっち(笑) 冒頭ではキャシーが手紙を読んで歌っているので、ジェイミーの手紙のニュアンスもキャシーの受け取り方だし、別れを突き付けられた直後の心理としては、自分を責めてしまう部分もあると思う。でも、個人的にはジェイミーもジェイミーだったし、もし本当にキャシーが悪い的なニュアンスのことを書いているのだとしたらヒドイと思う。DVとか浮気とか離婚の原因が一方的に相手側にある場合もある。ずっと我慢してきたのだから、最後に思いをぶちまけたくなることもあるかもしれない。でも、あくまでこの2人を見た場合どっちもどっちなのに、別れの手紙に君のせいだから的なニュアンスを入れるのはどうかと思う。字幕の問題もあるのかもしれないけれど、個人的にこの点でジェイミーはズルイと思った。あなたにも原因はあったでしょ?と言いたくなる(笑)

 

冒頭のシーンから一転。ジェイミー目線で出会った直後の2人。宗教の違う2人だけど、こんな天使みたいな理想の女性に出会ってしまったと歌いまくるジェイミー。気持ちは分かるが落ち着け(笑) 出会ったばかりで、今まさに恋が始まったわけだから、もう一緒にいるだけでうれしくてうれしくて、いつでも手をつないでいたし、見つめていたいという気持ちは分かる。分かるけど、ちょっとこんなに激しく告白されたら引く(笑) まぁ元は舞台のミュージカル作品なのでこのくらいはOKかもしれないけれど、いきなりベッドシーンなのもビックリ。(Shiska Goddess/運命の出会い)

 

2人のすれ違いには、それぞれの仕事が大きく関係している。キャシーは売れない舞台女優で、ジェイミーは売れっ子新人作家。出会った頃は2人ともそれぞれの目標に向かって頑張っている時だったので、お互い励まし合って刺激になっていた。でも、ジェイミーの本が出版されることが決定し、さらにその本がベストセラーとなると様子が違ってくる。キャシーは相変わらずオーディションに落ちまくる。まだ若い彼女だけど、求められている役には年を取り過ぎている場合も やっと役が取れてもオハイオ公演。アルバイトをしながらオーディションを受け、舞台用の衣装も作らなければならない。一方のジェイミーはどんどん売れていく。ジェイミーは華やかな世界を知る。女性からの誘惑も多い。(A Miracle Would Happen/When You Come Home To Me/成功と誘惑) この頃には結婚しているので、出版記念のパーティーにもキャシーを同伴するけれど、こういう場に慣れていないキャシーには苦痛。とはいえ、夫のためのパーティーなのだから、もう少し頑張れとも思うし、出版業界と舞台業界は畑違いなのかもしれないけれど、そう遠い業界とも思えないので、もう少し社交的にふるまえば、何かの道が開けるかもしれないのにと思ったりもする。

 

これらのシーンが描かれる前、出会いのシーンの直後。オハイオで2人がケンカするシーンがある。後のシーンでオハイオ公演は最悪だから行きたくないと言っている(A Summer in Ohio/夢と現実のギャップ)けど、結局それしか仕事がないので出演している。そういうイライラもあるのかもしれないけれど、会いに来たジェイミーが直ぐに帰らなければならないと言うと、キャシーの様子が一転する。この日は彼女の誕生日だったようで、ハッキリ言うけどムカツクわ!妻の誕生日くらい一緒に祝いなさいよとわめき散らす。もちろん歌ってますが(笑) ジェイミーは出版パーティーに出席しなければならなかったんだったかな? 日本では分からないけど、アメリカだとパートナー同伴とか多いのじゃないかな? 妻はオハイオ公演中なのだから、その辺り譲歩している部分もあるのだろうし、New Yorkから会いに来てはいる。オハイオまでどのくらい時間がかかるのか分からないけど、努力はしていると思う。このキャシーのキレっぷりはスゴイなと思ったし、夫の仕事のジャマをしてはダメだよとも思うのだけど、ジェイミーももう少し上手く立ち回ればいいのにと思ったりもする。事前にきちんと説明して、誕生日は無理だけれど別の日に2人でお祝いするという方法だってあったわけで、キャシーだって誠意をもって話せば分かってくれないことはないと思う。そもそも、どうしても出席しなければならないパーティーなのか? 現実から逃避したいだけじゃないのか? 湖のような風光明媚な場所での修羅場はなかなか印象深かった(笑) アナ・ケンドリックのキレっぷりがスゴイ。(See I'm Smiling/破局への道)

 

とはいえ、ジェイミーは確かに努力はしていた。クリスマスには落ち込み気味のキャシーのために、人形劇的なものを1人上演して楽しませたりする。ただ、これも最終的にはキャシーは喜んだけれど、最初のうちはちょっぴり迷惑そうだったり(o´ェ`o)ゞ 迷惑というとちょっと語弊があるけど、要するにそういう気分でもないし、キャシーはそういうノリになるタイプではないのかも? 2人の価値観とか性格がピッタリ一致する必要は別にないと思う。1人が落ち込みやすい性格で、1人が楽天的な性格でも、上手くかみ合えば相乗効果となる場合もあると思うし。でも、どちらかがそれをムリだと思ってしまうとねぇ(The Schmuel Song/初めてのクリスマス)

 

前述したけど、キャシーは女優を目指しているわりにあまり社交的な性格ではないようで、ジェイミーの出版パーティーに出席するものの気が重い。何度も言うけどパートナー同伴の方がよいのであれば、苦手でもジェイミーのために頑張るべきだとは思う。夫のために愛想を振りまくことだって時には必要。相手を思えば頑張れるはず。でも、キャシーはあまり頑張れない。まぁ、それを責めることはできないのだけど、もう少し頑張ってもいいのにとは思った。同時にジェイミーももう少し気を使ってあげればいいのにとも思う。もちろん、主役であるジェイミーをさりげなくサポートできる妻もいると思うけれど、キャシーはそういうタイプではないのだから、その辺りを悟って彼女がもう少しリラックスできるように、気にかけているフリでもできれば・・・ と、エラそうなことをツラツラ言っているけど、それは他人ごとだからであって、自分だってそんなにご立派な人間じゃない まして、まだ若い2人がお互いの気持ちよりも自分を優先してしまったり、お互いの気持ちをミスリードしてしまっても仕方がないかもしれない。

 

2人の関係は結婚式(The Next Ten Minutes/結婚のとき)をピークとしてどんどんすれ違っていき、冷めて行ってしまう。前述したとおり、それには大きく仕事が関係している。出会ったタイミングが悪かったのかも。ジェイミーが小説家として既に成功していたら? キャシーの仕事が上手く行ったら? もしくは、仕事に見切りをつけられていたら? それは誰にも分からない。結局、ジェイミーは別れを決意する。(Nobody Needs To Know/愛が壊れたとき)

 

前述したとおり、キャシーは別れから出会い、ジェイミーは出会いから別れの流れで描いている。それらは交互に出てくるので、見ている間はあまり流れが交差しているという感じではなかったのだけど、ラスト完全に交差する。Goodbyeというセリフが、キャシーが見ている"今"とジェイミーが見ている"今"が違うことによって、意味が全く違ってくる。キャシーは明日までGoobyeの楽しい別れ、ジェイミーはもう明日のないGoodbye。この曲は辛かったし、そして上手いなと思った。(Goodbye Untill Tomorrow/Could Never Rescue You/旅立ちのとき)

 

正直に言うと、キャシーにもジェイミーにも共感はなった。出会った頃はすぐエッチしちゃうし(笑) キャシーの実家に向かう車のなかで欲情しちゃって、車を止めてエッチとかビックリ(I Can Do Better Than That/実家へドライブ) それは愛情ではなくて欲情なのでは? まぁいいけど(笑) 女性だからどちらかといえばキャシーの気持ちの方が分かりやすかったし、ジェイミーの自分勝手な優しさに逆に傷ついてしまう気持ちも分かったけれど、かといってキャシーみたいに感情の起伏が激しい嫁は大変だろうなと思ったりもする(笑) でもジェイミーの浮気は許せいないし、それすらキャシーのせいのようにした置手紙には腹が立った(*`д´) まぁでも、お互いに自分勝手な部分があったから別れてしまったわけだからね。その辺り、ジェイソン・ロバート・ブラウンの反省点でもあるのかも?

 

画面に登場する人はいるけど、キャストは2人のみ。実際の舞台も2人芝居。ジェイミーのジェイミー・ジョーダンは「Newsies」でトニー賞ノミネート経験のある実力派だけあって、さすがに歌が上手い。声もいい。ジェイミーは基本いい人なんだけど、この映画に関して言えば、2人のダメな部分を見せたいのかなと思うので、いい人とは言い切れない感じを好演していたと思う。好青年感満載ではないけど、どこか共感させる感じはよかった。自身は共感はしなかったけど(笑) 同じくいい人とは言い切れないキャシーのアナ・ケンドリック。12歳の時に「上流社会」でトニー賞ノミネート経験あり。こちらも歌が上手い。小柄で華奢なのに声量もある。正直、アナケンドリックの顔はあまり好みじゃなかった。でも、笑うとカワイイ そりゃ出会った直後に有頂天になるよ(笑) キャシーが捨てられてしまったところから始まるわけで、ちょっと不利なスタートだったけれど、彼女のダメな部分も含めて共感できる人もいるのでは? 良かったと思う

 

とはいえ、これは失敗談なので、要するに共感し過ぎてもダメなんだよね? 自分にも思い当たる節があったら、教訓として生かせばいいのだし。それじゃダメだと思えれば、彼らよりは少し余裕があるのかもしれない。ストーリー自体は若い2人が出会って情熱的に結婚したけど、現実は厳しくすれ違い別れてしまったというだけの話で、それ自体は特別感動的な話でもない。だからこれは、ミュージカルであることを楽しむ作品。なので、ミュージカルが苦手な人はダメだと思う。自分はミュージカル作品として楽しめた。

 

見てからすでに4か月も経ってた 当然ながら上映終了しているので、気になる方はDVDで! ミュージカル好きな方おススメ。アナ・ケンドリック好きな方是非。

 

【曲名リスト】

#01:Still Hurting/別れの時

#02:Shiska Goddess/運命の出会い

#03:See I'm Smiling/破局への道

#04:Moving Too Fast/何かが始まる予感

#05:A Part Of That/消えない不安

#06:The Schmuel Song/初めてのクリスマス

#07:A Summer in Ohio/夢と現実のギャップ

#08:The Next Ten Minutes/結婚のとき

#09:A Miracle Would Happen/When You Come Home To Me/成功と誘惑

#10:Climbing Uphill/夢と自立

#11:If I Didn't Belive in You/すれ違い

#12:I Can Do Better Than That/実家へドライブ

#13:Nobody Needs To Know/愛が壊れたとき

#14:Goobye Untill Tomorow/Could Never Rescue You/旅立ちのとき


そういえば、4StarsでRaminが歌ったMoving Too Fastよかったな

 

『ラスト5イヤーズ』Official site

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【MJ情報】「いとうせいこう&みうらじゅん 金曜深夜の映画祭 ~進化するゾンビの世界~」

2015-09-15 22:49:31 | MJ

【MJ情報】「いとうせいこう&みうらじゅん 金曜深夜の映画祭 ~進化するゾンビの世界~」

『いとうせいこう&みうらじゅん 金曜深夜の映画祭 ~進化するゾンビの世界~』 10/23(金)よる11:00 ◆特設サイト⇒ 放送中副音声で2人のコメンタリーが楽しめる!

 

 

MJこと みうらじゅん氏と、SIこと いとうせいこう氏がオーディオコメンタリーで熱くゾンビ映画を語る祭りが開催されるらしい! 10月23日金曜深夜、ゾンビ映画3本立て。それぞれ副音声でお2人の解説が聞けるというもの。1本目の『ロンドン・ゾンビ紀行』は好きだからこれは絶対見る! 2本目の『リンカーン vs ゾンビ』も気になる! 3本目『オール・チアリーダーズ・ダイ』もバカ映画の予感だけど、これは眠くて無理かも? 録画しても副音声聴けるのかな? 楽しみ

 

いとうせいこう&みうらじゅん 金曜深夜の映画祭:2015年10月23日(金) 23:00~ WOWOW 

23:00~『ロンドン・ゾンビ紀行』

00:40~『リンカーン vs ゾンビ』

02:25~『オール・チアリーダーズ・ダイ』

いとうせいこう&みうらじゅん 金曜深夜の映画祭 ~進化するゾンビの世界~|WOWOW

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【art news】「肉筆浮世絵 - 美の競艶」展が上野の森美術館で開催

2015-09-13 23:51:30 | art

【art news】「肉筆浮世絵 - 美の競艶」展が上野の森美術館で開催

「肉筆浮世絵-美の競艶」展が上野の森美術館で開催 - 喜多川歌麿や葛飾北斎など約130点 -

 

上野の森美術館で11月からシカゴ ウェストンコレクション「肉筆浮世絵 ー 美の競艶」展が開催されるらしい! 浮世絵好きとしては行かなきゃ!! しかも、至近距離から自然光で鑑賞しているような展示になるとのこと! しかも100選 絶対見に行く

 

「肉筆浮世絵-美の競艶~浮世絵師が描いた江戸美人100選~」:2015年11月20日~2016年1月17日 @上野の森美術館

肉筆浮世絵-美の競艶(公式サイト)|ウェストンコレクション

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【cinema】『ピエロがお前を嘲笑う』(試写会)

2015-09-13 01:03:16 | cinema

'15.09.08 『ピエロがお前を嘲笑う』(試写会)@よみうりホール

 

AOLニュースさんで当選! ありがとうございます 100%騙されると話題のサスペンス映画。これは絶対見たいと思っていたので、超楽しみにして行ってきた~


このチラシのどこかにタイトルが隠れてるよ

  

ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

「天才ハッカーのベンヤミンが自首してきた。彼は停職中のユーロポール捜査官ハンネを指名、彼女に全てを語ると言うのだった。不幸な生い立ちで、透明な存在だった彼が、ある出会いをきっかけにハッキングの世界にのめり込んだ。世間を騒がずハッキング集団CLAYのメンバーとなった彼は、いつしか殺人事件に巻き込まれ、自らも命を狙われていると語るのだが・・・」という話。ちょっと期待値上がり過ぎたのと、前情報を入れないようにしようと思いつつも、やっぱり入ってしまっていた情報がじゃまをしたかなぁ・・・ 思ったほどの衝撃はなかった。ラストもどうとでも解釈できる作りになっているので、そのまま受け取ってもOKだし、同行のtomocoさんのように観客を騙しているというのも正解なんだと思う。でも、おもしろいのはtomocoさんの解釈の方。

 

2011年にヴァラエティ誌の「注目すべき10人の監督」に選出されたバラン・ボー・オダー監督作品。2014年ドイツで大ヒットし、ハリウッドリメイクも決定している。残念ながら毎度のWikipediaはないようだし、公式サイトもあまり情報量が多くないので、いつもの作品メモ的なものはあまり書けない。まぁ、作品の性質上、ネタバレ厳禁なので、情報は少ない方がいいのかもしれないけれど、脚本を担当したのが誰なのかは知りたかった 公式サイトでは監督の略歴の後にインタビュー記事的なものが載っていて、その内容によると監督が関わっているのは間違いなさそうなのだけど?

 

こういう話が入り組んで二転三転しつつ、ラストにどんでん返しが待っている作品をマインド・ファック・ムービーというのだそう。『ファイト・クラブ』とか『シックス・センス』などがそうらしい。と、ここで例を挙げてしまうと、自分と同じ罠に落としてしまうことになるけど、ネタバレありと断り書きしてるからいいか(笑) ただ、自分はこれが裏目に出て、見ている間これは『ユージュアル・サスペクツ』的なことか?とか、『ファイト・クラブ』的なアレか?と考え過ぎてしまい、イマヒトツ楽しみきれず、ちょっと映画関連のtweetに翻弄されちゃった感があったので と言いつつ自分の備忘録でもあるので、全部書いちゃいますが(o´ェ`o)ゞ

 

冒頭、ハッキング集団CLAYのメンバーを名乗るベンヤミン(トム・シリング)が自首してくる。ユーロポールの女性捜査官で、現在休職中のハンネになら全てを話すと言う。CLAYの他のメンバーたちのことなどを聞きたいハンネに対して、自らの生い立ちを語り始めるベンヤミン。イラ立つハンネに特にはぐらかしているわけでもなく、語り続けるベンヤミン。むしろオドオドしている様子。彼が自首したのは殺人事件が起き、自分の命も狙われていると考えているからなので無理もない。父親のことについては最初に語っていたと思うのだけど、亡くなったのか出て行ったのか失念 後に母親が自殺したと語った時に、お母さんも死んじゃったのかと思ったので、亡くなったのかも? まぁ、両親はあまり関係ないのだけど(笑) 要するに不幸な生い立ちだということ。曽祖父は第二次世界大戦で亡くなり、3つの銃弾しか戻ってこなかった。この銃弾は後に出てくる。現在はアルツハイマーを患う祖母と2人暮らし。小さな頃からいじめにもあわない透明な存在。次第にネットのアンダーグラウンドへとハマり、その方面に才能を発揮する。でも、ピザの宅配のバイトで久しぶりに再会した初恋の相手にも気づいてもらえない

 

初恋の相手マリ(ハンナー・ヘルツシュプルンク)の同級生たちにからかわれたベンヤミンだが、マリのために得意のハッキングで試験問題を盗もうと計画し実行。あえなく捕まってしまい労働奉仕へ。この労働奉仕で知り合ったマックス(エリアス・ムバレク)に誘われたパーティーで、シュテファン(ヴォータン・ヴィルケ・メーリング)とパウルを紹介される。彼らはそれぞれ個性的で、リーダー格のマックスは女性にもモテるし自信満々。ベンヤミンとは正反対。この辺りも伏線か? それぞれ得意分野はあるものの、いずれもネットの闇社会の住人たち。意気投合した彼らは、車を盗んだりスリリングなことを楽しむ。ハリウッドでのリメイクが決定しているそうだけれど、この辺りハリウッドだともう少しスピード感あふれる悪ふざけシーンになるのかなと思ったりする。今作ではそこまでのバカ騒ぎでもなかった印象。上手く言えないけど悪さとかバカさがやや物足りない感じ。逆に言えば大げさではないので、よりリアルとも言える。あくまで好みの問題かも? まぁ、どちらでもいいのだけど、単純に違いが気になったので。

 

徘徊などで介護も限界に達し、主治医からすすめられたこともあり、祖母を入院させる。入院資金はどこで? まぁ、それはいいか(笑) 4人はベンヤミンの祖母の家を活動拠点とする。闇のネット社会ではMRXと名乗るハッカーを頂点として、いくつかのハッキング集団があったが、4人は彼らに挑戦しようというのだった。Clowns Laughing At You(ピエロがお前を嘲笑う)の頭文字を取ってCLAYと名乗り、ピエロのお面を被ってハッキングを始める。このCLAYは実在のハッキング集団Anonymous(アノニマス)を意識しているのだそう。この辺りとっても疎いので、アノニマスの名前は聞いたことあるけどよく分かっていない。実はこの辺りのこともネックで、自分としては楽しみきれなかった部分もある。要するに知識が不足しているために、彼らが何をしているのか分からないということ。もちろん、ハッキングをしていることは分かるのだけど、何のためにやっているのか根本的なことが分からないというか・・・ まぁ、普通に考えれば個人情報を盗んで売ったりすることが目的なのでしょうけれど、CLAYがやっていたのは商品発表会のような会場に潜入して、自分たちの作ったバカ映像を会場に流しちゃうというものだったりするので。これはまぁ、MRXに対してCLAY誕生を宣言したものだとは思うのだけど・・・


公式サイトの監督インタビューと思われる記事で、"一般的な認識では、ネットワークへの侵入は、物理的な行為ではなく、コンピューターを操作するものだと思われていれるが、現実的にはそうではない。ハッキングは、リアルな世界とヴァーチャルな世界の両方が絡み合う複雑な行為だ。"と語っているとおり、映画でも彼らはハッキングしたい対象の内部に何かしらの仕掛けを設置しなければならないようで、かなり苦心して内部に侵入している描写がある。例えば、まずはハッキング対象の大量のゴミの中から、寄せ書きされたカードを発見。その中の1人が動物好きであることを特定、同僚を装って彼女にウィルスを仕込んだ動物動画を送りつける。彼女がリンクを踏んだ時点でハッキングが動き出す。その手口がコミカルに描かれるので、見ている間は楽しかったのだけど、そこまでしてハッキングしても彼らは何かの金銭的利益を得ているわけではないらしい。単純にMRXへのアピールというだけでなく、愉快犯的なことなのかな?と思うのだけど、その辺りスリリングではあるけど、自分の中にはない感覚なので、一緒に楽しめないため共感しにくく入り込めなかった部分はある。


彼らはどんどんハッキング対象のレベルを上げていくのだけど、1つ1つ詳しく書く知識もないので書かない(笑) 最終的には連邦情報局を狙う。前述したとおり、ハッキングするには対象の内部に何かしらを仕掛けないといけないので、なんとか内部に侵入しようとするけど、当然ながらガードが堅くて上手く行かない。そんな中マックスが手のひらに釘を刺してケガをしてしまう。これは後の伏線になるけど、この時には見ている側としては伏線とは気づかない。とはいえ、勘のいい人なら気づくかも? 事実、同行のtomocoさんは気づいていたようだし。自分も『ファイト・クラブ』的なことか?と思っていたけど、それはちょっと違う意味だった。

 

ちょっと前後するけれど、マックスの計らいもあってマリとベンヤミンの距離は縮まっている。マリには彼氏らしき人物がいるけれど、コイツがまた嫌なヤツ コイツが嫌なヤツなのはストーリー自体とは関係ないけど、どんでん返し後マリがキーパーソンとなるけど、ある場面でマリも"お仲間"だったのねと思ったりしたので意味はあるのかも? ちょっと話がそれたけど、要するに彼氏らしき人物がいるけど、ベンヤミンに興味を持っているらしいということ。後にリアルにハッカーが殺される事件が起きて、それがCLAYがMRXに接触したことがきっかけだったことから、4人がパニックになっているところに、マリが訪ねてきたりする。この辺りちょっと不自然に感じたのだけど、どんでん返し後がtomocoさん解釈だと、なるほどそういうことかと腑に落ちる。とはいえ、この作品張り巡らした伏線を全部回収できているようにも思えなかったりするのだけど・・・

 

連邦情報局を狙う前にMRXに接触したベンヤミン。4人の中でハッキング技術があるのはベンヤミンなので、要するに対象に侵入しても、最終的に行動するのはベンヤミンということになる。他の3人ももちろんそれぞれ役割分担はあるのだけど、ベンヤミンがハッキングの際に、何かイレギュラーなことをしたとしても、他の3人にはその時点では気づけない。ベンヤミンはMRXの正体を暴きたいという欲望にかられて、勝手に行動し始める。その結果、MRXが別のハッカー集団の1人を現実に殺したと思われる事件が起きる。この辺りがどうして起きたのかイマヒトツ理解できなかったのだけど、これで自分たちも危機感を感じることになる。これが前述のマリが訪ねて来るシーン。で、どうして連邦情報局のハッキングを続行することにしたんだっけ? この後、ベンヤミンの祖母の家に火をつけて、4人でバスで向かう。ホテルに泊まってまでハッキングするのだけど、そういう資金はどこから出てるんだろう? ベンヤミンはピザ宅配のバイトをしてたのだから、定職があるわけじゃないよね? 他の3人については名前しか分からないし。昼間から祖母の家でハッキングしてるけど、PC代や電気代は?と、謎が多い。これはオチをどう解釈したとしても解決できていない疑問。ということで、こういうところがツッコミどころであり、ツッコミどころ満載でもOKな作品もあるのだけど、あのオチだからって納得できるものではないからなぁ・・・

 

ベンヤミンは見学の学生の入館証を拾い、それを使って連邦情報局の食堂に入ることに成功する。この辺りになると他の3人は引き気味だったんだっけ? MRXにトロイの木馬をプレゼントするのだけど、その木馬の中にさらに何かを仕込んで罠を仕掛けたんだよね? でも、それをMRXは見破っていて、逆にベンヤミンの正体が暴かれて、連邦情報局のPCに顔写真が表示されちゃったんだっけ? あれ?(o゜ェ゜o) 連邦情報局はハッキングされて、システム担当者が逆にウキウキしちゃうシーンがあるので、これは成功したよね? 見たばっかりなのに何でこんなに記憶が曖昧なんだろう? 多分、ちゃんと理解できてないからだな(笑) 休職処分にされてしまう前のハンネが、ベンヤミンをあと一歩で逮捕できそうだったのは、連邦情報局のハッキングの前の案件の時だよね? この辺りはスリリングだった。この時はMRXに接触してたんだよね? 何かを受け取っていた気がする。うわ・・・ 感想が全くまとまらないな(笑) 要するに翻弄されているってことかもしれない

 

言い忘れていたけど、ベンヤミンはWHO AM Iというハンドルネームを使っていた。これは原題(『WHO AM I』)でもあって、要するに全体にかけているんだと思う。で、このWHO AM Iが誰なのかということを、MRXに知られてしまったわけで、起死回生をかけて再びMRXに接触したところ、全てを失うことになってしまった。この辺りがちょっと分かりにくかったのだけど、このこととホテルに戻ってきたらマックスたち3人が惨殺されていたことで、自らの身に危険を感じたベンヤミンが自首してきたということで、証人保護プログラム狙い。

 

ここまでの話は全て取調室でハンネに対してベンヤミンが供述したこと。なので本当かどうかは分からない。ハンネが彼を信用したのは、ハンネの個人情報をベンヤミンが話したからだけど、その他にMRXの逮捕にもベンヤミンのハッキング能力が使われている。闇社会に君臨していたMRXも逮捕されてみれば、19歳のさえない青年だったことにビックリ。この辺りは現実とのギャップを描いているのかもしれないけれど、『ユージュアル・サスペクツ』的なオチかも?と思いながら見ていたので、MRXの正体に拍子抜け。イヤてっきりベンヤミンがMRXなのだと思っていたので・・・ 

 

ここからは少し視点が変わる。前述したとおり、今まで見ていたことは全てベンヤミンが話していることなので、全面的に信じるとしても全て回想。ここから、ハンネが捜査をする。ハンネは元彼氏?夫?の捜査官に相談するけど、彼はベンヤミンの供述は穴だらけだと言う。この辺りも何を根拠に言っているのか分からないし、ハンネがベンヤミンを信じたがっている感じもよく分からない。ベンヤミンが燃やしたと言っていた祖母の家の中に立っているハンネ。あれ?燃えてない? マリを訪ねると卒業以来ベンヤミンには会っていないし、あんなキモイヤツには会いたくもないと酷い言われよう その後、祖母の主治医に会いに行く。ベンヤミンはかわいそうな子だったというような話。母親は自殺したのだけれど、どうやら多重人格だったらしい。それは遺伝するのか? することもある。え ということは、あの3人はベンヤミンの別人格ということ? ちなみに、3人が撃たれたという銃弾は、第二次世界大戦時のもので、ベンヤミンの祖父の遺品だった。要するに3人は撃たれていないということ。

 

ベンヤミンには証人保護プログラムではなく、入院が必要ということになったんだよね? でも、それでは命の危険を感じているベンヤミンは困るわけで・・・ しかし、彼と共にエレベーターに乗っているうちに、何故かハンネは心変わりする。なんとベンヤミンに証人保護プログラムをハッキングさせて、別人になることを容認する。これをした意味がよく分からなかったのだけど、ハンネの中ではベンヤミンが多重人格を克服できていると考えたってことなのかな? 3人がホテルの部屋で死んでたってことは、人格が死んだってこと?と後でtomocoさんと話したのだけど、それって精神科(?)の治療としてあったりするのかな? そして、それを見せたことで観客側が「ああ、人格が死んだということね」って納得できるものなのかな? ちなみに、2人とも『アイデンティティー』を見ていたので、そういう結論になったのだけど・・・ うーん。それに、仮に克服できたとしても、医者でもないのにハンネが勝手に判断していいの?

 

車の中で話すハンネとベンヤミン。取り調べ最初にベンヤミンが見せた角砂糖を使ったマジック。そのネタを教えて欲しいとハンネが言うと、種明かしをしてくれる。トリックは単純だと言って、角砂糖を置いて去って行くベンヤミン。最初は微笑みながら見送っているものの、4つ残った角砂糖を見て(*゜ロ゜)ハッ!!とするハンネ。シーン変わって船に乗っているベンヤミン。オールバックの金髪に変わっている。表情も自信に満ちて好戦的。そこにマックス、シュテファン、パウルそしてマリが現れる。5人はベンヤミンの多重人格を偽装するため、ベンヤミンの手に釘を打ち抜き、マックスと同じ傷をつけた。マリも偽証したということらしい。そして、ベンヤミンの「まだ終わってない」というセリフで映画は終わる。

 

うーん・・・ これは? 自身はそのまま実は多重人格ではなかったと受け取ったのだけど、同行のtomocoさんは結局ベンヤミンは多重人格のままで、観客を騙していると受け取ったのだそう。マリについてはベンヤミンの妄想。たしかにその方がおもしろい。そして、その方が説明がつく部分も多い。マックスたちはともかく、マリが偽証してまでベンヤミンと行動を共にする理由が分からない。まぁ、ハッキングに興味があるというなら分かるけれど、マリには夢があって、それに向かって勉強頑張っていたはず・・・ ベンヤミンが証人保護プログラムを適用されるために協力しただけだとして、この後どうするのか? でも、多重人格って1人の人格が他の人格を把握してコントロールできるものなの? ハンネを指名したのはその辺り騙されやすい人物ってこと?  そもそも、ベンヤミンの狙いは何なのか? 多重人格のままだろうが、それが偽装で3人も存在するとしても、「まだ終わってない」のであれば、これからもハッキング事件は続くってこと? 証人保護プログラムで別人になったベンヤミンはどうやって生きていくつもりなのか? 謎だらけ・・・ それも含めて全部嘘で騙されたってことなのかな? うーん(笑)

 

供述中にベンヤミンは「人は見たいものしか見ない」と言っていたので、自身の受け取り方も、tomocoさんの受け取り方もありなのかもしれない。要するに翻弄するのが目的の映画であって、結論はそれぞれでOKなのかも? もちろん製作側としては、ちゃんと結論があるとは思うので、もしかしたら全く間違った解釈をしているのかもしれないけれど・・・ でも、なんとなくそれぞれが、それぞれの見方で見て、それぞれ騙されて欲しいという感じなのかなと思った。そういう意味ではおもしろかったし、見ている間もとっても楽しめたのだけど、宣伝にあるように「騙された~」とは思わなかったかなぁ・・・ ちょっと期待値上がり過ぎたかも。同じ多重人格を題材にしているのであれば、犯人をネタバレされたうえで見たにもかかわらず「やられた----」と思った『アイデンティティー』の方が断然好きだな。まぁ、比べるものでもないけど。

 

キャストはさすがにドイツ映画だけに、知ってる俳優さんがあまりいなかった。マリの女優さんどこかで見たことあると思ったら『4分間のピアニスト』(感想はコチラ)のハンナー・ヘルツシュプルンクだったのね? 主人公の初恋の人なのに美人過ぎない感じがいい。ホメてます(笑) マリは後にどんでん返しのキーパーソンとなるので、どこかミステリアスなのだけど、その辺りミステリアス過ぎず、嫌な女にもならず良かったと思う。ハンネ役はちょっと謎行動が多くて損な気もするけれど、女優さんは好演していたと思う。ただし、公式サイトにも紹介がない チラシによるとトリーヌ・ディルホムかな? ベンヤミンは『コーヒーをめぐる物語』のトム・シリング。あの映画の時も良かったけれど、こういうちょっと内向的な人物がよく似合う。コーヒーの時はモノクロだったからかもしれないけれど、顔こんな感じだったっけ? ずっとイケてない感じだったのに、ラスト金髪でイケメン風味になっていたのはビックリ。ベンヤミンは内向的なわりに、意外に大胆行動したりするけど、イライラしたりすることなく見れたのはトム・シリングのおかげ。良かったと思う。

 

ドイツの街が都会的でありながら、どこか重く暗い感じで良かった。ベンヤミンたちがハッキングしている背後に、祖母が集めた人形がある感じは好き。ネットの闇サイト?を薄暗い地下鉄で表現するのは面白かったし、分かりやすかった。それでも、完全に理解はできなかったけど(o´ェ`o)ゞ トロイの木馬が本当に木馬の形してたり、その中からもう1つ何かが出てきたりするのも好き。全体的に特別スタイリッシュとは思わなかったけど、そうしたいのかなとは思った(笑) そして、それはある程度成功してたんじゃないかな? 多分、ハリウッドリメイクされたら、よりスタイリッシュになっているのでは? むしろ野暮ったくなったりして(笑)

 

出来る限り余分な情報を入れずに見た方が楽しめると思う。ハッキングに興味ある人、騙されたい人オススメ! でも、あまり期待値上げない方がいいかも? スカッと騙されるのとはちょっと違う気がする。あれ?そういうこと?っていう後味。トム・シリング好きな方是非

 

『ピエロがお前を嘲笑う』Official site

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【cinema news】『猫侍 南の島へ行く』 あなごティーチイン

2015-09-12 22:53:37 | cinema news

【cinema news】『猫侍 南の島へ行く』 あなごティーチイン

[映画]『猫侍』人気白猫、17歳にしてますます美しさに磨きをかける!

[写真]『猫侍』人気白猫がゴロ~ン 『猫侍 南の島へ行く』ティーチインイベントフォトギャラリー



[写真]『猫侍』人気白猫がゴロ~ン 『猫侍 南の島へ行く』ティーチインイベントフォトギャラリー|シネマトゥデイ


いつまでも元気でいてね~

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【play news】NTL2016ラインナップ

2015-09-11 23:54:58 | play news

【play news】NTL2016ラインナップ

NTL2016のラインナップが決定! 上映日程・劇場は今後発表になりますが、第1弾「ハムレット」、第2弾「夜中に犬に起こった奇妙な事件」、第3弾「橋からの眺め」、第4弾「人と超人」第5弾"The Hard Problem"(原題)、第6弾「戦火の馬」の順で一年間公開していきます!

 

 

英国ナショナル・シアターで上演された作品のライヴ収録を、映画館で上映するシリーズ、ナショナル・シアター・ライヴ。その2016年のラインナップが発表になった! バッチさんことベネディクト・カンバーバッチの「ハムレット」キタ━━━━(*゜∀゜*)━━━━!!

 

演劇好きのお友達たちの間で評判の高い「夜中に犬に起こった奇妙な事件」と、マーク・ストロング主演の「橋からの眺め」、シアター・オーブで見た「戦火の馬」(記事はコチラ 書きかけ)も楽しみ 


Ntlivejapan|facebook

 

 

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【備忘録】「古都浪漫こころ寺巡り:建長寺・瑞泉寺・東慶寺」

2015-09-09 22:02:56 | tv

【備忘録】「古都浪漫こころ寺巡り:建長寺・瑞泉寺・東慶寺」

  

禅とは心の別名 心とは釈迦の教えの真髄 不立文字

 

鎌倉の禅寺を紹介する回 まずは禅の意味から。不立文字は先週も出てきたね。

 

まずは建長寺から

【建長寺】日本初の本格的な禅宗寺院 建長とは北条時頼が寺建立した年号 中国の禅宗の伽藍配置 室町時代に鎌倉五山の第1位になった 現在でも室町時代の高僧南渓道隆の教えが息づいている 1253年建長寺の開山となる 禅僧は自ら修行を見つけて行う 食事、掃除も修行


 

禅宗は武家により発展した。それゆえ京都五山よりも鎌倉五山の方が格式が高い。建長寺(大本山 巨福山 建長寺|臨済宗建長寺派 大本山)は北条時頼(Wikipedia)が建てたのね。伽藍配置については、三門から南北に延びるって言ってたかな? ちょっと聞き逃した


鎌倉五山(Wikipedia)の第1位。まぁ、そうでしょうね・・・ えと、ずっと南渓道隆とtweetしてたけど、蘭渓道隆(Wikipedia)だった(/ω\) 

 

南渓道隆 無限清風=この世はいつまで清らかな風が吹いている 穢れのない心で過ごしなさい 人々へ説く

 

このtweetだけだと意味が分からないけど、蘭渓道隆は僧だけではなく、一般の人々にも教えを説いていたそうで、その際に与えた言葉が"無限清風"という言葉で、意味としてはtweetにあるとおり。

 

仏殿は江戸時代芝道成寺から移築された 本尊地蔵菩薩坐像 4.8m 禅宗の本尊は釈迦如来 建長寺建立前、刑場があり地蔵堂があったため、本尊となったと言われている


道成寺ってtweetしちゃってるけど、正しくは増上寺(浄土宗 大本山 増上寺)! しかも、徳川秀忠夫人(Wikipedia)崇源院(Wikipedia)の霊屋を移築したものだそう。霊屋をのリンクをクリックしたら廟が出たので、要するに廟を移築してしまったってこと? 崇源院ってお江だよね? あらま(笑) しかも宗派も違うのに? 


このご本尊、4.8mっていうことは丈六だね? 釈迦の身長が丈六(丈六(じょうろく)とは|コトバンク)であることから、仏像も丈六を基準として作られることが多い。

 

法堂 木造建築のお堂としては関東最大級 内陣には千手観音と釈迦苦行像←断食をしながら心理を求める釈迦の姿 ガリガリ 


この釈迦苦行像はホントにガリガリですごかった! お顔はエキゾチックな顔立ち。インド的。検索するとかなりの数の画像が出て来るので、建長寺のみのものではないのだね。

 

唐門→方丈 方丈は本来僧が日常を送る場所 後に修行の場となった 建長寺の方丈で鎌倉武士が禅と向き合った 武士にとって禅とは? 死と向き合うために必要なもの 迷いを断ち切り無心になるため?


建長寺の方丈(Wikipedia)は有名。この場所なら武士も禅と向き合いたくなる。たしかに、常に死と向き合っている武士にとって、心の支えとなるものは必要だったのかなと思う。そういう意味では、日常にも修行を見出す禅が、武士に好まれたのも分かる気がする。

 

けんちん汁 建長寺で生まれた精進料理 建長汁=けんちんじる 材料を細かく切り捨てるところなく使った 禅の精進料理が日本の食文化を育んだ? ありがたく頂く


けんちん汁(Wikipedia)の由来については諸説あるみたいだけど、その中の1つに建長寺の僧が作ったという説があるそうで、現在建長寺周辺の精進料理店では、けんちん汁を中心とした精進料理(Wikipedia)を出している。


番組で紹介されていたのは、鉢の木カフェ(カフェ|鎌倉 鉢の木【和食】精進料理/会席料理/カフェ)ここは行ったことある


続いて瑞泉寺

【瑞泉寺】円覚寺を大本山とする古刹 開山は夢想疎石 鎌倉時代に禅宗を支えた高僧 南北朝時代に禅の教えで争いを収束させ、公家からも武家からも尊ばれた



瑞泉寺(臨済宗円覚寺派 鎌倉 瑞泉寺)は行ったことないけど、素敵なお寺で行ってみたい。なんと夢想疎石(Wikipedia)が開山なのね 南北朝時代を収束させた高僧が、鎌倉の古刹の開山になっていたとわ! 鎌倉スゴイ って、まぁ幕府があったのだものね。


優れた作庭家でもあった 風光明媚な庭を創る 瑞泉寺庭園は国の庭に指定されている←名称が妖しい・・・ 山に囲まれた土地のため、岩盤を削って寺を建てていた。岩盤を生かした作庭。自然の佇まい。鎌倉時代に流行った作庭の集大成が瑞泉寺庭園である 困難な時こそ足元を固めよ


夢想疎石については先週の番組内で紹介されるまでは名前しか知らなかったので、まさか優れた作庭家でもあったとはもちろん知らなかった! 瑞泉寺式庭園で検索すると、池泉式庭園が出てくるけど、これが正式名称? でも、字幕でも瑞泉寺式庭園って出てたけどなぁ


山に囲まれた場所なので、お寺や別荘が多く建てられたというのは、以前「美の壺」(記事はコチラ)で見た気がするけど、岩盤を削ってまでお寺を建てたり、庭を造ったりしていたとは知らなかった。


最後は東慶寺

【東慶寺】円覚寺を大本山とする古刹 北条時宗の妻が創建 息子貞時が開基となった 鎌倉時代中期 元寇=蒙古襲来 蒙古襲来での戦没者を敵味方なく葬るため、中国から無学祖元を招くが33歳で死去 妻かくさん尼が夫の遺志を継ぎ、小さな尼寺を建てた


 


東慶寺(北鎌倉 松岡山 東慶寺)も円覚寺派なのね? 北条時宗(Wikipedia)の妻覚山尼(Wikipedia)が創建し、北条貞時(Wikipedia)が開基(Wikipedia)って、かなり豪華なラインナップ。こじんまりとしたお寺なのに。


元寇(Wikipedia)の際に、敵味方関係なく犠牲者の菩提を弔うために、中国から無学祖元(Wikipedia)を招いたなんて、北条時宗は素晴らしい人だったのね。33歳で亡くなってしまったのは残念 そんな人の遺志なら継ぎたくなるでしょう! 北条時宗のお墓は円覚寺にあるそうで、夫が今でも妻のお寺を見守っている構図なのだとか。いい話。・゜・(ノД`)・゜・。

 

江戸時代に尼寺として庇護された 男子禁制を徹底 あらゆる女性を救う駆け込み寺、縁切り寺として24ヶ月過ごせば離縁できる=東慶寺法 徳川幕府公認の縁切り寺 お白洲もあった


江戸時代にもDVなどはあったようで・・・ そもそも覚山尼が東慶寺を建てたのも女性を救いたいという思いからだったそうなので、鎌倉時代にもDVはあったってことでしょうヤレヤレ┐(´д`)┌ 江戸時代には幕府公認の縁切り寺になったそうで、お白洲で評定とまではいかなくても、双方の言い分を聞くなどはしていたのではないかとのこと。24ヶ月過ごせば離縁できるとうのは、東慶寺法というか別の言い方をしていた気もするのだけど・・・ でも、あの小さなお寺がそんな権限を持っていたなんて驚き。そしてそれだけ虐げられた女性たちがいたということにも複雑な思い

 

三行半 離縁状が三行半で書かれていたことから

 

水月観音菩薩像 鎌倉時代 水面に写る月を眺めていることから水月観音 人々を救う 水月観音様は予約すれば拝観可能ですよ!


 

この水月観音様は小さいのだけど、本当にゆったりとした優美なお姿。なので、見ているととっても穏やかな気持ちになる。実際拝見した時の記事はコチラ。水月観音様は秘仏なのではなくて、お堂で朝の勤行をしたりしている関係で、通常公開できないため、予約を受けての拝観という形になっているのだそう。でも、静かにじっくり見れるので、このシステムいいと思う。

 

聖観音菩薩像 土紋 粘土などで模様を立体的に表したもの 鎌倉時代の作としては数体しかない

 

土紋装飾についてはWikipediaなどはなく、検索して出てくるのは個人の方のblogなので、リンクは遠慮しておく。ただ、チラリと読ませて頂いた感じだと、鎌倉地方の特徴であるらしい。これは番組でも紹介していたけれど、粘土や漆を混ぜて型で抜き、刺繍などの文様を立体的にすることだそう。鎌倉時代の作としては数体しかないと書いてるけど、"鎌倉時代のものとしては"って部分はちょっと曖昧(o´ェ`o)ゞ

  

古都浪漫こころ寺巡り:毎週水曜 22:00~@BSフジ

古都浪漫こころ寺巡り|BSフジ

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