みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

伊吹の山野花4/コオニユリ・クサボタン・ツルニンジン・ツリガネニンジン・カガイモ

2006-10-04 18:33:36 | 花/美しいもの
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伊吹山のお花シリーズ、第4弾です。

コオニユリ(ユリ科)
先日行った伊吹山3合目には、ラッキーなことに
夏に咲くというコオニユリが咲いていた。

あざやかなオレンジの花びらが反り返り、
花は下向きに咲いている。
山の中で出会うと、ドッキリと妖しい魅力。
  

  

クサボタン(キンポウゲ科)
昨年、奥飛騨で見つけたクサボタン。
半透明のそりかえった花はとても美しいけれど、
アップで写すのに苦労する。

雌雄異株ということだけどよくわからない。
  
わたし、この花大好きなんですよ。
  
センニンソウ属ということで花後の風車がよく似ている。
センニンソウもみつけたけれど、ボケボケでボツっ(笑)。

ガガイモ(ガガイモ科)
草原をすぎて、林のなかに分け入っていくと、
見慣れないつる植物が葉を茂らせている。
ふと見ると、葉の先に花も咲いている。
地味な花だけど存在感があるユニークな花。
  

  

ツルニンジン(キキョウ科)
ツルニンジンの花は、下向きに咲くので気が付かないけれど、
ひとつ見つけたら次々に見つかった。
  

  
下からのぞくと、意外と派手な柄でうつくしい。

ツリガネニンジン(キキョウ科)
おツギもキキョウ科ツリガネニンジン。
名前は似ているけど花は似ていない。
釣鐘型の花がすずしげで、出会うたびに感動して撮っていたら、
最後に、リフト下の草原で、群生地を見つけた。


  
似た花にソバナがあるということだけど気付かなかった。

 
3合目の草原には、ヒルガオもたくさん咲いていた。


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ふたつの勝利宣言・今大地はるみ/『む・しの音通信』57号発行。

2006-10-04 10:07:33 | 「ジェンダー図書排除」事件
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『む・しの音通信』57号を発行しました。



今月号の特集は、第4回『M&T企画/選挙講座』の参加者のレポート。
いずれも力作です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P1-ふたつの勝利宣言/今大地はるみ
P2-岐阜県の裏金問題と県民/寺町知正
P3-「全国市民オンブズマン福岡大会」に参加して・倉地幸子

P4~第4回『M&T企画/選挙講座』特集
   ☆リーフレットは命づな!/島村紀代美  
   ☆「切迫感」と「焦燥感」は大きな違い/小川まみ
   ☆政策つくりの実際、やってみればおもしろい。/前田かおる
   ☆政策をどうつくるか/小池みつ子
   ☆「きわどい表現がいい表現」/呉羽まゆみ
   ☆スイッチを切り替えて/青木利子
   ☆リーフレットをつくる/柏木はるみ
   ☆市民が活かせること/高瀬芳
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

表紙は、8月26日の福井集会の直後に入院して、
手術をしたばかりで原稿を寄せてくださった今大地はるみさん。
原稿を読みながら、胸がいっぱいになりました。
今大地さんの許可を得て、全文を紹介します。

 --------------------- 無断転載・禁止 -------------------------

   ふたつの勝利宣言
          福井県敦賀市・今大地はるみ

 「福井県生活学習館」の書籍の排除というかたちで、姿をあらわした福井県でのジェンダーバッシングは、劇的な終焉となった。
 20名による原告団で、書籍の公開を求めて提訴することを表明した直後に、福井県が突如として、153冊の書籍の公開をしてきたのである。しかも排除させた当の本人が、福井県に公開するようにと申し入れたためという、いわくつきである。
 8月26日、福井県民会館でジェンダーバッシングに対する抗議の集会を開催。その席上、まぼろしとなってしまった原告団代表の上野千鶴子さんは、開口一番「私たちの勝利です」と高らかに宣言した。つづいての、上野さんと信田さよ子さんの「ちづことさよこ『結婚帝国・女の岐れ道』続編トーク」では、会場中が爆笑の渦。笑いと拍手はとぎれることがなかった。
 この日の集会のために奔走してくれた方たちや、原告になってくれた編集者のみなさんも、ジェンダーバッシングに対するそれぞれの思いのたけを熱く語る場面もあり、たたかうおんなたちの熱気が満杯の会場を沸かせた。
 乳がんの手術を受けるために、2日後に入院するわたしにとっては、免疫力がUPしっぱなし! たくさんの元気と勇気と、乳がんに対抗する力が、からだ中いっぱいに満たされてゆく。
 しかし、くだんの福井県男女共同参画推進員K氏が登場すると、空気は一変、総会屋まがいの怒号までが飛び交い、騒然となる一幕もあった。
 結びは会場で賛同者を募り、福井県男女共同参画推進条例20条2に基づき、「苦情申し出」を提出することとなった。この集会の模様は、新聞紙上だけではなく様々な女性誌にも取り上げられた(詳細は「みどりの一期一会」(福井・焚書坑儒寺事件)でどうぞ!)。
 ジェンダーバッシング抗議運動の事例として見習っていただき、全国各地で勝利の女神のほほえむ日が来ることを願ってやまない。4月28日から始まったわたしたちの抗議運動は5ヵ月後、ここまで到達した。
    *    *    *
 勝利の美酒に酔い、温泉でさらなる英気を養ったあと、わたしは朝一の電車で福井の病院へと向かった。今度は、乳がんを克服し、わたし自身の勝利宣言を勝ち取るために!
 病院はなんと!「福井県生活学習館」の目の前。現館長さんともお友だちになれたし、病室のある3階のロビーの窓から、生活学習館を眺め、男女共同参画社会の実現に向けてガンバってね、とエールを送った。
 8月28日と29日は手術前の精密検査。手術は30日の午後2時と決まった。
 マジックで描き込まれた手術する部位を、さっそく携帯のカメラでパチリ。画像を見て思わず吹き出してしまった。乳首を目玉にして、黒々とアイラインを入れたように見える。
 血栓症を防ぐために、白いストッキングをはかされた足は、まるでバレリーナ。手術着に着替えて手術室へむかい、全身麻酔が始ま
った。午後4時に手術が終わったらしい。6時に一度目覚めたが、その後はまた眠りに落ちたり、覚醒したりを繰り返す。
 翌朝はおかゆを食べ、からだを拭いてもらい、歩いて病室へ移動。昼食から普通食になり、午後からはリハビリが始まった。
 医師から説明があり、乳房を全摘出し、転移していたリンパ節からも1個見つかったとのこと。手術は成功したからあとは、がんばってリハビリを受け、腕が上がるようにしましょうといわれた。
 2日目には腕がまっすぐ上がるようになり、痛みもほとんどなく、運動のためにエレベーターを使わず階段を上り下りした。
 術後1週間で抜糸。退院前の説明では、抗がん剤は使わず、当分はホルモン剤の服用のみにするとのこと。2週間の入院で体重が2キロ増加し、抗がん剤の副作用で、アトピーのように荒れていたお肌もツルツルになった。
 鏡にうつる、残った左のおっぱいが可愛く見える。なくなった右の胸は、少しプヨプヨしていてさわるととっても気持ちがいい。なんだかとっても得した気分だ。
 9月議会にも委員会から復帰、最終日には反対討論もやってのけるぐらいに元気になれた。
 ツルツルとプヨプヨのふたつを手にしたわたしの勝利宣言に乾杯!
(「む・しの音通信」N0.57より)
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通信を生み出すために、働いてくれてるのは、
こわれかけのパソコン98と⇒ 
リソグラフです⇒ 

紙媒体の通信は、「む・しネット」会員と、
読んでほしい方に発送しています。

熱も下がり、体調は快復しました。
原稿をwebにアップする作業にとりかかるとしましょう。




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