みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

コーヒーや緑茶、1日数杯で長寿効果 19年間追跡調査/日本ミツバチ、今年二群目来ました。

2015-05-08 21:24:07 | 健康/くらし/薪ストーブetc
朝から日本蜜蜂の待ち箱に、探索蜂がたくさん来ていたので、
きっと分蜂群がやってくると思い、お昼過ぎまで、
目を離さないように観察していました。




午後3時ころにはピーク。
左から3つ目の6角形の待ち箱には、50匹ほど、
他の箱にも10~20匹ほど来ています。


その後、来客があったので1時間半ほど見ていなかったのですが、
5時ごろに見に行ったら、ミツバチが少なくなっていました。

とはいえ、
飛び方が探索とは違うので、見てないうちに箱に入ったのでは、と思いました。

暗くなってから、連れ合いが確認したら、
やっぱり、大きな群が入っていました。

2回とも入居の瞬間は見逃したのですが、
キンリョウヘンの威力か、みてても見てなくても、
気に入った待ち箱には、入るときは入ってくれるものですね。

お天気の良い日が続くうちは分蜂があるので、
三匹目のドジョウを期待しましょう。

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ところで、
昨日の新聞各紙に、
コーヒーや緑茶をよく飲む人は、病気での死亡リスクが低い
という記事が載っていました。

わたしは緑茶はあまり飲まないのですが、
おいしいコーヒーを、一日3~4杯くらいは飲むので、
興味ぶかく読みました。。

  コーヒーや緑茶、1日数杯で長寿効果 19年間追跡調査 
2015年5月7日 朝日新聞

 コーヒーや緑茶を日常的によく飲んでいる人は、そうでない人に比べて病気などで死亡するリスクが低いとする調査結果を、国立がん研究センターなどの研究チームがまとめた。コーヒーに含まれるポリフェノール、緑茶に含まれるカテキンが血圧を下げ、両方に含まれるカフェインが血管や呼吸器の働きをよくしている可能性があるという。

 全国に住む40~69歳の男女約9万人に対し、コーヒーや緑茶を1日どれくらい飲むかを、ほかの生活習慣などと合わせて質問し、経過を約19年間追った。この間に約1万3千人が亡くなっていた。

 コーヒーや緑茶をよく飲む人は死亡率が低く、コーヒーを1日に3~4杯飲む人ではほとんど飲まない人に比べて、死亡リスクが24%低かった。緑茶は1日1杯未満の人に比べ、1日5杯以上飲む男性で死亡リスクが13%、女性で17%低かった。どちらも、死亡のリスクにかかわる年齢や運動習慣などは影響しないように統計学的に調整した。

 コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノール、緑茶にはカテキンが含まれ、両方に血管や呼吸器の働きをよくするカフェインが含まれている。こうした成分が心臓病や脳卒中による死亡を減らしたことが考えられるという。

 研究メンバーの野田光彦・国立国際医療研究センター専任診療部長は「カフェインは健康維持につながる可能性がある。一方、心臓病を抱えた人では摂取で急に血圧が上がるといった影響も考えられる。妊娠中や腎臓病の人も注意してほしい」と話す。研究成果は、米国の栄養学と疫学の雑誌にそれぞれ掲載された。(田村建二)


テレビでもやっていたので、もっと詳しく知りたいと調べてみました。
ここからが、記事の元になった研究です。

 
 多目的コホート研究(JPHC Study)
2015/05/07 緑茶と死亡・死因別死亡、コーヒーと死亡・死因別死亡について 
 

国立がん研究センター 予防研究グループ
 
JPHC研究からの論文発表のお知らせ
多目的コホート(JPHC)研究から、緑茶摂取と全死亡リスクおよびがん、心疾患、
脳血管疾患、呼吸器疾患及び外因死を含む5大死因死亡リスクとの関連を検討した
研究の結果が発表されました。この研究により、緑茶を習慣的に摂取する群において、
男女の全死亡リスク及び心疾患、男性の脳血管疾患及び呼吸器疾患による死亡リスク
の減少が示されました。

この論文の状況は以下のとおりです。

Annals of Epidemiology 2015年 WEB先行公開中

緑茶を習慣的に摂取する群において、男女の全死亡リスクが低い

 緑茶は、日本で広く飲まれています。これまでに循環器疾患やがんとの関連について
研究が行われてきましたが、健康の指標となる全死亡や主要な死因との関連については
あまりよく分かっていません。
 そこで、多目的コホートの40~69歳の男女約9万人を研究開始(1990年または1993年)
から2011年まで追跡した調査結果をもとに、緑茶の習慣的摂取と全死亡・主要死因死亡
リスクとの関連を検討しました。

 平均で約19年の追跡期間中に1万2,874人が亡くなりました。そのうち、5,327人ががん、
1,577人が心疾患、1,264人が脳血管疾患、783人が呼吸器疾患、992人が外因による死亡
でした。

 解析の結果、緑茶を1日1杯未満飲む群を基準として比較した場合、1日5杯以上の群の
全死亡リスクは、男性の全死亡0.87、女性の全死亡で0.83と低く、摂取量が増すにつれて
リスクが下がる負の相関がみられました。

 死因別には、がん死亡との関連は男女ともみられませんでしたが、心疾患による死亡は
男女とも低く、脳血管疾患と呼吸器疾患については男性でのみ低いという結果でした。
外因による死亡との関連については、5年以内の死亡例を除いた解析でのみ、女性で
リスクの減少が確認されました。

 緑茶摂取で心疾患などによる死亡リスクの低下がみられた理由については、緑茶に含まれる
カテキン(血圧や体脂肪、脂質の調整)やカフェイン(血管保護、呼吸機能改善)などの
効果が推定されます。また、限定的にではありますが女性で外因による死亡リスクの低下
がみられたのはテアニンやカフェイン(認知能力や注意力の改善)の効果かもしれません。

 一方、がん死亡については、以前に部位別の分析で女性の下部胃がんのリスク低下を報告
していますが、全体については有意な関連が見られませんでした。詳しくは、ホームページ
に掲載された概要版をご覧ください。

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 コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について 

「多目的コホート研究(JPHC研究)」からの成果-

私たちは、いろいろな生活習慣と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにし、日本人の生活習慣病予防や健康寿命の延伸に役立てるための研究を行っています。平成2年(1990年)と平成5年(1993年)に、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、東京都葛飾区、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古、大阪府吹田の11保健所管内にお住まいだった方々のうち、がんや循環器疾患になっていなかった40~69歳の男女約9万人を、平成23年(2011年)まで追跡した調査結果にもとづいて、習慣的コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連を調べました。その研究結果を論文発表しましたので紹介します。(American Journal of Clinical Nutrition 2015年3月WEB先行公開)。

これまでに欧米を中心に行われたコーヒーと死亡の関連を調べた20のコホート研究の統合解析(メタアナリシス)により、男女ともゆるやかな死亡リスクの低減が認められています。しかしながら、コーヒー摂取と主要死因死亡との関連についての研究はアジア人を対象とした集団ではほとんどなく、日本人の5大主要死因との関連についての研究はまだありません。そこで、コーヒー摂取と全死亡および主要死因死亡との関連を検討することを今回の研究の目的としました。

コーヒーを摂取する群において、全死亡リスク及び心疾患、脳血管疾患及び呼吸器疾患による死亡リスクが減少

研究開始時にコーヒーを飲む頻度に関する質問への回答から、ほとんど飲まない、1日1杯未満、毎日1~2杯、毎日3~4杯、毎日5杯以上飲むという5つの群に分けて、その後の全死亡及びがん、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患、外因による死亡との関連を分析しました。本研究の追跡調査中には、12,874人の死亡が確認されました。

コーヒーをほとんど飲まない群を基準として比較した場合、1日1杯未満、1日1~2杯、1日3~4杯、1日5杯以上の群の危険度(95%信頼区間)は、それぞれ全死亡で0.91 (0.86 ~0.95)、0.85 (0.81~0.90)、0.76 (0.70~0.83)、0.85 (0.75~0.98)となっていました(図1)。すなわち、コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低いことが分かりました。さらに、飲む量が増えるほど危険度が下がる傾向が、統計学的有意に認められました(図1)。研究開始から5年以内の死亡例を除いた場合や、男女別の場合も検討しましたが、コーヒーと死亡リスクとの間には同様の関連がみられました。

死因別に調べたところ、がん死亡の危険度には有意な関連がみられませんでしたが、心疾患脂肪、脳血管疾患死亡、呼吸器疾患死亡については、コーヒー摂取による危険度の有意な低下がみられました。1日1~2杯、3~4杯の群の心疾患死亡の危険度(95%信頼区間)は、0.77(0.65~0.90)、0.64(0.50~0.84)であり、1日1杯未満、1日1~2杯、1日3~4杯の群の脳血管疾患死亡の危険度(95%信頼区間)は、それぞれ0.84(0.72~0.98)、0.77(0.64~0.92)、0.57(0.41~0.78)となっていました。さらに呼吸器疾患死亡では、1日1杯未満、1日1~2杯、1日3~4杯コーヒーを摂取する群の危険度(95%信頼区間)は、それぞれ0.78(0.64~0.94)、0.63(0.50~0.79)、0.60(0.41~0.88)でした(図2)。

コーヒーと死亡リスクとはどう関係しているのか
なぜコーヒー摂取で死亡リスクの低下が見られるのでしょうか。第一に、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が血糖値を改善し、血圧を調整する効果がある上に、抗炎症作用があるといわれています。第二に、コーヒーに含まれるカフェインが血管内皮の機能を改善する効果があるとされています。また、カフェインには気管支拡張作用があり、呼吸器機能の改善効果があるのではないかと言われています。これらの効果が、循環器疾患や呼吸器疾患死亡につながる危険因子の調整に寄与しているのかもしれません。

本研究ではがん死亡については有意な関連が見られませんでした。部位別に行われた先行研究では、コーヒー摂取と肝がん、膵がん、女性の大腸がんと子宮体がんのリスク低下との関連が示唆されていますが、全がん死亡では他の部位のがんも総合して分析を行ったため、有意差がなくなった可能性が考えられます。

今回の結果から、一日4杯までのコーヒー摂取は死亡リスク低下と有意な関連があることが示唆されました。この研究で用いた質問票では、缶コーヒー、インスタントコーヒー、レギュラーコーヒーを含むコーヒーの摂取頻度を尋ねており、またカフェインとカフェイン抜きコーヒーを分けてはいませんので、この点をご留意ください。


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