みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

「ユマニチュード」に注目集まる 認知症ケアの意思疎通法/自家製ライ麦パン、ペンネ・アラビアータ、つけざる蕎麦

2017-09-28 20:54:04 | ほん/新聞/ニュース
朝ごはんは、玄米麦ごはんが多いのですが、
玄米を炊かない日は、夜にホームベーカリーに材料をセットして
予約しておいた焼き立てパンを食べます。
パンは一週間に一回ほどです。

もちろん国産小麦を使った白いパンはおいしいのですが、
全粒粉ぱんやそば粉パンも、それぞれの特徴があって美味。

今回は、ライムギ粉が手に入ったので、
自家製ライ麦パンをつくりました。

使うイーストの量は半分くらいなので、
パンの膨らみ方も半分くらい、少し重めのパンです。

断面はこまかいキメで、しっとりとしてよい香り。

ライ麦パンと採れたて蜂蜜の味を楽しむために、
シンプルに野菜ジュースと、目玉焼きと洋ナシのみ。

余ったパンは冷凍しました。

お昼はショートパスタの有機ペンネを使って「アラビアータ」。

水に一時間半浸けて、すいすいパスタにしました。
材料は玉ねぎとニンニクと自家製トマトソースとトマト缶とルッコラ。

お肉は粗挽き豚ミンチと冷蔵庫に残っていたサラミ。

材料をしんなりするまで炒めてから、水を多めに入れて、
そこにすいすいパスタを入れて3分ほど煮ます。

ほどよい堅さになったら、バジルソースを混ぜて、
ルッコラのみじん切りを散らして、できあがり。

お皿に取り分けて、好みで粉チーズを振って「いただきます」。

いそがしい日には、昆布だしの出汁とお揚げと小松菜を入れた
温かいたれに漬けて食べる「つけざる蕎麦」。
  
簡単にできて美味しいです。

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政治状況は、日に日にめまぐるしく変わるので、
ちょっと落ち着いたらまとめて紹介するとして、
きょうは中日新聞生活面の「『ユマニチュード』に注目集まる 認知症ケアの意思疎通法」の記事。
認知症になった人の尊厳を大切にするケアの「技術」です。

  「ユマニチュード」に注目集まる 認知症ケアの意思疎通法
2017年9月27日 中日新聞

 認知症の人の尊厳を大切にするフランス生まれのコミュニケーション技術が、介護者のストレス軽減にも効果があるとして、注目を集めている。介護する家族だけでなく、施設職員の職場の人間関係改善に役立つといった声も。対人関係の「技術」として身に付けられるだけに、応用範囲は広そうだ。

 「ユマニチュード」と呼ばれるこの手法は、二〇一二年ごろから日本でも導入され始めた。「視線を合わせ続ける」「穏やかに話し掛ける」「腕や足をつかまない」などを組み合わせ、認知症の人と信頼関係を築くのが特徴。寝たきりを防ぐため、立つ機会を増やす支援をする介護のプロ向けに開発されたが、介護者の負担軽減にもなるといった指摘があった。

 そこで、東京医療センターの本田美和子医師らが、一六年度に福岡市で認知症高齢者を自宅で介護する百四十八人を対象に調査。二時間の研修後も習った内容を実践できるよう「部屋に入る時はノックして知らせる」といった具体的な助言を書いたはがきを約三カ月、毎週送った。

 その上で研修前と後の数値化した介護負担感の変化を調べると、ストレスが改善。介護される側の暴言や徘徊(はいかい)も減った。

 参加した下島康則さん(72)は妻(66)に優しく話し続けながら、わずかな反応にも気を付けていると、身を委ねてくれるようになった。「私もうれしいし、気持ちが軽くなった」

 認知症の義母を介護する福祉団体職員の山本誠さん(49)も効果を実感する一人。毎朝、玄関で義母の手を握り、目を見ながら「お留守番をお願いしますね」と笑顔で声を掛けた。すると義母は落ち着き、言い争いが多かった家族の会話が穏やかになった。

 一方、病院や介護施設の職員からも「自身の行動や周囲との関係が変わった」などの声が上がる。

 ユマニチュードのインストラクターを務める看護師、石川咲希さん(28)は、以前は人付き合いが苦手だったが、いつの間にか同僚とおしゃべりを楽しむようになり、仕事もやりやすくなった。「技術として身に付いたので、無理なく自分を変えられた」と実感する。

 横浜市の特別養護老人ホーム「緑の郷」ではケアを嫌がる九十代の男性に半年間、ユマニチュードを取り入れたところ、職員が自主的に利用者のレクリエーションや歩行練習に取り組むことが増えた。担当者は「入所者と向き合おうとすることで、モチベーションが上がったのでは」と分析する。

 職場の人間関係に詳しい社会保険労務士で「メンタルサポートろうむ」(宇都宮市)代表の李怜香さんは「ユマニチュードは相手の人格を尊重することが基本なので、どんな職場でも役立つ」と指摘する。「『触れる』のはセクハラと取られる恐れがあるため勧められないが『見る』『話す』技法は、互いが前向きな言動に変わるきっかけになる。パワハラ対策としても有効です」 


  介護現場で注目高まる「ユマニチュード」とは?高齢者の尊厳を回復する究極技法
2017.07.23 Business Journal

 2025年、団塊の世代はすべて75歳以上になり、日本の高齢化社会はピークを迎える――。

 4月3日付の朝日新聞の記事によると、2025年に向けて全国の入院ベッドを1割以上、実に15万床以上削減し、入院患者を在宅医療へ移行させる案が「地域医療構想」によって計画されているという。

 自宅で高齢者を介護する機会は、これからますます増えていくことは間違いない。

「自分の親や家族を介護するようになったとき、その相手との暖かい関係を維持したままでいられるだろうか」
「もし認知症が進んだら、無理やり身体を押さえつけたり、意に添わないケアをしてしまうのではないか」

 そんな不安を抱いてしまう人もいるだろう。そこで参考になりそうなのが、いま介護の世界で俄然注目されている「ユマニチュード」というケアの技法だ。

 たとえば、介護施設で高齢の女性にシャワーを浴びせようとするときに、体をキレイにしようと思ってやっているのに、介護される側は何をされようとしているのか理解できず、激しく抵抗してしまう――。そんなことは珍しくない。

 しかし、このユマニチュードという技法を使うことによって、女性は穏やかに介助者にお礼も述べながらシャワーを浴びるようになったりする。そのような効果のあるユマニチュードとは、どのような技法なのだろうか。

「見つめる」「話しかける」「触れる」「寝たきりにしない」

 ユマニチュードとは、「人間らしさを取り戻す」という意味の造語である。いまから35年ほど前、フランスで体育学の教師をしていたイヴ・ジネストさんが、同僚のロゼット・マレスコッティさんと共に考案した。

 認知症患者がケアを拒絶するのは、じっとしていることを求められ、生きている尊厳にかかわる「動く」ことを禁じられるからではないか――そのような仮説を基に考案された。

 認知症ケアの現場を回ることでジネストさんが確立したユマニチュードの技法は、相手の動きを妨げず、尊厳を重んじることが特徴だ。具体的には「見つめる」「話しかける」「触れる」「寝たきりにしない」ということを基本としている。

恐怖感を与えやすいのはコレ
 これらは一見当たり前のようだが、多忙な介護の現場では意外とないがしろにされていることが多い。そして、ただそれらをすればいいのではなく、そのやり方と姿勢にポイントがある。

 たとえば、「見つめる」際にベッドや車いすにいる人を立ったまま見下ろすと、相手は威圧感を感じてしまう。自分もしゃがんで相手と同じ目線で話すことで、対等に接していることが相手にも伝わる。

 また「話しかける」ときは声のトーンも大事だが、それ以上に「用件を伝える」だけにしないこと。「オムツを変えにきたよ」と用事だけを伝えると、自分の目的だけを優先しているように思えてしまうが、挨拶や天気の話題から入るようにすれば相手との絆を感じることができる。

「触れる」のは大事だが、顔や手は敏感な場所なので、いきなり触るとビックリしてしまう。特に<手をつかんでひっぱる>行為は恐怖感を与えやすい。腕や背中など抵抗の少ない場所を、広く、優しく、ゆっくりと触ることで、安心感を与えられる。

 そして「寝たきりにさせない」で「立つ」ことは、もちろん身体の機能や健康を維持する上で欠かせない。同時に、人間としての尊厳を保つうえでも必要だ。

普通のお年寄りと接するときにも適応できる

 ユマニチュードの技法には、ほかにもさまざまなポイントがあり、それは人間の知覚・感情・言語すべてに関わる包括的なコミュニケーションの仕組みでもある。

 そして、そのエッセンスは認知症患者だけではなく、普通のお年寄りと接するときにも十分適応できるものだ。

 ユマニチュードは、国立病院機構東京医療センター総合内科医長の本田美和子氏によって日本でも紹介され、『ユマニチュード入門』(医学書院)、『「ユマニチュード」という革命』(誠光堂新光社)といった書籍も刊行されている。

 高齢者がさらに増えていく社会において、ユマニチュードの注目度はますます高まっていくだろう。
(文=ヘルスプレス編集部)


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9月27日(水)のつぶやき

2017-09-28 01:59:43 | 花/美しいもの
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