みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

体が震える「本態性振戦」患者救う 名古屋共立病院 集束超音波治療/残薬数 質問事項 医師の説明 お薬手帳 メモで活用 薬剤師と情報共有

2017-12-07 21:03:57 | ほん/新聞/ニュース
9月に採取した栗「ポロタン」を
二か月間、冷蔵庫のチルド室に保存しています。

栗を食べたくなると、皮に切れ目を入れて、
磁性鍋で3分ほど加熱すると皮がつるっとむけます。
低温で糖分が増して、ほくほくしてとても甘いです。

チルド室には生協で買った鶏ムネ肉もあったので、
ヘルシオでから揚げをつくりましょう。
  
ショウガとこしょうとお酒と畑のキウイで下ごしらえをして、
片栗粉をつけて、網の上に置いていきます。

ウオーターレンジで25分ほど加熱して出来上がり。

ヘルシオの下の段でローストビーフも温めました。

こちらはともちゃん用です。

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ところで、
12月5日の中日新聞の生活面に、
意志に反して手や体が震える「本態性振戦」の記事が出ていました。
ちょうど知人から手が震えて困っていて原因を検査中、
という話を聞いたばかりだったので、興味深く読みました。
この情報、さっそく教えてあげましょう。

  体が震える「本態性振戦」患者救う 名古屋共立病院 集束超音波治療
2017年12月5日 中日新聞

脳へ照射 即効性に驚き 副作用確認しつつ8回
 名古屋共立病院(名古屋市中川区)は、メスを使わずに超音波で脳内を治療し、体の震えを止める集束超音波治療器を、中部地方で初めて導入した。数時間で治療でき、副作用が出ていないか調べながら比較的安全に治療を進められ、翌日に退院できる。先日あった治療の一部始終を取材した。(稲田雅文)

 大小2つの渦巻きが印刷された紙を前に、愛知県の女性(69)が右手にサインペンを持った。肘を浮かせながら、渦巻きや直線に沿ってペンを走らせるテストだ。紙にペンを近づけた途端、手が大きく震え、うまく線が引けない。線は大きく波打ち、渦巻きや直線を大きくはみだした。

 「若いころから、試験など緊張する場面で人より震えるのを自覚していた」と話す女性は、年齢を重ねるとともに体と両手の震えがひどくなっていった。安静にしていると何ともないのに、字を書く場合など一定の動作をすると震えが出る。力を込めて震えを抑え何とか文字を書いていたが、最近は書けなくなった。コップを口に近づけると、中身をこぼしてしまう。

 マッサージとはり・きゅうの治療院を営み、マッサージは何とかこなすものの、はり・きゅうの施術はやめた。「人生あきらめた方が楽かな」と思い詰めた。

 別の病院で処方された薬も効果が出ず、今年の春に同病院のふるえ外来を受診。集束超音波治療センターの加藤祥子医師(32)は、本態性振戦(ほんたいせいしんせん)と診断した。本態性は原因が分からないことで、振戦は震えを指す。

 この治療は、昨年12月に厚生労働省が薬事承認したばかりで、まだ健康保険は使えない。自由診療で2泊3日の入院と治療、前後の診察、検査などで200万円がかかるが「また、はり・きゅうをしたい」と治療を決断した。

 治療器は磁気共鳴画像装置(MRI)と組み合わせることで、脳の断層の画像を見ながら進める。午前8時半ごろ病室を出た女性は、冒頭のテストをした後、髪をそり上げ、治療器に頭を固定するための枠を付け、9時20分にMRI室へ入室。治療台に横たわり、大きなヘルメット状の装置に頭を入れた。

 本態性振戦は、脳の深部にある「視床」という感覚を中継する部分の一部が関係することが分かっている。治療器は、1024個の発信器が組み込まれ、超音波のエネルギーを一点に集中。5ミリ程度の範囲の温度を上げ、細胞を変性させて震えを抑える。

 津川隆彦センター長(51)や協力をしている名古屋大病院脳神経外科の医師2人、治療器のメーカーの技術者らが、MRIが撮影した脳の画像を注視する。治療する部位が少しでもずれると、手のしびれや手足の力が入りにくくなるなどの副作用が出る可能性がある。頭の位置を微調整するなど、1時間半ほど作業を進めた。

 「1回目、超音波照射します」。10時50分に加藤医師が合図をすると、10秒ほど超音波を照射。治療部位を探るための照射だ。3秒に1度、MRIから送られてくる画像から、照射位置と温度変化が分かる。最初の照射で温度を示すグラフが44度まで上昇した。この温度なら照射部位の脳細胞は生きているという。4回目の照射で正確な部位を探り当てることができた。

 「少し書きやすくなりました。体の震えが少なくなった感じです」。照射のたびに、MRIの中で寝たまま渦巻きを書くテストをしていた女性が声を上げた。これまでの照射で、すでに効果が表れているという。

 11時すぎ、治療のための照射が始まった。治療部位の温度は、55度まで上がった。加藤医師がMRI室に入り「足が動きにくい感じはないですか?」などと声をかける。超音波が頭蓋骨を加熱するため痛みが出るが、副作用は出なかった。テストの紙を支える看護師が「さっきまでと全然違いますね」と、書きぶりに驚きの声を上げた。

 正午前、治療部位を探る照射から数えて8回目の照射を実施。少し出力を上げ、患部を57度まで上げて治療は完了した。MRI室から出て頭の固定器具を外された女性は、机の前に座って早速テストを受ける。

 滑らかに渦巻きに沿ってペンが走り「自分じゃないみたい。何で書けるんだろう」と目を丸くした。自分の名前と「きょうはいいてんきですね」という文字ははっきりしていた。お茶が入ったコップを渡されると「怖い」と表情を曇らせたが、何事もなく飲めた。
 「はりときゅうはできますか?」と聞くと、大きな声でひと言「できますよ」。満面の笑みをたたえた。

健康保険 適用されず
 本態性振戦の患者は、中高年に多いものの、「高齢になれば仕方がない」と、治療をしない人は多い。服薬治療から始め、効果がない場合は手術などを考える。

 一般的な治療法は、脳に針を刺して治療部位を熱で固める高周波凝固術か、電極を刺して刺激をする脳深部刺激療法で、いずれも開頭手術が必要。患者の負担が大きく、この病気で死亡することはないため、治療に踏み切らないケースも多いという。

 集束超音波による治療は子宮筋腫でも実用化されているが、本態性振戦への応用は国内では臨床研究の事例も含めてまだ約120例と、始まったばかりの治療だ。頭蓋骨を通して超音波を送るため、頭蓋骨の性質や形状によっては超音波がうまく伝わらず、治療ができないことがある。

 震えは服薬の副作用など、さまざまな原因で起こり、名古屋共立病院のふるえ外来ではまず、震えの原因を特定する。本態性振戦と診断されてから服薬治療までは健康保険が使える。服薬の効果が上がらなければ集束超音波による治療を選択でき、自由診療となる。

 パーキンソン病の治療に応用する臨床研究が進められているが、同病院では実施していない。 


わたしは医者に行くときはかならずお薬手帳を持っていくのですが、
そのかしこい使い方も中日新聞生活面に掲載されていました、

 残薬数 質問事項 医師の説明 お薬手帳 メモで活用 薬剤師と情報共有
2017年12月5日 中日新聞 

 薬局が調剤した薬や、患者のアレルギー情報などを記入する「お薬手帳」。薬ののみ合わせや副作用のチェックに役立つだけでなく、残薬状況や診断内容などいろいろ書き込むことで、薬剤師や医師に薬の相談をしたり、治療についての疑問を伝えたりすることもできる。患者と医療者をつなぐ団体「患医ねっと」(東京)代表で、がん闘病中の鈴木信行さん(48)に、手帳活用の実践例を聞いた。(竹上順子)

 鈴木さんは先天性の障害があり、20代で2度のがん治療を経験。現在も甲状腺がんの治療中で、長年の医療との関わりや他の患者との交流から、医師ら医療スタッフと十分にコミュニケーションを取ることの難しさを実感してきた。

 そこで通院時に持参する「お薬手帳」に着目。病院で出た処方箋と一緒に薬剤師に渡し、薬の情報が記されたシールを貼ってもらうのが一般的な使い方だが、鈴木さんは「自分でも書き込みをするといい」と提案する。

 慢性期で薬をのみ続けている場合は、通院日の朝に手元に残った「残薬」の数を書くよう勧める。鈴木さんは以前、のみ残しの多い薬について「昼食を取らないので、昼にのみ忘れるから」と薬剤師に説明。服用は朝晩の1日2回で、同様の効果のある薬に替えてもらうようアドバイスされた経験がある。

 診察前に、医師に伝えたり尋ねたりしたいことを箇条書きしておくのもいい。いつから、どのような症状があって、何に困っているか−ということは、書かなければ言い忘れてしまうこともある。

 医師らの話をメモするのもお勧め。鈴木さんは甲状腺がんの告知を受けたとき、医師の説明や治療計画をメモし、分からない部分を聞き直すのに役立てた。

 処方箋に病名の記載はなく、薬剤師に伝わっていないため、鈴木さんはこの手帳を使ってがんが確定したことを伝え、情報を共有した。その後の薬の切り替え時には、その理由や目的を含めて薬剤師が処方意図を理解でき、薬の内容や鈴木さんの理解に間違いがないかを確認することができた。

 お薬手帳は薬局で入手できるが、サイズが小さかったりページ数が少なかったりする場合は、市販のノートを使うこともできる。ただ、持ち主の名前、アレルギーや持病の有無など厚生労働省が記載するよう指導している項目があるので、既製品のお薬手帳を参考にしたり、薬剤師に相談したりするといい。

「かかりつけ薬局」持とう
 お薬手帳をより有効に活用するためにも、相談しやすい薬剤師がいる「かかりつけ薬局」を持ちたい。

 薬局事業などを展開する株式会社バンブー(神奈川県横須賀市)代表の竹中孝行さん(33)は「通いやすい場所にあり、処方箋に疑問があれば医師に連絡してくれる薬剤師がいる薬局がお勧めです」と話す。

 薬局に処方箋をあらかじめファクスや写真メールで送っておけば、待ち時間を短縮できる。薬の在庫がないときも近隣の薬局から入手するなど、迅速な対応をしてもらえる。竹中さんは「薬剤師との信頼関係ができれば、治療や健康の話はもちろん、介護のことなども気軽に相談できます」と話した。


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12月6日(水)のつぶやき

2017-12-07 02:04:38 | 花/美しいもの
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