みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

秋野菜を美味しく食べる/「愛国」の「作法」について 作家・高橋源一郎 (朝日新聞)

2014-09-25 21:55:59 | ほん/新聞/ニュース
日本蜜蜂の巣箱を入れ替えた時、箱が軽かったので、
夏の長雨で春の蜂蜜を消費してしまった可能性があるので、
給餌(砂糖水)をしてやることにしました。

倉庫にあったもらい物の砂糖の缶を見つけてきて、
約2キロの砂糖に1.5ℓの水を入れて、よく溶けるまで煮詰めます。

スチロールに吸い穴をあけたトレイに砂糖蜜を入れてやると、
さっそく、みつばちが巣から出て、飲みに来ていました。

栗「ぽろたん」は6,7個くらい実っていたのですが、
いがが下に落ちた栗は、何者かに食べられていました。

木に残っていたいがぐりを落として、
長靴でふんづけて実だけ取り出しました。


キズをツケてレンジでチンしたのですが、いくつかは破裂。
破裂してない栗は、渋皮がきれいに剥けました。

栗を食べながら、上野さんからいただいた光文社新書の
「『育休世代』のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか? 」(中野円佳)を読みました。

週二回の配達の日に、どかさんが玄関に届けくれる、ふぞろいの秋野菜たち。
何とか残さず食べようと、工夫して食べています。

一度にいろんな料理ができるヘルシオが威力を発揮。

上の段は焼きモードで「白ナスの焼きナス」と赤ピーマンのグリル。


下の段では同時に、蒸し物ができます。
蒸しインゲンと蒸しニンジン。
  
くず芋は皮をむいてフライドポテトに。

メーンは、岩手赤牛ステーキ、蒸しニンジンのソテー添え。


別の日にはイベリコ豚。
ナスとズッキーニ、インゲンは先に、ウオーターグリルで火を通しておき、
お肉を焼いた下に敷きます。


キハダマグロは生です。


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はなしは変わりますが、
きょうの朝日新聞の論壇時評。
高橋源一郎さんの「「愛国」の「作法」について」がとってもよかったです。

新聞は5紙の朝夕刊を購読していて、
朝日新聞も、ずっと長いあいだ朝夕刊を読んています。

これはヘンだ、と思う記事もありますが、
こんな時だからこそ、読者をつづけたいと思っています。

  (論壇時評)〈個人的な意見〉 「愛国」の「作法」について 作家・高橋源一郎
2014年9月25日 朝日新聞

 学校で「新聞」を作るプロジェクトに参加している小学生の息子が、おれの机の上に積まれていた新聞と雑誌を見つけ、「これ、なに? 読んでいい?」と訊(き)いてきた。おれは、少し考えて、「止(や)めときな」といった。

 「なんで?」

 「下品で卑しいものが混じってるから。そのうち、きみはそういうものにたくさん出会うことになるだろうが、いまは、もっと気品があって美しいものを読んでいてもらいたいんだよ。パパとしては」

 「わかった」。そういって、息子は書斎を出ていった。おれは、なんだかちょっと悲しく、憂鬱(ゆううつ)だった。

 朝日新聞は、二つの大きな「誤報」を作り出した〈1〉〈2〉。「誤報」に関しては、擁護のしようもない。その後の対応も、どうかしている。だから、批判は甘んじて受けるべきだ、とおれは考えていた。机の上にあったのは、その「誤報」を批判するものだった。

 その中には、有益なものも、深く考えさせられるものもある。だが、ひどいものも多い。ひどすぎる。ほんとに。罵詈雑言(ばりぞうごん)の嵐。そして、「反日」や「売国」といったことばが頻出する。

 そんなことばが使われること自体は珍しくない。「前の戦争」のときにおれたちのこの国で、1950年代のアメリカで、旧ソ連時代のロシアで、そして、ナチス支配下のドイツで、「愛国」の名の下に、それに反すると認定された者は、「売国奴」(ときに、「共産主義者」や「人民の敵」ということばも使われた)と呼ばれ、容赦なく叩(たた)きのめされ、社会的に(あるいは身体的に)抹殺された。いまも世界中で、同じことは行われ続けている。いや、気がつけば、おれたちの国では、その「語法」が、「憎しみ」と軽侮に満ち、相手を一方的に叩きのめす「語法」が広がっている。
     *

 2001年9月11日、ニューヨークの世界貿易センタービルに2機の飛行機が突入した。イスラム原理主義グループによる同時多発テロだ。ベルリン滞在中のアメリカ人作家スーザン・ソンタグは、その2日後、このことについて意見を書き、テロから6日後に発売された雑誌に掲載された〈3〉。ソンタグはこう書いている……まず、共に悲しもう。だが、みんなで一緒に愚か者になる必要はない。テロの実行者たちを「臆病者」と批判するが、そのことばは彼らにではなく、報復のおそれのない距離・高度から殺戮(さつりく)を行ってきた者(我らの軍隊)の方がふさわしい。欺瞞(ぎまん)や妄言はなにも解決しない。現実を隠蔽(いんぺい)する物言いは、成熟した民主国家の名を汚すものだ、と。

 この発言は、「団結」を乱すものとして、全米で憤激を巻き起こした。ソンタグは「アメリカの敵」を擁護する「売国奴」と見なされ、殺害予告をされるまでに至った。それでも、ソンタグはすぐにニューヨークに戻り、発言を続けた。

 彼女は、どうしてそんな発言をしたのだろうか。おれは、ずっと考えてきた。もしかしたら、彼女は、殺されても仕方ないと思っていたのかもしれない(彼女は、長期にわたる癌〈がん〉闘病生活を送っていて、2004年に亡くなる)。愛する祖国が、憎悪にかられて、暴走するのを止めるために、「正気」に戻るよう促すためには、それしか方法がなかったのかもしれない。実際、ブッシュ政権下のアメリカはやがて、「イラクには大量破壊兵器がある」という情報を捏造(ねつぞう)して、戦争を開始することになるのである。

 おれは、ソンタグのような人間こそが、最高の愛国者ではないかと思う。同じような事件がこの国で起こったとき、同じような感想を抱いたとして、ソンタグのようなことが書けるか、といわれたら、おれには無理だ。そんな勇気はない。

 ソンタグはこんなことをいっている。「自分が大切にしている諸権利やさまざまな価値の相克に、私は取り憑(つ)かれている。たとえば、ときとして、真実を語っても正義の増大にはつながらないということ。ときとして、正義の増大が真実の相当部分を押さえ込む結果になるかもしれない、ということ。(略)

 私自身の見解は、もし真実と正義のどちらかを選ばざるをえないとしたら――もちろん、片方だけを選ぶのは本意ではないが――真実を選ぶ」〈4〉
     *

 ジャーナリズムのことばと文学のことばは違う。けれど、共有しているものもある。だから、いまのことばを朝日新聞に贈りたい。「誤報」問題が起こったのは、自分たちの「正義」を絶対視してしまったからであるように思えるのだ。

 人は間違える(おれもしょっちゅう間違える)。組織や社会も間違える。国もまた間違える。それがすべての出発点であるように、おれは思う。それがどのような「正義」であれ、「おれは間違っていない」というやつは疑った方がいい。「愛国者」であると自称する連中は「国の正しさ」に敏感だ(だから、「正しくない」といわれると攻撃する)。だが、正しくなければ愛せないのだろうか。ソンタグにとって、祖国アメリカは、「正しさ」と「不正」の入り交じった存在だった。その、矛盾する、等身大のアメリカをこそ彼女は愛した。

 自称「愛国者」たちは、「愛国」がわかっていないのではない。「愛」が何なのかわかっていないのだ、とおれは思う。こんなこといってると、おれも、間違いなく「反日」と認定されちまうな。いやになっちゃうぜ。
     *

 〈1〉本紙記事「慰安婦問題を考える(上)~『済州島で連行』証言」など(8月5日)

 〈2〉本紙記事「本社、記事取り消し謝罪 吉田調書『命令違反し撤退』報道」(9月12日)

 〈3〉スーザン・ソンタグ「9.11.01」(『同じ時のなかで』〈2009年〉所収)

 〈4〉スーザン・ソンタグ「言葉たちの良心 エルサレム賞受賞スピーチ」(同)
     ◇
 たかはし・げんいちろう 1951年生まれ。明治学院大学教授。小説作品に『さよならクリストファー・ロビン』(谷崎潤一郎賞)、『日本文学盛衰史』(伊藤整文学賞)、『優雅で感傷的な日本野球』(三島由紀夫賞)など。近刊にエッセー集『還暦からの電脳事始(ことはじめ)』。


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9月24日(水)のつぶやき

2014-09-25 01:09:58 | 花/美しいもの

児童虐待、世界はどう防ぐ 日本で初の専門家国際会議 - 朝日新聞デジタル t.asahi.com/fwfh


「女性活用」は成長戦略になり得るか(上) アベノミクスの数値目標はむしろ逆差別に?“女子の自立天国”シンガポールの土壌に学ぼう|ダイヤモンド・オンライン diamond.jp/articles/-/588…


「女性活用」は成長戦略になり得るか(下) 「カカア天下」はグローバル基準だった?家事・育児から解放され過ぎた“働く妻”の実像|ダイヤモンド・オンライン diamond.jp/articles/-/594… @dol_editorsさんから


おもしろい記事(笑)。・「家事嫌い」な男性に残念なお知らせ@niftyニュース news.nifty.com/cs/item/detail…


2003年から何度か足を運んだチェルノブイリ原発。この4号炉から約300m地点で6~8μSv。2014年福島では一般の人も通行可能な国道6号線でその数値を上回る場所もある。チェルノブイリは現在も特別な許可が無いと立ち入り禁止だ。 pic.twitter.com/6nIf7jL1fP

寺町みどりさんがリツイート | RT

東京新聞:派遣法改正案、再提出へ 3年上限撤廃変えず:政治(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/politi…


東京新聞:「女性30%」遠い国会 選挙前より低下:政治(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/politi…


女性活躍法案 働き方の見直しにつなげたい : 社説 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) yomiuri.co.jp/editorial/2014…
仕事の内容や配分を見直して長時間労働を減らし、男女とも家事・育児を担えるようにすることが重要と。

寺町みどりさんがリツイート | RT

友人の五味香織さんの記事です。信田さよ子さんもでてきます。○過干渉:子どもの人生を支配 「毒親」本相次ぎ出版 - 毎日新聞 mainichi.jp/select/news/20…


今朝の毎日新聞に親の過干渉についてのインタビュー記事が掲載。正直いつのだっけと思うほど前のものだったのでびっくり。明朝は赤坂のTBSに出演なのでもう寝ます。司会は國分太一だった(いっぷく!)、NHKあさいちはイノッチだったし、ジャニーズ制覇も近い?

寺町みどりさんがリツイート | RT

池上彰が朝日叩きに走る新聞、週刊誌を批判! 他紙での掲載拒否も告白! lite-ra.com/2014/09/post-4… @litera_webさんから


エマ・ワトソン、「8歳の時から性差別を感じていた」 | ニュースウォーカー news.walkerplus.com/article/50616/

1 件 リツイートされました

揺れる地方議会 いま何が起きているのか /NHK クローズアップ現代 nhk.or.jp/gendai/yotei/i…


「安定雇用と長時間労働軽減を」上野千鶴子さん講演/過干渉:子どもの人生を支配 「毒親」本相次ぎ出版 goo.gl/ws1XmQ


脱原発、市民の力で 首長会議・上原氏が講演 | 愛媛新聞ONLINE ehime-np.co.jp/news/local/201… @ehime_npさんから


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