みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

新型インフルエンザ:あなたは打つ?打たない?ワクチン今日から/緑茶うがいも予防に効果?

2009-10-19 15:49:21 | 健康/くらし/薪ストーブetc
きのうふかした、サツマイモとサトイモ。

安納芋は濃い黄色でしっとり系、鳴門金時は小さいけれど、あまみ満点。
   
食べ比べたら、鳴門金時のほうが゛甘かったです。
安納芋の食べ方を調べたら、サツマイモは、2~3週間保存すると、
でんぷんが糖分に変わって、甘みが増すとのこと。

安納芋の特質を生かして、和三盆糖を少しだけ入れて、芋きんとんを作りました。
   
ともちゃんに試食してもらったら、
「目をつむって食べたら、栗きんとんと区別できないくらいおいしい」とのこと。
お正月の芋きんとんは苦手なのですが、ほんとおいしいです。

安納芋は、鳴門金時より植えたのが2週間ほど遅かったので収穫には早かった感じもするので、
もうひとつの安納芋は、少し保存してみることにしました。

わたしはp-wanのデータアップと平行して、勉強会の課題のレジメが届き始めたし、
ちょうどともちゃんも、裁判所にだす控訴理由書の追い込みだったので、
   
サトイモのきぬかつぎをつるんとだして、お茶受けに食べながら仕事をしていました。

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ところで、予想通り、
10月に入って流行が一気に拡大してきた新型インフルエンザ。
わたしの周辺でも、家族がインフルエンザにかかった、という便りが増えてきました。

 岐阜県リアルタイム感染症サーベイランス


新型インフルエンザワクチンの接種も、きょうから始まります。
まずは、医療従事者100万人に接種するそうです。

 新型インフルワクチン、19日からスタート
(2009年10月19日 読売新聞)

「1回接種」で希望者全員に
 新型インフルエンザの流行が拡大するなか、新型用ワクチンの接種が19日から始まる。厚生労働省は全対象者に2回接種する方針だったが、臨床試験の結果を受け、13歳以上は1回接種にする方向で検討している。
 1回接種になれば、全体の接種計画が大幅に前倒しされるほか、接種を希望する国民は全員受けられる可能性がある。
 国立感染症研究所によると、最新の1週間(10月5~11日)で新たに増えた患者数は推計約64万人にのぼり、前週の約33万人からほぼ倍増した。流行が始まってからこれまでに人工呼吸器を使用したり、脳症に陥ったりするなどした重症例は129人に上り、うち27人が死亡した。
 ワクチン接種は、患者が重症化するのを防ぐのが目的だ。医療従事者からスタートし、発症した場合に重症化が懸念される妊婦や基礎疾患(持病)がある人など合計5400万人に順次接種する。準備が整った自治体から開始され、19日に始まるのは47都道府県のうち大阪、沖縄など23府県。残りの23道県は19日の週から、東京都は翌週の26日から開始する。
 厚労省が1回接種の検討を始めたのは、国内200人の成人に実施したワクチンの臨床試験で、1回の接種のみで十分な免疫が付くとの結果が出たからだ。これを受け、16日に開かれた専門家の意見交換会では、季節性インフルエンザ用ワクチンで2回接種が必要な13歳未満を除き、原則1回にできるとの方針が示された。この修正案が正式決定されれば、希望者はすべて接種が可能になるほか、輸入ワクチンが接種される予定だった小学校高学年と中高生は国産ワクチンを使える可能性が高い。高齢者は当初計画通り、輸入ワクチンが接種される見通しだ。
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新型用ワクチン
 日本で使用されるのは国産2700万人分と、輸入する4950万人分。いずれも2回接種を前提としており、1回接種になれば余った分を他に回せる。輸入ワクチンは国産とは製法が異なっているため、国内でも臨床試験を行ったうえで、有効性と安全性を確認し、年明け以降に接種する。
(2009年10月19日 読売新聞)


新型インフル、ワクチン接種開始 医療従事者まず100万人に(2009.10.19 河北新報)


呼吸器や糖尿病などの持病のある人は重症化しやすいということで、
新型インフルエンザのワクチンを待ちかねていたと思うのですが、
ここへきて、ワクチンの効果や、副作用が論議されるようになりました。

【日本の議論】あなたは打つ? 打たない? 新型インフルワクチン、副作用の懸念も(2009.10.18 産経ニュース)

【新型インフルエンザ】
ワクチン効果、限界も 大流行に備えて(下)(2009年10月5日 中日新聞)


わたしは、喘息と診断されたこともあるので、ワクチンを打てれば打ちたい、という思いもあるのですが、予防接種の副作用の問題にかかわっていたこともあり、
ワクチンを打つか、打たないか、じっさい迷っているところです。

家にこもって仕事をする、という今の生活を続けていれば、
人に会わないのでうつる心配も少ないのでよいかもしれませんが・・・。

外出から帰っての、「うがい・手洗い」はやっているのですが、
昔から、あのうがい薬のヨードの味が苦手で、買ったまま使わないでいます。

で、水だけでうがいしていたのですが、「緑茶うがいにインフル予防効果がある」、
という記事を見つけて、さっそくやってみました。

なんても緑茶カテキンがウイルスを吸着するらしいのですが、これならおいしいし、
ふだんは緑茶を飲まないので、ストックもたくさんあります。

ワクチンのことは、明日病院に行くのでお医者さまとも相談して、
番がまわってきたら考えるとして、当面はしっかり予防対策をすることにしましょう。


ヘルシーリポート:緑茶カテキン 新型インフル対策に こまめに緑茶うがい
毎日新聞 2009年10月17日

 ◇予防効果、水より高い可能性
 全国的に感染が拡大している新型インフルエンザ。冬に向けてさらに注意が必要だ。予防対策の基本はこまめな手洗いとうがいだが、うがいに緑茶を使うとさらに予防効果が高まる可能性があることが分かってきた。【小林多美子】

 ◆抗菌作用に注目 
 緑茶にはポリフェノールの一種、カテキンが含まれ、お茶の渋みの主成分となっている。カテキンには近年、さまざまな健康効果があることが報告されている。例えば食事の際に脂肪の吸収を穏やかにする体脂肪低下作用や、血中コレステロール値の抑制作用など。加えていま注目されているのが抗菌作用だ。
 インフルエンザウイルスは細胞膜に取り付いて増殖し、感染症状を引き起こす。だが、ウイルスの回りにカテキンが吸着すると、ウイルスは細胞膜に取り付くことが難しくなる=イラスト。水道水などでうがいする場合は、口内やのどに入ったウイルスを洗い流すだけだが、緑茶でうがいをすれば、さらに高い感染抑制が期待できるという。

  ◆感染率に大きな差
 この働きは細胞培養の基礎的研究でも明らかにされていたが、実際に人間に効果があるかどうかを確認するため、静岡県立大学薬学部の山田浩教授が04年12月~05年3月に臨床試験をしている。
 東京都内の特別養護老人ホームに入居する高齢者124人のうち、76人が500ミリリットルの水に100ミリグラムのカテキン抽出物を溶かした「カテキン水」で、48人が「水」で、1日3回うがいをしてインフルエンザウイルスの感染率の違いを調べた。その結果、感染者数は「カテキン水」が1人(感染率1%)、「水」が5人(同10%)と差が現れた。このホームではその後もお茶でのうがいを続けており、インフルエンザウイルスの感染者数は06、07年が0人、08年に1人と極めて少ない。

 ◆型を選ばず吸着
 さらに、06年には病院や高齢者施設の職員404人を対象にした試験も実施。「カテキン水」か「水」かを本人に伝えずに3カ月間1日3回、うがいをしてもらった。カテキン水のグループ195人のうち感染者は2人(1%)、普通の水のグループは200人のうち4人(2%)だった。統計学上で有意といえる数字ではないが、差が出た。
 山田教授は「もともと緑茶にはさまざまな抗菌効果があると言われている。また、カテキンはインフルエンザウイルスの型を選ばず吸着するため、新型にも効果が期待できるだろう」と話す。

 ◆小学校でもガラガラ
 お茶の名産地として知られる静岡県では、以前から医療の現場などでも緑茶が使われていた。山田教授がかつて勤務していた県内の病院では、入院患者のたんの吸引器を使用する際、口内で噴射する液体として、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の感染者には水ではなく緑茶を使用していた。効果がはっきりと見込まれていたわけではないが、看護師が自発的に行っていた。このことが、山田教授が感染症に対するカテキンの抗菌作用を研究するきっかけにもなったという。
 県内では緑茶を使ったうがいを実施、推奨している小学校も多い。児童には自宅でいれたお茶をうがい用に持参させているだけでなく、蛇口から緑茶が出る給茶機を設置している学校もある。インフルエンザだけでなく、かぜの予防効果も期待されている。

 ◆しっかり15秒程度
 実際に緑茶うがいを取り入れる場合、どんなことに注意すればいいだろうか。実験に使ったカテキン水の濃度は市販されているペットボトルの半分程度。特段に濃い緑茶を用意する必要はないという。
 また、より予防効果を高めるには、水筒やボトルで持ち歩き、こまめにうがいをしたり、飲んでのどを潤すとよいという。「人ごみに出かけたり、スポーツをした後などに、すぐに緑茶でうがいする習慣をつけてはどうでしょう」と山田教授。のどの奥はウイルスがたまりやすいので、顔を上にあげて約15秒程度、ガラガラとしっかりうがいしたい。
 新型インフルエンザは感染力が強いため、うがいだけでなく、十分な睡眠▽しっかり栄養をとる▽人が多い場所を避ける--など、他の予防策も重要だ。
毎日新聞 2009年10月17日



新聞記事
記者の目:「医療崩壊」社会を突く新型インフル=江口一
毎日新聞 2009年10月16日

 21世紀最初の新型インフルエンザ登場から間もなく半年になる。私は、新型インフルエンザが「医療崩壊」と指摘される今の社会の弱点を突いていることに気づいた。重症化しやすい妊婦や小児が受診する産婦人科や小児科は、医師不足で日常診療すら手薄だ。感染症対策は結局、身近な地域医療の底上げから取り組むしかない。
 米国とメキシコで新型発生が判明した4月下旬、「来るべきものが来た」と身構えた。専門家が時間の問題と指摘していたからだ。
 ところが国内で最初の小流行が一段落した5月下旬には、私自身、警戒心を解いてしまった。強毒型の鳥インフルエンザからの変異ではなく、「本格流行は冬」と甘く見たためだ。しかし、この認識は間違っていたと痛感する。
 確かに新型は、ほとんどの人は軽症ですむ。早期の投与が有効な治療薬のタミフルが効き、早めの受診で過度な心配はいらない場合が多そうだ。7月下旬以降の国内推定患者は160万人以上だが死者は14日現在で26人。単純計算だと致死率は季節性(0・1%未満)を大きく下回る。
 だが治療開始が遅れると重症化のリスクは高い。このウイルスは肺で増えやすく、専門家は呼吸状態に注意するよう呼びかける。
 さらに、季節性の経験からは想定外の事態も起きている。
 当初、重症化リスクが高いのは基礎疾患(持病)を持つ人とみられたが、実際は国内の入院患者の半数以上に持病がなく、また5~14歳の重症肺炎や脳症による入院が中心だった。高齢者がほとんどの季節性とは様相が大きく異なる点だ。
 しかも極めて短時間で状態が悪化する患者がいる点も要注意だ。脳症が相次いでいる小児科の医師からは「たいしたことはない、との論調もあったが、現場の医師としては違うというのが実感だ」との声を聞く。重症者の割合が低いからというだけでなめてかかるのは誤りだ。
 こうした中、今回の新型は医療崩壊が叫ばれる現状を浮き彫りにした。
 第一に、リスクが高い患者が受診する小児科や産婦人科は、医師不足も深刻な診療科だという点だ。実際、毎日新聞が8~9月に実施した調査では22都県が「ピーク時に医師が足りなくなる恐れがある」と回答した。「日常が医師不足だ」と本音を隠さない自治体もある。厚生労働省が、病床などの施設面は、流行ピーク時にも対応できると公表したのとは対照的だ。
 第二に、ワクチンを含む総合戦略が未完成、ということだ。
 ワクチンは緊急時に必要な量を国内で調達できず、生産体制の脆弱(ぜいじゃく)さが明白になった。途上国支援どころか安全性確認と並行して輸入を見切り発車で決めざるを得ない状態だ。このように発生前に準備を終えるべき多くの事項が固まらないまま、流行に突入してしまった。
 だが今からでも遅くはない。今回とは別の新型インフルエンザや新たな感染症、特により強力なものが、いつの日か私たちを襲う。そのときまでに、今回の新型が浮き彫りにした私たちの弱点を克服しておくことが重要だ。医師不足を解消し、救急患者の受け入れを断らなくてもすむ医療を「普通の医療」にする必要がある。
 他地域より先に真夏の流行開始を経験した沖縄県では救急病院と医師会が話し合い、軽症者は開業医が診察し、重症肺炎などで入院が必要な患者は中核病院が診るなど役割分担を明確にした。週末には開業医が中核病院の応援にも入った。
 医師不足はすぐには解決しないが、沖縄のような地域内での連携ならさほどお金をかけずに実行可能だ。
 大病院任せにせず、地域の病院間で連携が円滑に進めば、現場の負担感はかなり解消する。このような身近な医療での地道な努力を普段から積み重ねてこそ、非常時への備えになる。
 5月に多数の感染者がでた神戸市では、国の方針に従い当初、「発熱外来」を設置して、まずそこで対応しようとしたが、患者が殺到し、たちまち機能しなくなった。そこで医師会に協力を要請し、一般医療機関で診察するとともに、軽症者は自宅療養とすることを独自に決断した。
 9月に東京であった報告会で、同市の担当者は、この時の教訓から「新型だからといって、準備もなしにいきなり日常と違う体制にしても使いこなせず、うまくいかない」と強調した。同感だ。感染症対策で問われているのは、日本の医療のあり方そのものといえる。(東京科学環境部)
(毎日新聞 2009年10月16日)


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