板門店JSAの非武装化完了
見張り所・兵力・火器を撤収
2018/10/25 18:41
【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮の軍事当局と在韓国連軍司令部は25日、南北軍事境界線がある板門店の共同警備区域(JSA)から見張り所(GP)、兵力、火器を撤収する作業を完了した。
撤収作業の様子(国防部提供)=25日、ソウル(聯合ニュース)
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韓国国防部によると、撤収作業は同日午後1時に終了した。JSAでは26日から南北それぞれ35人の軍人が銃器を携帯せず共同警備に当たることになる。
JSAの非武装化は、南北が9月の首脳会談に合わせて締結した軍事分野合意書に明記されている。今回の撤収作業は、同合意書の履行において南北によって成し遂げられた最初の成果と評価されている。
南北と国連軍司令部の3者は26~27日に、撤収が完全に行われたか共同検証を進める。共同検証に続き、JSAの北朝鮮エリアに韓国側の見張り所が、韓国エリアには北朝鮮側の見張り所が新たに設置される予定だ。
見張り所の設置後、早ければ11月中にJSAを訪れる南北の民間人や外国人が午前9時から午後5時までJSA内の南北両エリアを自由に行き来できるようになる見通しだ。
撤収作業の様子(国防部提供)=25日、ソウル(聯合ニュース)
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JSAには本来、朝鮮戦争の休戦協定の精神に基づき軍事境界線の表示もなく、双方を自由に往来できた。だが、米兵2人が北朝鮮側の攻撃で殺害された1976年の「ポプラ事件」以降、板門店内に軍事境界線が表示され、混在していた南北の見張り所も分離された。南北の将兵間の会話も禁止され、警備兵は拳銃を携帯していた。
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