みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

検証!「ジェンダー関連本の隠ぺいと精査」に異議あり-1/新聞報道で読み解く

2006-05-21 21:19:10 | 「ジェンダー図書排除」事件
わが家のナンジャモンジャちゃんが咲きました。
 
まっしろなライラックもよい香りです。
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福井県生活学習館の図書隠ぺい事件について、
情報公開請求していますが1ヶ月延期ということなので、
現時点で知り得た情報だけで、
なにが問題かを検証したいと思っていました。

昨日午後、新聞各紙を時系列で整理しがてら、まとめてみました。
これ以降は、最後まで文字ばかりです(笑)。
関心のある方はお読みください。

-------------------------------------------------
検証!「ジェンダー関連本の隠ぺいと精査」に異議あり-1


【発端】
近藤推進員は、そこに置いてあった『ジェンダーを科学する―男女共同参画社会を実現するために』(松本伊瑳子・金子篤子編)を手にしたところ、その過激な内容に驚きを覚えたという。(4/28世界日報)

【指摘内容】
・近藤推進員は、家族解体まで目指す本を県の予算で運営する生活学習館に置くのは理解できないとして、福井県男女共同参画条例の第九条に基づき、昨年十一月、西川一誠知事あてに苦情申出書を提出。同書を含め幾つかの過激な図書の排除を要請した。(4/28世界日報)
・近藤推進員は・・・およそ男女共同参画とは無縁の書物が多数あることに 気付き、その必要性が非常に疑問視される書籍リストを作成。県議会議員や地元紙などに問題提起してきた。(4/28世界日報)
・近藤推進員は、「政府や自民党は、基本計画改定に基づき地方の男女共同参画センターの書籍や講師選びが適切に行われているか、もっとチェックすべきだ」と述べる。(4/28世界日報)
・昨年秋、推進員が「家族解体までを目指す内容の書籍 などがあり、過激すぎる」と指摘し、数冊について撤去を要請。その後、約150冊のリストを提出するとともに再び撤去を求めてきたという。(5/7読売)
・県内の男性が、性教育やジェンダーをめぐる「過激な本」のリストをあげ撤去するように要請(5/12朝日)
・県民から昨秋、「男女共同参画に不適切で内容が過激である」として・・・・撤去を要請(5/12朝日)
・「昨年十一月に同学習館の企画に携わっている学習事業推進委員の一人から県に申し入れがあり」「過激で性的な表現のある書籍は置かない方がよい」との指摘を受け(」5/12中日)
・「家族の解体を目指すなど内容が過激」と指摘する書籍リストを作り、撤去を要請(産経5/12)
・昨年11月、男女共同参画推進委員の一人から「男女共同参画の趣旨にそぐわない」「内容が過激」などの指摘を受けた(5/12福井)
・近藤推進員は、家族解体まで目指す本を県の予算で運営する生活学習館に置くのは理解できないとして、昨年十一月、西川一誠知事あてに苦情申出書を提出。同書を含め幾つかの過激な図書が「県が進める男女共同参画と相いれない」として、その排除を要請した。(5/15世界日報)
・昨年11月、県男女共同推進委員の一人から「ジェンダーフリーの思想が行過ぎている」「男女共同参画の趣旨にそぐわない」「などと約150冊の撤去を求められ(5/17福井)
・県の男女共同参画推進員の男性が昨年11月に、「男女共同参画推進に不適切で内容が過激」(5/17朝日)
・「ふさわしくない本がある」と指摘し、リストをあげて撤去を要請(5/17読売)。
・県民から「ふさわしくない本がある」との指摘を受けたため(5/17毎日)

【経過】
・担当職員が「男女共同参画にはいろいろな考えがあり。県民への情報提供は必要」と回答した。(5/12朝日)
・こうした中で今年三月、この種の書物、約百五十冊が同センターの書棚から排除されたのである。(4/28世界日報)
・3月下旬、リストの書籍が棚から降ろされ、現在は職員が執務する事務室に置いている(5/4読売)
・3月下旬、情報コーナー書架から貸し出しカウンター近くの事務室に移した。(5/12福井)
・3月下旬に書架から外し、貸し出しカウンター近くの事務室に移していた。(5/17福井)
・男性からは申し入れが繰り返され、今年3月「リストの本が適切かどうか検討するため、事務室に一時移動した(5/12朝日)
同館は3月末に、これらの書籍を書架から事務室内に移していた(5/17朝日)
・三月末、情報ルームの蔵書のうち、男女共同参画関係の約150冊を、書架から撤去していた(5/12中日)
・要請を却下していたが、今年三月、この種の書物、約百五十冊(3面に一覧表)が同館の書棚から排除された。(5/15世界日報)
・撤去された図書は、一般の人の目に留まらない倉庫のような所に保管されている。(5/15世界日報)

【県の言い分・判断】
・男女参画・県民活動課の宇野真理子課長(当時)は 「男女共同参画に関する考え方についてはさまざまなものがあり、それらに関する情報の提供は学習するうえで必要である」と書面で回答。(4/28世界日報)
・宇野前課長(現在、総務部企画幹)は、「政府の基本計画改定で、男女共同参画が目指す方向がより明確になった。それを受けての措置」と述べ、「今後も県民の声に耳を傾けながら柔軟に対応したい」と語った。(4/28世界日報)
・本家明美・男女共同参画推進課長は「宇野課長(当時)から排除するように指示があった。排除した本は、一般の人の目に留まらない倉庫のようなところにある」。(4/28世界日報)
・「どのような情報提供の方法がよいかなどを 検討するため、一時的に棚から降ろした。どの本も貴重な資料だと認識している」(5/4読売)
・「内容を確認するために一時的に移動しただけで撤去ではない。近く書架に戻す予定だった。内容に問題は見つかっていない」(5/12朝日)
・県生活学習館は本を書架に戻す方針で検討(5/12中日)
・確認作業を間もなく終え、近く書架に戻す(5/12福井)
・「行政が思想的、宗教的な観点から書籍を選別できないことは自覚している。今回は委員の意見に真摯に対応、確認するため一時、棚から下ろした.本はすべて元に戻す方針」(5/12福井)
・「県民の真摯な意見に応じて中傷や人権侵害がないか、書架から移して一冊ずつ中身の確認をしており、撤去ではない作業を来週にも終え、問題がなければ元の書架に戻す」(5/12読売)
・蔵書を戻す方向で検討している(5/12県民福井)
・男女参画・県民活動課の宇野真理子課長(当時)は、男女共同参画に 関する考え方についてはさまざまなものがあるとし、「学習する上で必要である」と要請を却下していたが(5/15世界日報)
・「読む人によって本の解釈が異なるのは当たり前。さまざまな意見がある中で認識を深めてもらうことを目的に蔵書を選んでいる。(5/17福井)
・「決して撤去したわけではない。行政の立場として蔵書を撤去することはあり得ない。確認作業の途中だった」(5/17福井)

【精査内容】
他人のひぼう中傷や公益を害する内容がないかをチェックした(読売新聞5/17)
個人へのひぼう中傷や人権侵害、暴力的表現などの公益を著しく阻害するものがないかどうかを確認した(毎日新聞5/17)
・県民の指摘を受け、著しい人権侵害などがないかも含めて再確認していた。(5/17福井)

【精査結果】
・県男女参画・県民活動課は「公益を害するような記述はなく問題はなかったと判断した」(朝日5/17)
他人のひぼう中傷や公益を害する内容がないかをチェックした結果、すべて問題がなかったとした。今後は、書籍購入の選定基準の設置を検討するとし、定池りゆ子館長は、「これまでは他県の施設が購入している本などを参考にしていた」と話している(読売5/17)
・内容を精査し「問題がないことを確認した」(毎日5/17)
・いずれも全国で流通している一般的な本で、内容に問題はなかった(5/17福井)

【現状および対応】
・書籍を書架に戻し、16日から一般公開を再開(毎日5/17)
・県はこれらの書籍を16日、元の書架に戻した。(朝日5/17)
・県はこれらの書籍を1カ月ぶりに元の書架に戻した。(産経5/17)
-----------------------------------------------------
以上、報道されていることが事実だとすると、
以下のような事実関係が浮かび上がる。

 昨年11月、福井県生活学習館で企画に携わっている学習事業推進委員(男女共同参画推進員)の近藤推進員は、ある日、同学習館で一冊の本を手に取り、その過激さに驚き、家族解体まで目指す本を県の予算で運営する生活学習館に置くのは理解できないとして「福井県男女共同参画条例」第九条に基づき、西川一誠知事あてに苦情申出書を提出。同書を含め幾つかの過激な図書の排除を要請した。
 県男女参画・県民活動課の宇野真理子課長(当時)は 「男女共同参画に関する考え方についてはさまざまなものがあり、それらに関する情報の提供は学習するうえで必要である」と書面で回答し、要請を却下。近藤推進員はショックを受けたが、その後一日がかりで、「男女共同参画の趣旨にそぐわない、不適切で内容が過激な」150冊の書籍リストを作成、提出した。その後も近藤推進員は撤去の申し入れを繰り返し、県議会議員や地元紙などに問題提起してきた。近藤推進員は「政府や自民党は、基本計画改定に基づき地方の男女共同参画センターの書籍や講師選びが適切に行われているか、もっとチェックすべきだ」と述べる。
 当初、要請を却下していた県は、3月下旬になって、「男女共同参画推進に不適切」と指摘を受けた150冊のすべてを同館の書棚から撤去した。排除の理由として、宇野真理子課長(当時)は「政府の基本計画改定で、男女共同参画が目指す方向がより明確になった。それを受けての措置」と述べ、「今後も県民の声に耳を傾けながら柔軟に対応したい」。本家明美・男女共同参画推進課長は「宇野課長(当時)から排除するように指示があった。排除した本は、一般の人の目に留まらない倉庫のようなところにある」という。
 定池りゆ子館長によると「委員の意見に真摯に対応し、個人へのひぼう中傷や人権侵害、暴力的表現などの公益を著しく阻害するものがないかどうかを確認するため一時、棚から下ろし確認作業の途中だった」。わたしたちが抗議文を提出した5月11日には、本は事務室にあり、「中傷や人権侵害がないか、書架から移して一冊ずつ中身の確認をしており、作業を来週にも終え、問題がなければ元の書架に戻す方針」だったという。
 5月16日、150冊の書籍のチェックを終えて、すべて問題がなかったとして、本を書架に戻し一般公開を再開した。
 館長は、「これまでは他県の施設が購入している本などを参考にしていた」が「今後は、書籍購入の選定基準の設置を検討する」と話している。

昨日には、知事も誠実に回答書を出したし、
で、「めでたしめでたし」で終わると県は思ってるかもしれないけど、
この事件には「そうは問屋がおろさない」問題点、矛盾点がたくさんある。

まずは、昨日も指摘したが、知事回答との矛盾。
西川一誠福井県知事は(5/18知事回答)
「関連書籍等の整備につきましては、選定基準を設け
適正に購入・配置しているところです。」

いっぽう、定池りゆ子館長(5/17読売新聞)は、
今後は、書籍購入の選定基準の設置を検討するとし」
「これまでは他県の施設が購入している
本などを参考にしていた」と話している。(5/17読売新聞)

うそをついているのはどっなのか、ちゃんと説明してほしいものだ。
「選定基準」があったのか、なかったのかでも問題点は異なる。

もう1万字の上限字数に余裕がないので、
とりあえず事実関係を挙げるだけで、
解析と検証は次の記事にまわししたいが、
この事件については、以下のような伏線がある。

近藤推進員の撤去要請の約1カ月前、
自民党新政会の小泉剛(よしやす)議員がこの問題を議会でとりあげている。

2005年10月4日(火)、福井県議会・予算特別委員会質疑において、
小泉委員が「ジェンダーフリーについて」、教育長に対して
福井の生活学習館の図書に関しての、質疑をしている。

福井県議会HP

(ジェンダーフリーについて)平成17年予算特別委員会質疑
◯(119)小泉委員  ・・・・・・・・・・(略)・・・・・・・・・・福井の生活学習館、あそこの図書のところに「結婚帝国 女の岐れ道」という本がある。これは読んでいただきたいということで並んでいる。ちょっと興味があったので引っ張り出して、上野千鶴子さんとかの先ほどの研究会の中身も書いてある。この中を見ていると、「第3章、愛はなくてもセックスできるは常識なのに」という問いかけで話をしている。あるいは「第5章、去勢しない限り暴力は続くのか」、こんなことで書いてある。その本をあそこに並べて、これは読んでいただきたいという。読む人によってはいい教科書にする人もあるだろう。しかし私は、いかにもあそこに興味本位で並べてあるような気がしてならなかった。これは別に揚げ足を取るわけではないけれども、あそこの、言うなれば管理運営はどなたがしているのか。恐らく、私は知らないが、ユー・アイふくいという看板があるのだから、そこではないかと思うのだが、ああいうところは一般の社会教育関係、あるいはボランティア、あるいは婦人教育関係者が非常に集まるところで、いつもあそこでいろいろな会議等が開かれている公的な場所である。ああいう場所を、ここでどこが担当しているのかはわからない。しかし、どう見ても社会教育であれ、学校教育であれ、あるいは家庭教育であれ、ああいうところを利用することだけは事実である。そうなると、やはり時には目を向けてみて、それでどういう状況かということを見るのも、非常に大事なことだと思うがどうか。

◯(120)教育長  ジェンダーとかジェンダーフリーという言葉であるけれども、これの学校現場での基本の姿勢、スタンスだけれども、紛らわしいというか、ジェンダーにしてもジェンダーフリーにしても、ある種の紛らわしさが残る、あいまいさが残るというようなことで、言葉は使わないようにという指導を徹底しているつもりである。当然、学校だから男女平等意識の育成とか、男女共同参画社会云々というような指導を行っているけれども、こういった面については、過去に行き過ぎた事例があったこともあり、事実2年か3年前にそういうのがあって厳重な注意をしたことがある。大事なことは、先ほども申し上げたが、やはりバランスとか中庸、行き過ぎないということだと思う。いろいろなチャンスをつかまえて、どこであれ、こういった話については行き過ぎた現象があれば、しかるべきチェックというか、いろいろな指導もしてまいるし、またそういう話もしていきたいと考えている。(以下略)


7月1日の「予算特別委員会」では、自民党新政会の他の議員が
「ジェンダーフリーについて」教育長に質疑をしている。
この問題の発端は、すくなくとも近藤推進員が、
「ある日、生活学習館で一冊の本を手に取りその過激さに驚き」
ということではなさそうである。

つ・づ・く


 
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速報!福井県知事から回答が届きました/福井県図書隠ぺい事件

2006-05-20 21:26:53 | 「ジェンダー図書排除」事件
秋に種をまいたコーンフラワーも咲き始めました。

色とりどりの花が風にゆれています。
  
来年はこぼれ種で花いっぱいになるといいな。

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とりあえず、
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本題ですが、
福井県生活学習館で、男女共同参画関連図書150冊が
書架から排除された事件で、今大地さん他2団体44名で
5月11日に、福井県知事宛の抗議文を提出していました。
福井県に住民監査求と抗議文提出(5/12記事)

この抗議文に対し本日、福井県知事から
以下の回答書が今大地さんに届きましたので紹介します。


--------------------------------------------------------------
                          男女県第125号

                          平成18年5月18日
今大地 晴美様
他2団体44名の皆様

                        福井県知事 西川 一誠

          抗議文への回答について

 生活学習館は、男女共同参画のための活動の場の提供、男女共同参画に関する講座・研修会等の開催、調査研究、情報の提供を行っており、1階の情報ルームにおいて関連書籍等を配置し、県民の皆様への閲覧・貸出を行い、男女共同参画に関する学習機会の提供を図っています。
 関連書籍等の整備につきましては、選定基準を設け適正に購入・配置しているところです。先般、県民の方からの指摘を受け、個人に対する誹謗中傷や他人の人権の侵害等公益を著しく阻害するような内容がないかなど再確認を行いましたが、著書の思想的、宗教的、政治的立場について確認したわけではありません。
 なお、この確認作業中においては一時的に閉架の扱いとしましたが、県民の皆様からの要望があれば、いつでも閲覧・貸出ができる体制を整えておりました。
 現在は、当該図書の確認作業を終了し、全ての書籍を元の書棚に戻しております。
 男女共同参画に関する考え方については様々なものがあり、今後も書籍の適正な配置に努めてまいりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
--------------------------------------------------------------------


こちらは、5月11日に提出した知事宛の抗議文です。


------------------------------------------------------------
       抗議文 
                    2006年5月11日

福井県知事 西川一誠様
                 敦賀市議 今大地 晴美  他 2団体 44名 

 福井県の男女共同参画センターの役割を担う福井県生活学習館において、本年3月に、上野千鶴子さんらの著書150冊が書架から排除されました。
 本家明美・男女共同参画課長によると、「本は排除したのではない。一県民からの要請があり、検討するために移動しただけである。」とのことですが、何を、いつ、誰が、どのような基準で検討するのかということも、明らかにされておらず、3月に排除されたままの状態が今も続いています。
 また、新聞報道(4月28日付世界日報、5月4日付読売新聞、5月10日付中日新聞)には、150冊のうち21冊の書籍名・著者名が記載されているにもかかわらず、150冊の書籍リストの公表を求めたところ、行政情報であるから公表はできないとの回答でした。
 同生活学習館の図書は、県民の貴重な税金である県予算の一般財源のうちの備品購入費で購入されたものです。それらの図書のうち150冊が、県民の目に触れない場所に排除されていることは、県民の閲覧に供する備品として図書購入された本来の目的を無にする行為であり、行政職員による県有財産の管理を放棄する違法な行為です。
 思想の自由、表現の自由は憲法に定められた基本的人権であり、同時に、憲法で禁止された検閲である今回の150冊の図書排除について、わたしたちは見過ごすことはできず、今回の図書排除の行為に対し、強く抗議するものです。
 排除されたままになっている図書150冊については、速やかにもとの書架に戻されるよう、強く要望します。  
============================================================


今日届いた知事の回答にある
「個人に対する誹謗中傷や他人の人権の侵害等公益を
著しく阻害するような内容がないかなど再確認」する行為こそ、
憲法が禁止する「思想の自由の侵害」すなわち
「検閲」そのものではないのでしょうか?
推進員の指摘を真に受けて、検閲するなど、
これほど著者と読者を侮辱したことはないのではないかと
わたしは思います。

とはいえ、150冊すべてに
何も問題がないと再確認したというのですから、
推進員の指摘は「言いがかり」という結論が出た、ということです。
抗議と監査請求を受けてあわてて戻した、
ということなのでしょうか。

また、知事の回答では、
「選定基準を設け適正に購入・配置しているところです」
と書いてあるんですが、5/17付け読売新聞には、
今後は、書籍購入の選定基準の設置を検討するとし、
定池りゆ子館長は、「これまでは他県の施設が購入している
本などを参考にしていた」と話している
と書いてあります。
「選定基準はこれから作る。今までは他の施設の本を参考にしてた」
って趣旨だと思うんですが・・・・??? ヘンですね。

このことに関しては明日、新聞報道を元に、
事実関係と問題点を検証する予定。

以下は、同時に届いた「公開決定期間延長通知書」です。

わたしたちが5月2日付けで、情報公開請求していた公文書について、
「内容の確認に相当の日数を要するとともに、
祝日等をはさみ事務処理の日数が不足するため」
6月15日まで、1カ月の期間延長を決定した行政処分。

請求文書が多岐にわたり、かなり多いので、気長に待ちましょう。

 

右は3人連名だったので、文書不備でということで、
「委任状」と補正を求められています。
岐阜県では、連名の公開請求は通常ですし、
7月の鹿児島県の事件でも連名での請求が認められましたので、
福井県が「遅れている」と言わざるをえません。

ご参考までに、わたしたちが請求した文書です。

【5月2日 福井県知事に情報公開請求した文書リスト】
○ 世界日報の記事に関して、県の作成取得した文書の一切
  (執務記録や旅費・日当・食料費などの公金支出関係も含む)。
○ 世界日報の記事に載っているリスト及びそのリスト作成に関して、
県の作成取得した文書の一切(同)。
○ 提供された150冊のリスト及びそれに対する県の対応を記録した文書。
○ 生活学習館の設置及びに関する諸規定の全て。
○ 県の当該の施設の概要と個別スベース(室、フロアー、カウンター、書架など)の管理にかかる名称や目的が分かる文書。
 個別スベースの収容あるい書籍など所蔵能力が分かる文書。
○  県男女共同参画推進委員会の設置に関する条例あるいは要綱など。
  委員の名簿。委嘱状などに相当する文書の控え。
  会議および費用弁償などの記録の一切。
○ 1階から2階への移動の意思形成と意思決定が分かる文書並びにその後の文書の管理や検討の記録。
○ 本件に関連する知事からの事務委任の各担当者の職及び氏名(H17年度、18年度)。

(追加) 
○備品台帳(図書・ビデオ・テープ等備品の目録)


福井県に申し入れ・監査請求/情報公開(てらまち・ねっと5/12記事)

今後も、この件について入手した情報はすべて公開しますので、
図書排除事件のゆくえをご注目ください。


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雪餅草・立浪草・モッコウパラ&ハーブと花の種蒔き

2006-05-20 15:11:34 | 花/美しいもの
薄墨桜を見に行った帰りに、
谷汲山の参道の山野草店で、
「雪餅草(ユキモチソウ)」を買ってきた。
3鉢のうち二つは白いお餅が真ん中にある花が咲いてて、
一つだけ芽が出たばかりだった。
家で咲かせたいからとその鉢を買ってきたら、
似てるんだけど、お店で見た雪餅草じゃないみたい???

  
これは雪餅草なんでしょうか?
分かる人、おしえてください。


紫蘇葉立浪草(シソバタツナミソウ)は、
アマドコロの下で小さな紫の花をつけている。
近くで見るととってもきれい。
  

  

  
雨にぬれるシランとアジサイのつぼみ。
  

今日も雨。外で仕事ができないので午前中は家で
高温を好む夏のお花やハーブの種を蒔いた。
 
千日紅は、長く咲くしドライフラワーもきれいなので、
今年は、いろんな品種の種を見つけて買った。
種を屋内でまくときは、ゴールデンピートバンがいい。
  
水をたっぷりと含ませて種をまいておけば、
発芽まで何もしなくていいから簡単。
バジルとコスモスは、ピートと腐葉土をふるって、
箱まきした。やはり水は下から吸わせる。
  

子どもたちから届いたバラが咲き始めた。
 

前から欲しかった黄モッコウバラ。
白花はまえに買ったので、これで両方そろった。

お部屋中に、ティローズに似た
さわやかなよい香りが満ちている。

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ブログ記事も「花・ガーデニング」に復帰。

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シンポジウムのチラシをめぐって~福井県生活学習館との信じられないお話-1

2006-05-19 20:25:07 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
走り梅雨とはいうけれど、
雨ばかり続くとうっとうしいしお日様が恋しい。
身勝手なわたし。
  
どんよりとした空にも、一日花の紫露草がうつくしい。
いまを咲く花、見るわたし。

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ということで、畑仕事もできないので、
たまった新聞の整理をしながら、
ここ数日の話を忘れないうちに書いとこうと思います。
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7/8「政治を市民の手に」シンポジウムのチラシをめぐって、
図書排除事件の渦中にある「福井県生活学習館」との間で、
こんな信じられないことが起こりました。

すでに「む・しネット」blogに書きましたが、
ことの発端はこうです。

一昨日、福井県のスタッフ(シンポのパネラー)が
福井県生活学習館にチラシを置いてほしいと持参しました。
主要な県の女性センターには、どこもお願いに行っているのですが、
今回の「図書隠蔽事件」で福井だけ遅れていたのです。
7/8シンポジウムは、広い範囲を対象に開催するので、
少しでも多くのひとに知らせたいとの想いです。

最初の窓口対応は話にならないくらいひどいもので、
チラシは預かりになり、事務局のわたしが話を引き継ぎました。
その後、主催者の窓口であるわたしと、
対応した生活学習館・企画管理課長・広部氏と電話で話しました。

さいしょ、氏名と所属を聞いても「生活学習館です。
そんなことどうして必要なんですか」と、めちゃ不愉快な対応。
「あなたが館長なのですね」と念押ししたらやっと名乗る始末。
「これは図書排除事件で抗議したことへの嫌がらせですか?」
と聞くと、けっしてそうではない、とのこと。
彼の言い分では、主催団体や内容がよく分からないので、
主催者の活動内容の確認をしたいから預かっただけ、ということ。
わたしは「む・しネット」は女性の政治参加をすすめる市民グループで、
福井県男女共同参画推進条例の第14条
(政策等の決定過程における男女共同参画の推進)に
むしろ合致している活動であること」
「長年の地道な活動で女性センターの講師に呼ばれたり、
一定の社会的評価も受けている」と説明しました。
(彼はおどろくことにこの県条例を知らないとのこと)。
活動を知りたいといわれ規約や活動などをITで見てもらい、
特定の政党でも政治活動でもないし、問題はないと確認しました。
意思決定するのは館長ということだったので、
ではご検討をよろしく、と電話を終えようとすると、
「県主催以外のチラシを置いた前例がない」と言いだされ、
わたしは「こんなとこにも置いてもらってますよ」と例をあげました。

電話を切って10分ほどして広部氏からいきなり
「○○は置いてないじゃないですか」
「持って行ったけど断られたんでしょ」と勝ち誇ったように
電話がかかり、わたしは、びっくりぎょうてん(目が点)。

「なんのことですか? いきなり失礼じゃないですか!
○○は持っていったと聞いていますが・・・・??」
と抗議しましたが、彼はわたしが名前を挙げてもいない女性センターにも
電話をしたらしく、わたしがウソをついていると言わんばかり。
なんと!彼は電話を切ってすぐ、電話で確かめたらしく、
それも確実においてありそうな中部近辺には聞かずに、
遠方や関係ない施設ばかり。言いがかりとしか思えません。
置きたくないと、はっきり言えばよいのに、
と、その非常識さに、わたしもムカムカ。

他に置いてあるというのも信用できないと言わんばかりに
チラシが置いてある公的施設のリストを要求されました。

アホらしくて話になりませんが、こちらもお願いする立場ですから、
いちおう、ていねいに「なぜ必要なのですか?」
「何につかうのですか?」と聞いても「参考にしたいから」の一点張り。
それも、もう5時を過ぎたので自分は帰るから、
夜のうちに24時間稼動のFAXにいれとけ、と。

さすがに、
争いごとが嫌いなわたしも切れました。
売られたケンカは買わなくちゃ、ね(笑)。

「わかりました。夜のうちにリストアップしてFAXに入れとけ、
ということなのですね。○○についても、事実関係を確認しますから、
明日わたしがウソをついてるのかはっきりさせましょう。
今後、このような対応が続くなら、差別的扱いということで、
福井県男女共同参画推進条例21条(苦情の申し立て)をします。
館長にもそのことをお伝えください」と電話を切りました。

念のため、チラシを置いた約50カ所の施設は把握しましたが、
リストは送らず、昨日朝一番で、抗議の電話をかけました。

断りたいなら、会館独自のルールや判断で断ればよいわけで、
他の施設のリストを市民に要求するという発想自体が、
とんでもない非常識だとも気づかない。
本を排除して検閲してけっきょく戻すことになっても、
なお「官僚体質、検閲体質」は改まっていない。
それどころか、「女性センター」「男女共同参画」以前の、
公務員としての基本のき(やってよいこと、いけないこと)
が分かっていないのではと思います。
実際に行かれたスタッフはもっと不愉快な思いをされたことでしょう。

ということで、昨日あさ一番で電話をしたら、
彼ではなく、白崎副館長が対応されました。
前日の広部氏の対応を、不愉快な思いをさせて申し訳ないと平謝り。
館長と相談して、チラシを置くことに決定したから、ということ。
チラシは晴れて置いていただけることになりました。

とはいえ、これにて一件落着、とはなりませんでした。

くだんの傲慢な広部氏のおかげで、不愉快な話はつづきます・・・・・。
--------------------------------------------------------------

締めは、
おいしい話でおわりたいので、
昨日食べたおいしいサラダを紹介します。


ルッコラと春キャベツのサラダ。
みずみずしくてピリッと辛くて、
ルッコラのごまの香りがサイコー。
ドライトマトとナッツをトッピングして、
シソドレッシングでいくらでも食べられます。

 
おなじみのアスパラガス。
バター焼きもありました。
  
ほかにも、ホッキ貝とか,イカの炊いたのとかありましたが、
めでたくお腹のなかです。

ではまた明日まで、ごきげんよう。

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夏野菜アラカルト/トマト・なす・ウリ・カボチャ・トウモロコシ・ルッコラ

2006-05-18 20:19:17 | 有機農業/野菜&ハーブ
やっと畑のことがお知らせできます。

きのう、味来(ミラクルコーン)の植え付けと、
バナナウリ、落うり、ストロベリートマト(蛍のたまご)の
種まきをしました。
すくなかぼちゃも播きたいと探したんだけど、
冬の間に腐って、かぼちゃを処分しちゃったみたい。

味来は、トウモロコシの中では最高においしいんだけど、
発芽しにくいのでパスしようと思っていた。
他のひとのブロクを見てたらつくりたくなって、
確実に育てるために、苗をつくって植えることにした。
苗トレイは2枚作って、植え場所を、2カ所に分けた。

  
こちらは、ルーシー(ホワイトコーン)のとなり。
50穴のトレイに、ちょうどよい具合に育っている。
  
交雑して他品種の花粉がつくと、味がわるくなるんだけど、
早くに苗を植えたから、花が咲く時期が2週間ほどずれる。

ウリ類のたね蒔き

ウリ類の苗は連休に植えたんだけど、
苗を売ってないバナナウリと落うりは種を取りまきした。
去年たべて一番おいしかったウリの種をとっておいたもの。
確実に育てるために一穴10粒くらいもまいてしまった。
買う種は高いから、こんなことはできない。
  
トンネルは暑くなり過ぎて、昨年失敗したので、
今年は市販のホットキャップをかぶせた。
これだと中がよく見えるので、つごうがいい。
うんいい感じだ、とひとりで満足(笑)。

こちらはともちゃんが植えたウリとカボチャの苗。
  

トマト・ナス・ピーマンもすくすくとそだっている。
  

ブロクネタにもなるしトマトは大好物なので、
ことし初めて、トマトの雨よけ栽培に挑戦。
ともちゃんと市販のミニパイプハウスを立てた。
  

わたしは支柱を立てるとこだけ、ちょこちょこと手伝って、
あとは、ネギとジャガイモの土寄せに。
土がフカフカなのですぐ済んだけど、ちょっと疲れた。

  

夕方、ナンジャモンジャの花を撮りにいったら、
山の下の畑の、去年のマルチの穴にばらまいておいた
ルッコラも食べごろに。
  

きょうはあと一仕事してから、ルッコラと春キャベツのサラダ。
それと、ふたりで食べ切れないほどのとりたてアスパラガス。

野菜好きにはたまらない、春の味覚ばかりです。

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ジェンダー関連本が書架に戻った!とはいえ、問題は続きます・・・・・

2006-05-18 14:04:33 | 「ジェンダー図書排除」事件
またまた、福井県生活学習館の続報です。

昨日、福井新聞を紹介しましたが、
朝刊各紙に「書籍が書架に戻った」との記事が掲載されています。

まずは、朝日新聞の記事です(5/17付)。

-----------------------------------------
「ジェンダー書籍」戻る 県生活学習館
内容確認「問題ない」

 県生活学習館(福井市)の書籍コーナー約2600冊のうち、上野千鶴子・東大大学院教授の著書など男女平等やジェンダー、性教育などを論じた約150冊が書架から撤去されていた問題で、県はこれらの書籍を16日、元の書架に戻した。県男女参画・県民活動課は「公益を害するような記述はなく問題はなかったと判断した」としている。
 県によると、県の男女共同参画推進員(計28人)を務める男性が昨年11月に、「男女共同参画推進に不適切で内容が過激」と指摘し、リストをあげて撤去を要請。同館は3月末に、これらの書籍を書架から事務室内に移していた。
 このため、今月、敦賀市議の今大地晴美さんが書籍の表題や撤去理由を情報公開請求。書架に戻すことなど求めて鑑査請求もしていた。これについて、同館は「内容を確認するために移動しただけで撤去ではない」と説明していた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
撤去の判断理由問う公開質問状
館長に市民オンブズ

 県生活学習館の書架からジェンダー関係などの書籍行く150冊が撤去された問題で、市民オンブズマン福井は、定池りゆ子館長に書籍撤去の判断理由を問う公開質問状を郵送した。
 質問状は15日に送付。書籍撤去は誰がどのような理由で判断したかや、長期間にわたる撤去の理由について回答を求めている。また、書架に置く書籍の選定基準や、撤去した書籍の内容についてどのように検討したのかもただしている。(朝日新聞2006.5.17)
----------------------------------------------------------


つづいて、読売新聞と毎日新聞(いずれも5/17)です。

------------------------------------------------------
撤去の図書150冊戻す  県生活学習館
「表現に問題なし」

 県の男女共同参画推進員指摘を受けて、県生活学習館がフェミニズムや性教育関連の書籍約150冊を撤去した問題で、同館は書籍を書棚に戻し、16日、閲覧を再開した。
 同館によると、「過激すぎる」などと指摘された書籍について、他人のひぼう中傷や公益を害する内容がないかをチェックした結果、すべて問題がなかったとした。今後は、書籍購入の選定基準の設置を検討するとし、定池りゆ子館長は、「これまでは他県の施設が購入している本などを参考にしていた」と話している。
 県内では、約700冊の蔵書がある越前市男女共同参画センターは選定基準を設けており、年3回の選定委員会で購入する書籍を決めている。
 一方、市民オンブズマン福井(吉川健司代表幹事)は16日、同館に対し、撤去を判断した根拠などについて公開質問状を送付したと発表した。質問状では▽書籍撤去の判断をした責任者の明確化▽書籍選定の基準と判断の手法▽書籍を戻す方針を決めた経緯-などについて、31日までに回答を求めている。
(読売新聞 2006.5.17)

============================================================
撤去の書籍、公開再開 
「精査で問題なし」 県生活学習館
 
福井県生活学習館(福井市下六条町)がジェンダー(性差)関係の書籍など約150冊を撤去した問題で、同館は内容を精査し「問題がないことを確認した」として、書籍を書架に戻し、16日から一般公開を再開した。
 同館によると、県民から「ふさわしくない本がある」との指摘を受けたため、個人へののひぼう中傷や人権侵害、暴力的表現などの公益を著しく阻害するものがないかどうかを確認したという。
 また、市民オンブズマン福井は同日、一時撤去した理由などを明らかにするよう同館の定池りゆ子館長に公開質問状を送付。理由のほか、▽書籍の選定基準▽男女共同参画推進員との協議経過▽書籍の精査結果▽今後の対応--などについて今月末までの回答を求めている。【兵頭和行】
(毎日新聞 2006.5.17)
------------------------------------------------------------

ちょっと長くなるのですが、
「公開質問状」の記事で、以下は中日新聞。
-------------------------------------------------
 福井市にある県生活学習館の蔵書のうち約150冊が男女共同参画推進員の指摘を受
けて書架から撤去されていた問題で、市民オンブズマン福井(吉川健司代表幹事)は
16日、同館の定池りゆ子館長あてに公開質問状を送ったと発表した。
 「撤去の判断」「書籍の選定」「男女共同推進員」など5項目について質問してい
る。本の撤去を判断した理由や今後、書籍を購入する際、利用者の意見が尊重される
のかなどのほか、今回の事態についてに市民への説明を求めている。
 同館では、撤去した書籍を15日に書架に戻した。定池館長は「関係部署と協議して
回答したい」とコメントしている。
(中日新聞 2006.5.17)

============================================================


東京サイドの動きとして、「内閣府に申し入れ」の記事(毎日新聞5/17)も。

福島氏らの図書、福井県図書館で撤去、内閣府に申し入れも


その後、福井県生活学習館では、「む・しネット」との間で、
7/8「政治を市民の手に」シンポジウム(浅野史郎さん基調講演)
のチラシをめぐって、とんでもないことが起きました。

つ・づ・く。

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速報!図書隠蔽事件で「公開質問状」提出/市民オンブズマン福井

2006-05-17 13:13:05 | 「ジェンダー図書排除」事件
福井県生活学習館での「図書隠蔽事件」の速報です。

5月15日(月)に、
福井県は150冊の本を生活学習館の書架に戻しました。


昨日(5月16日)には、「市民オンブズマン福井」が
生活学習館の定池りゆ子館長あてに公開質問状(5/15付)を提出しました。

以下は、公開質問状の全文です(許可を得て転載)。

------------------------------------------------------------
                       2006年5月15日
福井県生活学習館
館長 定池りゆ子様
                       市民オンブズマン福井
                       代表幹事 吉川健司

           福井県生活学習館において書籍が書架から
           撤去されたことに関する公開質問状

 福井県生活学習館にあるジェンダーや性教育関連の書籍約150冊が、書架から撤去されたことに関して、知る権利、行政の情報公開と説明責任の徹底を進める市民オンブズマンとして、本件に関し下記の5項目について、特に館長のお考えを明らかにしていただきたく公開質問をいたします。
 つきましては5月31日(水曜日)必着の郵送にてご回答をお寄せくださいますようお願い致します。

                    記
1.書籍撤去の判断について
 本件の発端は男女共同参画推進員から「男女共同参画の趣旨にそぐわない」「内容が過激」などの指摘があったこととされていますが、福井県男女共同参画推進条例第21条2項によれば「知事は、県が実施する男女共同参画の推進に関する施策または男女共同参画の推進に影響を及ぼすと認められる施策について、県民等から苦情、意見その他の申出があったときは、当該申出に対し適切な処理をするよう努めるものとする」とあります。
1)今回の書籍撤去の実施については、男女参画・県民活動課の指示に拠るものでしょうか。それとも、館長自らの判断に拠るものでしょうか。
2)また、撤去と判断した理由についてもお尋ねします。

2.書籍選定について
1)生活学習館の書架に設置する書籍の選定については、どのような基準と判断に基づいているのでしょうか。
2)なお、今後購入する場合には、館内利用者の要望や意見は尊重されますか。

3.男女共同参画推進員について
男女共同参画推進員は、福井県男女共同参画推進条例17条によると、「県民の協力を得て男女共同参画推進を図るため、男女共同参画推進に係る普及啓発その他の活動を行う」とありますが、今回の指摘について、他の推進員の意見を聞く機会はあったのでしょうか。意見を聞いているのであれば、他の推進員の意見とその対応についてもお尋ねします。

4.書籍を書架に戻す方針について
 5月12日の福井新聞報道に拠ると、館長は撤去した書籍は「すべて元に戻す方針」とコメントしておられますが、指摘された書籍の内容を確認した結果について、いつ、どこで、どのようなかたちで協議検討されたのでしょうか。
 また、長期間にわたり撤去した理由についてもお尋ねします。

5.今後の対応について
 男女共同参画の推進に関することについて、今後も県民等から苦情、意見その他の申出があったときの適切な処理について、どのように努めたら良いとお考えですか。
 なお、今回の処置については、館内利用者をはじめ、県民にその経過を分かりやすく説明するとともに、ことに拠っては謝罪して然るべきだと考えますが、この点についてもお尋ねします。
                       以上 
------------------------------------------------------------


つづいて、公開質問状提出に関連しての、
17日付けの福井新聞です。

---------------------------------------------------------
ジェンダー関連 元戻し閲覧再開
オンブズ福井は質問状  県生活学習館

 県生活学習館は16日、県民から内容が不適切などどして撤去を求められ、書架から外していたジェンダーや性教育に関する書籍約150冊を1ヶ月半ぶりにすべて元に戻し、閲覧を再開した。書籍の排除は思想や表現の自由を妨げる行為として、敦賀市議が住民監査請求している。同館では「内容に問題がなかったため元に戻した」と話している。
 同館では昨年11月、県男女共同推進委員(正しくは推進員=伊東注)の一人から「ジェンダーフリーの思想が行過ぎている」「男女共同参画の趣旨にそぐわない」などと約150冊の撤去を求められ、3月下旬に書架から外し、貸し出しカウンター近くの事務室に移していた。
 これに対し、敦賀市の今大地晴美市議が今月11日、書籍を元に戻すよう抗議文を県知事あてに送付するとともに、県監査委員に住民監査請求を行った。さらに福井市の市民オンブズマン福井は15日付で、撤去を判断した人物や理由についての公開質問状を同館館長あてに送付した。同館によると、報道に接した県内外の人から抗議や賛成などさまざまな意見が相次いでいるという。
 同館の定池りゆ子館長は「決して撤去したわけではない。行政の立場として蔵書を撤去することはあり得ない。確認作業の途中だった」と説明。「読む人によって本の解釈が異なるのは当たり前。さまざまな意見がある中で認識を深めてもらうことを目的に蔵書を選んでいる.県民の指摘を受け。著しい人権侵害などがないかも含めて再確認していた。いずれも全国で流通している一般的な本で、内容に問題はなかった」と話している。
------------------------------------------------------------
(2005年5月17日付福井新聞)

他の新聞にも載っているようですから、
届き次第、続報としてお知らせします。
コメントは記事がそろってから書く予定。

雨がふってなきゃ、これからお百姓仕事。
昨日、初物の春キャベツ(春ひかり7号)と
スナップエンドウがとれました。
  

  

ハクウンボク(白雲木)

そうそう、昨年植えたハクウンボクも咲きました。
エゴノキの仲間で、予想通りのまっしろな花。
  

この木が大きくなったら、すてきだろうな。

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母の日のお花アレンジが届いたよ/寄せ植プレゼントです。

2006-05-16 19:50:27 | 花/美しいもの
郵便局からでっかい荷物が届いた。

「なまもの」って書いてあったので、
「おさかなですか?」って聞いたら、
「お花みたいですよ」とそうっと運んでくれた。



あけてびっくり玉手箱

子どもたちのふたりから、
だいすきなお花のプレゼントでした。



うきうきと箱から出してみると、
切花ではなくて、寄せ植えのアレンジです。
うれし-い



それも、ちゃんとポットに入ってて、
ひとつずつお庭に植えることもできるんです。

  

  

どうわが家のお庭にもよく似合うでしょ。



うれしいプレゼントをありがとう 

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「市民型」選挙の戦い方伝授・・・・/中日新聞(5/14)にも載りました。

2006-05-16 07:35:43 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
  

  

まずは、福井県の図書排除問題の続報でよい知らせ。

昨日、本が書架に戻ったそうです。

「よかった、よかった」で一件落着にしたくないですね。
新しい情報がはいったら、またお知らせします。

本題ですが、
「勝てる選挙! 市民派議員を増やそう」の記事が、
中日新聞(5/14付)にも載りました。

-------------------------------------------------------
選挙の戦い方伝授-市民派議員目指す人対象
岐阜県・山県市議ら

 無党派の「市民派議員」を目指す人を対象に、選挙の戦い方などを伝授する公開講座が13日、名古屋市内で開かれ、岐阜や三重、東京など各地の議員志願者、現職議員らも含めて約30人が参加した。
 岐阜県山県市の寺町知正市議(52)と市民団体メンバーの寺町みどり元旧高富町議(54)が中心になって企画し、講義や討論、質疑応答を通して実体験を披露した。
 組織に頼らない選挙運動については、「意欲が人を動かす。有権者が30万人の都市なら、応援してくれる人が30人いれば勝てる」「5人の仲間と30万円で町議に当選した」などと解説。票を得るコツについては「いかに有権者にメッセージを伝えるか。まちを変えたい、良くしたいという思いが重要だ」とした。
 「会派に所属しないと、勉強や発言の場で制限を受けるのでは」と″無党派の限界″を問う質問もあったが、寺町夫妻は「会派の政策決定に従わざるを得ないなどマイナス面もある。ダイレクトに市民の声を議会に届けられる点では、一人で決断できる無党派の方が良い」「ほかの自治体の議員と交流する中で、政治の勉強は十分可能」などと応じた。          (梅本秀基)
------------------------------------------------------------
(2006.5.14中日新聞)


中日新聞は、けっこう大きな記事。
大きく取り上げてくださって、とってもうれしいです。
(愛知県版ですが写真入りなのでちょっとはずかしい)。

梅本記者さん、ありがとうございます。

でも、
企画/主催は「む・しネット」なんですよー。

「岐阜県山県市の寺町知正市議(52)と
市民団体メンバーの寺町みどり元旧高富町議(54)が
中心になって企画し」、と書かれているのですが、
「寺町知正市議」は、「む・しネット」会員でもなくて
主催者側から、ちゃんと依頼した講師なんですけど・・・・。

昨日の朝日新聞も「寺町知正さんらが企画」となってて、
どの新聞社もカン違いしてるみたいです。

「寺町知正」さんとわたしは、講師という立場で、
それぞれ与えられたテーマで話したんですが、
「寺町夫妻」とひとくくりにされてて、
「  」のなかも、どちらの発言か分からない???

きっと記者さんのあたまのなかは、
「二人でワンセット」でインプットされてるんでしょうね。
別人格なんだけど・・・・。

記事を書いてもらって喜んでるし、
書かれる立場であんまり強いこと言えないんだけど、
わたしと知正さんの発言中心で構成された記事なので、
読む人がカン違いしないように、記事を解説しました。

ついつい編集したくなるわたしとしては、
赤ペン片手にチェックすると、以下のよう。

-------------------------------------------------------
選挙の戦い方伝授-市民派議員目指す人対象
岐阜県・山県市議ら

 無党派の「市民派議員」を目指す人を対象に、選挙の戦い方などを伝授する公開講座が13日、名古屋市内で開かれ、岐阜や三重、東京など各地の議員志願者、現職議員らも含めて約30人が参加した。
 「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」が企画・主催し、岐阜県山県市の寺町知正市議(52)と市民団体メンバーの寺町みどり元旧高富町議(54)が中心になって企画し、講義や討論、質疑応答を通して実体験を披露した。
 組織に頼らない選挙運動については、寺町知正さんは「意欲が人を動かす。有権者が30万人の都市なら、応援してくれる人が30人いれば勝てる」。みどりさんは「5人の仲間と30万円で町議に当選したあれば当選できる」などと解説。票を得るコツについては「いかに有権者にメッセージを伝えるか。まちを変えたい、良くしたいという思いが重要だ」とした。
 「会派に所属しないと、勉強や発言の場で制限を受けるのでは」と″無党派の限界″を問う質問もあったが、寺町夫妻みどりさんは「会派の政策に入ると意思決定に従わざるを得ないなどマイナス面もある。ダイレクトに市民の声を議会に届けられる点では、一人で決断できる無党派の方が良い」「ほかの自治体の議員と交流する中で、政治の勉強は十分可能」などと応じた。
------------------------------------------------------------
(2006.5.16 みどり修正版)


訂正記事を書いてもらうほどの間違いではないので、
関係者として、自分で直してみました。

読み比べてみてください。

ハーブの花たち
  
食べてもおいしくて小花もかわいいマーシュ
  
花と種はさわやかな香りのコリアンダー
  
りんごのような甘い香りのジャーマンカモマイル



またまた「お花」に関係ない記事で、ゴメンナサイ。

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お花たちの登場です/さあガーデニングの再開だ!

2006-05-15 09:26:07 | 花/美しいもの
長丁場の集中講座は無事おわったけど、
昨日は、さすがヘトヘトに疲れた。

とはいえ、参加者から、
「目からウロコ」
「来たときと違う気持ちで選挙に臨めそう」
「頭の中が整理できた」と言ってもらってうれしかった。

車の中でもウトウトしてて、
もらった講師料で買った生ホッキ貝と天然ホタテと
どっさりのアスパラガスとワイン(完熟ナイアガラ)で
夕食をすませてさっさと寝てしまった。

できれば、ブログもアップしたかったんだけど、
夢の中。けさは8時頃まで寝坊。

昨日で仕事が一区切りついたので、
起きてすぐ、この1週間ばかりの
お花の画像を整理した。

  
ベニシダレモミジ   黄金カエデ
  
斑入りアマドコロ(鳴子蘭)   ヒメイズイ

庭の花たち
  
アヤメ   イカリソウ(赤)
  
イワヤツデ   オノエマンテマ   イワウチワ

初夏の花木
  
クロロウバイ   ハクウンボク   ハナミズキ(赤)
  
ヤマボウシ   黄金カシワ    山に咲く藤

さあ、これから
花木センターで買ってきた苗に水をやって庭仕事の復活。
スクナカボチャとバナナメロンの種もまいて、
味来(トウモロコシ)の定植もしなくちゃ。

そとは快晴。
出かけるときにつぼみだったユリノキの花も
そろそろ咲いているかも知れない。

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