辺野古作業1カ月停止 県と国、来週から集中協議 臨時制限区域調査も
2015年8月5日
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画について、政府と県は4日までに、今月10日から9月9日までの1カ月、移設計画に関する一切の工事を停止し、移 設問題について集中的に協議することで合意した。同日、菅義偉官房長官と翁長雄志知事がそれぞれ会見を開き、発表した。期間中、県が求めてきた米軍キャン プ・シュワブ沿岸域の臨時制限区域への立ち入り調査も認められる予定だ。また、県は期間中、第三者委員会の報告書を受けた承認取り消しなどの行政・法的手 続きを行わないことを表明した。双方が作業を止めて、集中的に協議することで一致点を見いだせないか模索していく。政府関係者によると、菅氏は11日から 来県し、翁長氏と会談する方向で調整に入った。