大橋みつるの平和ト-ク・・世直しご一緒に!

世界の変化を見ながら世直し提言
朝鮮・韓国・中国・ロシアとの友好促進
日本語版新聞紹介

終戦宣言のほかにも「制裁緩和」問題を交渉のテーブルでの主要議題にするという強い意志をうかがわせる。

2018-10-17 | 米朝対話

「終戦」の兆し?…北朝鮮の対米要求の焦点が「制裁緩和」に

登録:2018-10-17 06:48 修正:2018-10-17 07:03

ポンペオ長官の4度目の訪朝以降、大きな変化 
北朝鮮メディア「米国、もらうばかりで見返りなし」 
「制裁」を17回言及、「終戦宣言」は0回  
チェ副相とビーガン代表の交渉で議題にする意図

金正恩国務委員長(右)が今月7日、4度目に平壌を訪問したマイク・ポンペオ米国務長官と握手している=平壌/朝鮮中央通信 聯合ニュース

 北朝鮮が米国に公開要求する非核化相応措置の焦点を「終戦宣言問題」から「制裁問題」へと急速に切り替えている。今月7日のマイク・ポンペオ米国務長官の第4回訪朝以降、目立つ変化だ。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とポンペオ長官の「平壌談判」を機に、終戦宣言問題は解決したためと分析される。第2回朝米首脳会談の事前「実務協議」の性格を帯びるチェ・ソンヒ外務副相とスティーブン・ビーガン米国務省対北政策特別代表の会談を前に、終戦宣言のほかにも「制裁緩和」問題を交渉のテーブルでの主要議題にするという強い意志をうかがわせる。

 北朝鮮の対外用メディアである「朝鮮中央通信」は16日、「米国から聞こえてくる荒っぽい声は何を物語っているのか」という個人筆名の論評で、「我々が核実験をやめて、大陸間弾道ロケットの発射を中止してから、かなりの時間が経った。ならば、これに対する『制裁措置』も消えるのが順当であろう」とし、米国側の「制裁維持・強化」方針に狙いを定めた。「もらった分だけ返すのが筋なのに、もらうだけで返すことを知らないから、『鶏を飲み込んでもげっぷ一つしない米国』という非難の声が聞こえるのも当然だ」と指摘した。3247字の同論評には、「制裁」が17回も登場した。一方、「終戦宣言」に関する言及は一度もなかった。

 これに先立ち、北朝鮮はポンペオ長官の3度目の訪朝(7月6~7日)に関連した外務省報道官談話(7月7日)で、終戦宣言の問題を公に取り上げて以来、米国の相応措置の代表的な例として「終戦宣言」を挙げてきた。6・12朝米首脳会談以降、北朝鮮の高官が公式・公開発言で「制裁」に触れたのは、「制裁が我々の不信を増幅させることが問題だ」というリ・ヨンホ外務相の国連総会基調演説(9月29日)が初めてだ。ただし、北朝鮮はその後も終戦宣言の問題を強く提起してきた。「終戦は、誰が誰かに与える贈り物ではない」という今月2日の論評が代表的な事例だ。

 しかし「金正恩・ポンペオ談判」以降、対米要求の焦点が変わった。今月9日、ロシアのモスクワで開かれた朝中ロ3カ国外相交渉後に発表した共同報道文で、「対北朝鮮制裁措置の見直しに着手しなければならない」と明らかにしたのも同じ流れだ。朝米関係に詳しい外交消息筋は「ポンペオ長官の4度目の訪朝のときに、終戦宣言問題はある程度片付いたと判断したためだろう」と指摘した。実際、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は欧州歴訪前の12日、英国のBBCとのインタビューで、「終戦宣言は時期の問題にすぎず、必ず実現する」と述べた。

イ・ジェフン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国が初の国外海軍基地を設置したジブチに自衛隊の拠点を維持し、中国をけん制するためとみられる。

2018-10-17 | 戦争だけはやめてほしい

日本の自衛隊、アフリカの角「ジブチ」に永久拠点を推進

産経新聞が報道…国際海路の要衝地 
海軍基地を設置した中国けん制狙う

ジブチ概要。 首都:ジブチ, 人口:81万人, 面積:2万3200平方キロメートル(朝鮮半島の1/10), 宗教:フランス語、アラブ語, 気候:熱帯性砂漠気候, 独立:1977.6.27(フランスから独立)//ハンギョレ新聞社

 日本政府がアフリカのジブチにある自衛隊の拠点を永久に維持する方針を固めたと、産経新聞が報道した。中国が初の国外海軍基地を設置したジブチに自衛隊の拠点を維持し、中国をけん制するためとみられる。

 産経新聞は15日付で、自衛隊がソマリア海賊撲滅のための自衛隊活動の一時的拠点をジブチに置いているが、海賊退治活動が終わった後もこの拠点を永久に維持する方針だと報じた。自衛隊は2009年からアデン湾一帯に頻繁に出没するソマリア海賊退治活動に参加しており、現在、護衛艦1隻とP3C哨戒機3台をアデン湾一帯に派遣している。ソマリア海賊対応の活動を名分に、2011年からジブチ国際空港の北西側に12ヘクタールの敷地を借り、自衛隊員の宿舎や事務所、整備格納庫を設置した。自衛隊史上初の国外拠点だ。

 ソマリア海賊活動のため、世界30カ国がアデン湾一帯に軍艦を派遣した。海賊活動がピークに達した2011年には海賊事件237件が報告された。しかし、2015年には0件、昨年も9件に急減し、自衛隊がジブチ拠点を維持する名分は弱まっている。

 日本はジブチがインド洋の要衝地にあるため、海賊退治活動が終わってからも、自衛隊の拠点として維持することを望んでいる。自衛隊を国外に平和維持軍(PKO)として派遣する際も、ジブチの拠点を物資輸送の経由地として活用できると見ている。実際、南スーダンに自衛隊を平和維持軍として派遣した際も、自衛隊装備の輸送経由地としてジブチ拠点が8回利用された。

 日本がジブチ基地を永久に使用するためには、現在の海賊対処を前提にジブチ政府と結んだ地位協定を改正しなければならない。 日本政府は、ジブチ政府を説得するため、自衛隊が使っていた中古車両などをジブチに提供し、整備支援も行うことを提示する案を検討していると、同紙は報じた。

東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする