みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

〈がんを生きる女性たち〉(中) ハローワーク〉/(下) 病院の探検隊/薪ストーブに火を入れました。

2017-12-10 16:33:51 | ほん/新聞/ニュース
甘あまり寒い日が続き、エアコンを強にしても部屋があたたまらないので、、
薪ストーブに火を入れることにしました。

といっても、薪ストーブはめちゃ重いので、
わたしは周りをお掃除したりものをどけたりするだけ。

ストーブは重さ200キロ、「ヨツール」の最大のストーブ。


男性ふたりで薪ストーブを設置して、煙突の掃除をしてから、
まず木の切れ端などを燃やして慣らします。

2時間ほどして薪ストーブが十分あたたまったら、
太い薪を入れて、巡航運転です。

寒かった部屋全体がポカポカとあたたかくなりました。
これから春まで、薪ストーブのお世話になります。

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後半は、
中日新聞の連載〈がんを生きる女性たち〉。
「(中) ハローワーク〉」と「(下)病院の探検隊」です。

  〈がんを生きる女性たち〉(中) ハローワーク 
2017年12月4日 中日新聞

治療と就活 両立ケア 拠点病院で毎週相談会
 小高い丘の上にある静岡がんセンター(長泉町)。その一室で毎週1回、ハローワーク沼津による就職相談会が開かれている。「がんの人を優先的に受け入れてくれる企業はありますか」。病を抱えながらも職に就きたい人たちが、切実な思いで扉をノックする。

 ハローワークは昨年度から、全国でがん患者らの就職を支援する事業に乗り出した。沼津など5カ所では既に2013年度から、モデル的に取り組んでいる。

 就職に関する多彩なノウハウを持つ就労支援ナビゲーターが近くの拠点病院に出向き、患者一人一人の病状や就労経験などに照らして就職先を紹介する。

 県内の50代女性も、就労支援を受ける。福祉施設で介護職に携わっていたが、4年半前、体がひどく疲れやすくなって受診した。乳がんだった。

 抗がん剤治療と手術を受けた当時、2人の子どもは中高生。体調を管理しつつ、家族に不安を与えず、負担も掛けないよう、仕事と家事、育児にギリギリまで取り組んだ。「女性ががんになると、家の機能が止まってしまう。生活全体の優先順位のつけ方が難しかった」と振り返る。

 しかし2年前、定期健診で骨への転移が発覚し、死を身近に感じた。「家族との時間をもっと取りたい」。転職を決意した。

 仕事探しの理由は他にもある。病気に配慮してくれる同僚に後ろめたさを感じてしまう。利用者をベッドから車いすに移すなど体力的にもきつい。しかし、家計を考えれば、働かないわけにはいかない。「病気になった自分は足手まとい」。そんな思いがよぎるが、社会と関わることで「まだ役に立てられる。もうちょっと頑張ろう」とも思える。複雑な思いを抱えながら、今も転職先を探している。

 相談に乗る就労支援ナビゲーターの柏木ちもとさん(58)は「病状も治療の経過も人それぞれ。きめ細かなサポートがいる」と患者に寄り添う。センターの医療ソーシャルワーカーと情報交換をしながら就職先を探し、「会社に病気を打ち明けるべきか」などの悩みにも耳を傾ける。

 企業側が出す条件の変更を求めて交渉することもある。「その人に沿った働き方を柔軟に考えてくれたらうれしい」と企業側にも理解を求めている。

 がん患者は増え続けており、今や働きながら治療する病気となった。だが、ハローワーク沼津で、がん患者を新規採用すると自ら名乗りを上げたのは、この4年間でまだ5社しかない。

 メモ がん患者のうち3人に1人が、働く世代の20〜64歳。厚生労働省が2010年の国民生活基礎調査を基に集計したデータでは、仕事をしながらがん治療で通院している人は約32万5000人に上る。


  〈がんを生きる女性たち〉(下) 病院の探検隊
2017年12月5日 中日新聞 

「親子一緒に」こだわり 怖さ払拭、信頼関係大事に
 聖隷浜松病院(浜松市中区)に今年の夏休み、白衣を着た「小学生探検隊」の姿があった。

 クルクルクル...。天井に届きそうなほど大きな放射線治療装置が、寝台に横たわった体の周りを回る。いろいろな方向から腫瘍を照射できるが、体験した「隊員」は「ちょっと怖いかも」と苦笑いをみせた。

 続いては、スタッフが操作する隣のモニター室へ。治療室の様子がモニターに映し出され、「隊員」が「ピースして」とマイクごしに注文すると、治療室内のスタッフがカメラに向けてピースサイン。すかさず別のスタッフが「『怖いな』と思っている患者さんも、人の声を聞くと安心できます」と説明すると、子どもたちがうなずいた。

 「夏休み こども探検隊!」と銘打ったこの催しは、聖隷浜松病院が5年前から、がん患者の親を持つ小学生を対象に行っている。精神的、肉体的に負担がかかる家族は「第2の患者」ともいわれる。特に、子どもは親の変化を敏感に感じ取り、ストレスをため込むこともある。

 親側からも「子どもの質問にどう答えたらいいのか分からない」などの相談が寄せられることから、子どものサポートに軸を置いた取り組みをスタートさせた。こだわったのは、親子が一緒に院内を回ること。病院側は「同じものを見ることで『病院は怖いもの』というイメージを払拭(ふっしょく)し、家で話し合ってもらえたら」と期待する。

 3人の子どもを持つ浜松市内の女性(39)は、小1の長男、小4の次女と参加した。乳がんと判明したときに、子どもたちには伝えてあった。死にはしないこと、治るらしいが1年は仕事を休むこと、具合が悪くて寝込むこと、治療の副作用で髪が抜けること−。

 長男はよく分かっていないようだったが、次女は重い病気だと感じているようだった。中1の長女は面と向かって不安を口にしなかったが、後でこっそりと「お母さんは大丈夫なの?」と祖母に尋ねた。

 「探検隊」に参加してから、親子で話がしやすくなった。テレビを見て「あの器具、触ったよね」、手術の前にも「この間、入った部屋で手術するんだよ」。母親がどこでどんな治療をしているのか、イメージが湧くようになった。

 病院の担当者も手応えを感じている。「子どもに病名を伝えるかどうかはそれぞれだが、何より大事なのはコミュニケーション」。女性も振り返る。「親子一緒だからよかった。マイナスの部分を見せるというよりも、未来につなげるものを見せてもらった」
(この連載は、飯田樹与、相沢紀衣が担当しました)

 メモ がんになった親とその子どもをサポートする国内初のNPO「Hope Tree(ホープ・ツリー)」(川崎市)によると、18歳未満の子どもがいる新規患者は推定で年間5万6000人。2009〜13年に国立がんセンター中央病院に入院した20〜59歳の患者のうち、18歳未満の子どもがいる割合は24・7%だった。女性患者の平均年齢は43・7歳で、子どもの平均は11・2歳だった。同NPOでは、小学生を対象に病気の知識を得たり、孤立感を弱めたりするサポートプログラムを行っている。


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12月9日(土)のつぶやき

2017-12-10 02:04:49 | 花/美しいもの
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