みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

上野千鶴子さん講演会&「鶴見俊輔さんと語る」生きる覚悟。

2007-03-11 18:48:51 | ジェンダー/上野千鶴子
新宿のアーバンホテルをチェックアウトして、駅に向かう途中に、
おどろくほど大輪の椿の大木がある。

前夜も写したのだけど、暗くてきれいに撮れなかった。
手を伸ばして、やっといちばん下の花が接写できるくらい。
こんなに大きな椿の木を見るのははじめて。


よく見ると、ボタンのような赤花に白の斑入り。
  
わたしが写真を撮っているものだから、
道行く人も立ち止まって見上げている。

新宿駅から上野さんの講演会場のある「田町」まではすぐなので、
とりあえず東京駅まで行って、コインロッカーに荷物をいれ昼ごはん。
キッチンストリートというところを一回り見て、
そばではなく、うどんを食べることにした。
  
北海道産の地粉をつかった、腰のある太うどん。
二つとも大盛にしたのだけど、量が超おおいので、
ともちゃんがわたしの倍くらいを食べた。

会場には1時間前についたが、すでに並んでいる人がいて、
開場まえだったので、整理券が配られた。
「上野千鶴子のああいえばこういう-男女共同参画を斬る」。
チケットには、撮影・録音禁止と書いてあるので、入り口だけ(笑)。

 

講演はレジメも充実していて、内容も盛りだくさん。
冒頭で「福井事件」や「国分寺事件」にも触れられたが
個別のことより、「臭いにおいは元から絶たなきゃだめ」ということで、
「バックラッシュ」を歴史的な背景と視点でときあかし、
今後、わたしたちにどのような選択肢があるのか、
さらに、石原都政になってから都の女性政策がどんなに悪くなったか、
女性センターはもう不要なのか、女性センターが果たす役割、などなど
上野さんの話は、いつものことだけど、おもしろいし元気が出る。

前日の浅野さんの集会とも関連があり、もやもやしてた頭もスッキリ。

最後に司会者が「朝日新聞に鶴見俊輔さんとの対談が載ってた」
と紹介されたけど見た覚えがない。東京版?ではなく全国版らしい。

ということで、
今日は床から30センチほど積みあがった新聞の整理。
わが家は、5紙の朝夕刊を取っているのだけど、
最近はふたりともゆっくり読んでる暇がなくて、
どんどんたまっていくばかり・・・・で、
なにか理由がないと、片付ける気にもならない。
1畳(90×180)の食卓も、書類の山で50cmほどの空きがあるだけ。

やっと見つけたのは、2月20日の朝刊。
福井から帰ってすぐで、浅野さんの呼びかけなど始めた頃だったので、
ぜーんぜん気がつかなかった。
上野さんから届いた本や資料にも入ってなかったし・・・。

本文はどうぞ拡大してご覧ください。
_____________________________________________________________
「鶴見俊輔さんと語る」生きる覚悟(2007.2.20朝日新聞)

 「人生、下り坂」を自認する社会学者の上野千鶴子さん。
日本の学校教育の衰退を憂える鶴見俊輔さん。
独自の発想で語る2人は、展望の見えない今の日本で、
押し付けられた型にはまらない個人として生きる覚悟を迫る。
 
老後は自立できないということをいかに受け入れるか(上野)
老いて覚悟を持って生きている女性は多いが、男は少ない(鶴見)
公と私がつながる問題の立て方、難しくなった(上野)
_____________________________________________________________________________

 
上野×鶴見とくれば、『戦争が遺したもの』で
鼎談してる小熊英二さんも仲間に入れてあげなくちゃ。
ということで、小熊さんの2月27日の記事も見つけておいた。

つ・づ・く。

  
岐阜市内で見つけたボケの花と実
  
すっかり開花した大杯水仙とクリスマスローズ
  

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「百万回の永訣~柳原和子 がんを生き抜く~」NHKBS-2で今日再放送 

2007-03-11 08:04:31 | お知らせ
緊急のお知らせです。

3月4日にNHKで放映され、たいへんな反響があった
柳原和子さんの「百万回の永訣 ~柳原和子 がんを生き抜く~」
が、今日、再放送されます。
お見逃しなく。

NHK番組ガイド 再放送 
「百万回の永訣 ~柳原和子 がんを生き抜く~」
 2007年3月11日(日) BS-2 10:00~11:54


「あなたのアンコール サンデー」の中で、
2007年3月4日(日)に放送された(福岡・佐賀のみ3月10日)
「百万回の永訣 ~柳原和子 がんを生き抜く~」を再放送します。

 ノンフィクション作家の柳原和子さんが、卵管がんの再発を告げられたのは4年前の11月。
 がんはすでに肝臓に転移し、医師たちは不治を宣告、余命半年を覚悟するよう告げた。
 絶望の中から、柳原さんは自分から闘病の記録を撮影して欲しいと申し出た。
 初発のあと、柳原さんはノンフィクション作家として数多くのがん患者や医師を取材し、患者の視点からがん医療のあり方を問う「がん患者学」を著した。
 再発を経験した今度は自らの病を通じて、がん医療とは何かを明らかにしようという決意だった。
 死の恐怖からいったん大学病院を逃げ出した柳原さんは、夜明け前の南禅寺での気功や玄米菜食などを組み合わせた“癒しのプログラム”を組み立て、闘病生活に入った。
 様々な専門医を探し、徹底した議論と対話を尽くし納得の医療を求め続けた。
 そして3年半を生き抜いた。
 「なぜ私は医師たちの余命告知を超えて生きることができたのか」、これまで克明に記録してきた治療や日々の様子の記録をたどりながら、柳原さんは、その答えを明らかにしようとしている。
 これは自らの生と死に向き合いながら思索を続ける1人のノンフィクション作家の“命の物語”である。
 ※2006年5月にハイビジョン特集で放送した番組を再編集したものです
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わたしの『百万回の永訣』の本の記事にもアクセスがふえています。
『百万回の永訣 がん再発日記』柳原和子著(2006.1.23)

柳原和子さんとは、昨年7月、京都でお会いしている。

おだやかで、真摯に生と向き合う姿に感動した。

  

野に咲く花のようなひとだった。


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